マルセイユ・タロット「05 教皇 / The Pope」について解説します!
なお、ヘッダー画像の3枚のカード(マルセイユ・タロット)の出典は、次の通りです。
左:05 Le Pape, Oswald Wirth Tarot Deck 1889(Oswald Wirth, Public domain, via Wikimedia Commons)
中:Jean Dodal Tarot trump 05, between 1701 and 1715(Jean Dodal, Public domain, via Wikimedia Commons)
右:Wielka Arkana - Papież - z Tarota Marsylskiego, Rok 1890(Lequart (Paris), Public domain, via Wikimedia Commons)
1.カードの一般的な意味
まず、Wikipedia による「カードの意味」をご紹介します。
正位置の意味
慈悲、連帯・協調性、信頼、尊敬、優しさ、思いやり、自信、法令・規律の遵守、人徳。
逆位置の意味
守旧性(アンシャン・レジーム)、束縛、躊躇、不信感、独りよがり、逃避、虚栄、怠惰、お節介、固着。
ーWikipeida「教皇_(タロット) > カードの意味」より引用
2.カードの象徴
上記の意味は、「カードの象徴」から生まれます。
Wikipedia を引用しながら、ご紹介します。
教皇が人々を祝福し、罪を赦す場面は慈悲の象徴とされる
中心の「教皇」、下部の二人の人物、上部の二本の柱が、トランプやサイコロなどで表される「5」の形をとり、「教皇」が「5」の支配者として揺るぎない立場にいることを表している
「教皇」は「皇帝」と異なり宗教的な律法を司る。社会的道徳ではなく宗教的聖性に基づいて裁きを下す[中略]
「教皇」と「女教皇」は共に教皇であるが、「教皇」は書物を持っていない。これは書物による法文の確認を必要としない──即ち「教皇」自身が法であることを示す
左手に掲げる杖の先端には、「霊」を象徴する十字架が3つも取り付けられている。[中略]手袋と併せて「超越的な力を所有するのが個別的な人間の手ではないことを示す」[中略]
「教皇」の頭には「女教皇」と同様の三層の冠を確認できる。これらの「3」は霊的要素の強調(象徴学的な重複表現)を示し、「教皇」の力が(キリスト教の三位一体などの)人間の精神・肉体・魂に及んでいることを表している
ーWikipeida「教皇_(タロット) > 寓画の解釈」より引用 ※改行は、当ブログ執筆者
宗教界の指導者としての人物像から、「慈悲、人徳」の象徴であることに加え、カトリック教会のトップの立場で「法を司る」ことから、「規範、契約、オフィシャルな手続き」といったキーワードが導かれます。
3.カードの鑑定用の意味
最後に、私がじっさいにタロット鑑定に使っている「実用的な意味」を、簡単にご紹介します。
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♦正位置:慈悲、連帯、規範、慣習、威厳、人徳、オフィシャルにすべきこと、仲介、契約、結婚、偏狭、世間体
♣逆位置:旧態依然、モラハラ、エゴイスト、反道徳、ルール違反、権威主義、高圧的、世間体
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ビジネスや家族関係の占いをしているなかで、このカードが出た場合、「オフィシャルにすべきこと」のキーワードを発展させると、「集客・マネタイズ・契約などの手続き」、「離婚協議や調停」などの意味に使えて、なかなか重宝します。
なお、「カードの象徴」のところで出てきた「5」の支配者… の「5」は、数秘術的には「逸脱・統合」を象徴しています。
「05 教皇」が正位置の場合は「統合」、逆位置の場合は「逸脱」の意味になります。
マルセイユ・タロットを使った占いを得意としております。
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