知命と立命 を読んで

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占い
安岡正篤氏の「知命と立命」をやっとこさ読了。
人間学講座、というサブタイトルが付いているように、表立って占術の本とは書いてないのだけれど、師匠がおススメしていたので購入して、ポチポチと一か月位かけて読んでいた。内容としては東洋思想、になるのかなぁ。
けれども、読み始めてからすぐに、自分が今までやっていた鑑定の解答がいかに浅薄なものであったか、思い知らされましたよ。
勿論、内容は師匠のテキスト通りなので、運気そのものは間違ってお伝えしていない。けれども、それをどうするか、と言う部分に衝撃を受けた訳で。
運を読み、それをどう生かすか。
まだ理解しきれていないとはおもうけれど、内容を抜粋しつつまとめると

    命を知らざれば以て君子足ること無きなり。
    礼を知らざれば以て立つこと無きなり。
    言を知らざれば以て人を知ること無きなり。(論語)

命とは何か。という事が通して書いてあり、それを抜粋しようとすればまるまる一冊を写本することになるのだけれど、命=「絶対性、必然性を表し、数学的に言うならば『必然にして十分』」という事で、

「人生そのものが1つの「命」である。その「命」は光陰歳月と同じことで、動いて止まないから、これを「運命」という。」
「運命は動いて止まないが、そこにおのずから法則(数)がある。そこで自然界の物質とおなじように、その法則をつかむと、それに支配されないようになる。自主性が高まり、創造性に到達する。つまり自分で自分の「命」を生み、運んでいけるようになる。」ので「人間は学問修養しないと、宿命的存在、つまり、動物的、機械的存在になってしまう。よく学問修養すると、自分で自分の運命を作っていくことができる。」

運を知り=知命
運を作っていく=立命

それが上手く伝えられるように、日々精進。まだまだとてもじゃないですが諸先輩方のように強気な値段設定はできないな。鑑定しつつ、自分自身についての気付きも毎回のようにあるのだもの。

安岡先生は昭和58年にお亡くなりになられているが、日本の代々の首脳陣のブレーンとして陰で活躍されていた方だという。
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