恋愛の悩みというものは、誰かに話したいのに、いちばん言葉にしにくいものかもしれません。
「相手の気持ちが分からない。」
「連絡が来ないだけで不安になる。」
「優しかったのに、少し距離を感じる。」
「もう終わってしまったのかもしれない」
と思いながらも、どこかでまだ期待してしまう。
恋愛に関するご相談をいただくたび、私はいつも、そうした心の揺れの繊細さに触れているように感じます。
そして同時に、なぜ自分がこうしたご相談に自然と向き合うようになったのかを、あらためて思い返すことがあります。
生まれながらに感じていた、少し不思議な感覚
私は、昔から少し特殊な感性を持って生きてきました。
体は男性として生まれましたが、内側には女性性も強く流れているような感覚があり、恋愛対象も男性・女性という枠だけでは語れないものでした。
そのため、自分の中にある感情や人への惹かれ方について、若い頃から「単純には説明できないもの」として受け止めてきたように思います。
けれど今振り返ると、その感覚こそが、私にとって大きな意味を持っていたのだと感じています。
男性の視点だけでもない。
女性の視点だけでもない。
そのどちらにも完全には属しきらないからこそ、恋愛の中で揺れる気持ちや、言葉にしきれない感情の機微に、自然と意識が向くようになりました。
実際、これまでさまざまな方から恋愛のご相談を受ける中で感じてきたのは、「好き」という気持ちはひとつでも、その背景や痛み方、迷い方は本当に人それぞれだということです。
だからこそ私は、一方向から決めつけるのではなく、その方の中にある複数の感情や、お相手との間に流れている空気を丁寧に見つめたいと思うようになりました。
交通事故をきっかけに変わった感覚
そうした感受性をもともと持っていた私ですが、大きな転機になった出来事があります。
それは、過去に交通事故に遭ったことです。
この出来事を境に、それまでとは少し違う、不思議な感覚を持つことが増えました。
目に見えないものを大げさに語りたいわけではありません。けれど、人の気持ちの揺れや、その場に流れている空気、言葉になる前の違和感のようなものを、以前よりも強く受け取るようになったのは確かです。
最初の頃は、自分でもうまく説明できませんでした。
ただ、何人かの方と深く話すうちに、その感覚が単なる思い込みではなく、「相手の気持ちの奥にあるもの」や「表面には出ていない本音」に触れるきっかけになっていることに気づくようになりました。
それ以来、私はこの感覚を、霊視や直感、インスピレーションという形で受け取りながら、必要な場面ではタロットも重ねて見ています。
霊視で感じた空気や感情の温度を、タロットで流れとして確認し、言葉として丁寧に整えてお伝えする。
今の私の鑑定は、そのような形で行っています。
恋愛相談に向き合う上で大切にしていること
恋愛のご相談では、ただ「当たる」「当たらない」だけでは足りないと私は思っています。
もちろん、相手の気持ちや今後の流れを見ることは大切です。
けれどそれ以上に大切なのは、相談してくださった方が今どんな不安の中にいて、何に傷つき、どこで立ち止まっているのかをきちんと受け取ることだと感じています。
私は、必要以上に気持ちを持ち上げることも、不安を煽ることもしたくありません。
やさしい言葉でお伝えしたいとは思っていますが、それは曖昧に濁すこととは違います。
見えたもの、受け取ったものを、その方が受け止めやすい形に整えながら、誠実にお伝えすることを大切にしています。
丁寧に鑑定すること。
その方の中で散らばっている不安や迷いを、少しずつ言葉にして整理していくこと。
そして、ただ結果を伝えるだけではなく、「この先をどう見つめていけばいいか」という視点までお届けすること。
それが、私が恋愛相談に向き合う上で、いちばん大切にしている姿勢です。
最後に
恋愛の悩みは、見えないものが多いからこそ苦しくなります。
相手の気持ちも、未来の流れも、今の距離感も、はっきりとは見えない。
だからこそ、人は何度も同じことを考え、不安になり、自分を責めてしまうのだと思います。
もし今、相手の気持ちが分からなくて苦しいとき。
もし今、誰にも言えない恋をひとりで抱えているとき。
そのお気持ちを、どうかひとりで抱え込みすぎないでください。
私にとって鑑定とは、未来を決めつけるものではなく、今見えなくなっているものを少しずつ言葉にして、心を整えていくための時間でもあります。
必要な方に、必要な形で届きますように。
そんな気持ちで、これからもひとつひとつ丁寧に向き合ってまいります。
私に相談してくださった方が、少し気持ちを整理できて帰っていく。
そのための場所でありたいと思っています。
今、誰かへの気持ちで心が揺れているなら、まずその気持ちを聞かせてください。👇