魁ゴウ日生まれと酔っ払い鑑定士の思い出と仁義と

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お酒が大好きで数々の失敗もくり返してきましたが、ここ数年はそれも無く平穏に過ごしております。
コロナ禍で外で飲む機会が激減した事もあり、宅呑みオンリーになったら、二日酔いとは無縁になりました。
そうなってくると夕飯のオカズも何となくツマミっぽくなってくるのですが、我が家は全員成人している&全員呑む、ので何の問題もありません。
しかも、飲ませてみて判明したのは、娘が「ざる」でした。かなり飲める方の夫や息子も舌を巻くレベルです。ただ不思議なもので、飲める分、酔っぱらえないのでお酒を飲んでもあまり面白くないみたいなんですね。だから彼女はほとんど呑みません。たまにワインを自分で買って飲んだり、お洒落な名前の付いている缶チューハイなど飲んでおりますが、その正体はザルもザル、大ざるです。ゴリラもビックリ、ってそりゃ大猿ですね。
そんな彼女は実は魁ゴウ日生まれです。魁ゴウ日生まれの人は「文豪」「社長」「女優」といった人々にも多く、異端な才能を発揮する可能性を秘めています。命式によっては普通の天才止まりになる事もありますが、彼女の命式を観る限り、ストッパーとなる「冲」が見当たらないので、大化けすれば、かなりの才能を発揮するはずです。ただし、魁ゴウ日生まれの人は好きな事をするのが良く、嫌な事を我慢しても運気が下がるだけで、場合によっては破滅する事もありますから、単なる天才を期待できないのが何とももどかしいのですが。
好きにさせておいたら何だか最近は色々と異端な才能を発揮しはじめたので、やはり野に置け 魁ゴウ日生まれ

で、こんな感じで吞む時は呑んでいますが、飲んでいる時のルールは「飲酒状態で鑑定をしない」
当たり前っちゃ当たり前ですが、夜にウヰスキーを一杯飲んだ所で依頼を受けてしまったら、一晩寝て、翌朝から鑑定するようにしています。
鑑定が多いとあらかじめわかっている時期は晩酌は控えるようにしていますしね。だからご安心ください。
これを書いていて思い出しましたが、学生の頃のバイト先の古本屋の店長は昼間っから一杯ひっかけているアル中でしたが、自分では物凄い占い師だったんだという事を言ってましたね。某大手百貨店を建てる時に関わったとか何とか言ってましたが、それを確かめる術はなく、その百貨店も今やスーパーに身売りをして名前しか残っていません。
その古本屋は1~2年位で潰れましたが、店主はその後も商店街の飲食店で上手い事タダのみを続けて、とうとう一軒の店はつぶれてしまいました。エスニック系で当時はまだ珍しかったグリーンカレーも食べられた良い店だったんですが。店主の鑑定の真偽はともかくトークは抜群に上手く、色々な人が騙されたり巻き込まれたりしていましたが、私には特に利用価値が無かったか、大きなトラブルに巻き込まれたりすることも無かったですね。奥さんと小さい娘さんもいたけれど、あの子ももうアラサーかな。古本屋、占い師、舞台芸術、と色々やっていたNさん、当時は38歳だったから生きていればもう70近くになっているか。Nさんはどーでも良いですが、奥さんと娘さんは幸せになっていて欲しい。
店主の交友関係で、天竺五郎氏(状況劇場にいた俳優)と何度か呑んだことがあり、なぜか舞台に引っ張り上げられたこともあるけれど、天竺さんはその時既に余命幾ばくもなく、しばらくの後亡くなられました。天竺五郎氏は姓名判断もできたようで、グリーンカレーが美味しかった店のテーブルで鑑定していただいたのですが、結果はどうなったかというと、まあ天竺氏の言う通りでした。だからといってあの時、現在に至る運命を変えた方が良かったかというと、あったかもしれない人生より、今までの生き方で良かったと思っています。運命に流されるのでも、逆らうのでもなく、色々あっても結局は何とか乗り切れたような気はしますし、それでよかったとも思います。
無理に逆らえば、その反動は何倍にもなって返ってきます。結果運「比肩」なんかまさにそれで、「改革」「心機一転」の流れを受け入れないで現状維持を貫こうとすると、場合によっては命に関わるような形で無理矢理に変化を迫られる可能性もあるのです。私は偶然にもそういう生き方をしてきたようですが、これも知っていたならもっと上手くやれたかな、という気もしています。伯母は私にとって姉弟子とも言える立場ですが、三十代の頃に伯母の鑑定をもう少し詳しく聞いておけばもう少し違っていたのかも。とはいえ、十二運「胎」の特性は「未来の事を考える」ことなので、これから上手くやっていけば良いのです。

今は私が占い師になりました。師匠の伊勢瑞祥先生もウヰスキーが好きですが、あの古本屋の店主のようなまがい物ではなく、キチンと人生哲学を持った方で、その秘めた力は計り知れません。
師匠から教わった事の1つは、悪い運はちゃんと伝え、心構えをしてもらう、という事です。誰しも運の変化はあります。いつでも絶好調ではありません。でも、いきなり急転直下、よりも、対策を取っておいたほうが何十倍も楽なはずです。そんな感じで鑑定結果を読んでいただけたらと思います。

例え結果が「死」であったとしてもちゃんと伝える。
相手を騙したり、身に余る金額をいただかない。
お酒を飲んだら鑑定をしない。

まだまだ駆け出しではありますが、こんな覚悟で鑑定しています。


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