古いPCをいじっていると、メモリが4GBしかないPCが結構ある。
しかもオンボードで増設できないとなると最近のアプリケーションを動かすには少々力不足。。。
PCを起動してみると何もしていないのにCPU使用率がなぜか高い。なぜだろうと思ってタスクマネージャーを開くと
『Antimalware Service Executable』というタスクがやたら使用率を占有している。こいつは不正なプログラムに対するリアルタイム保護を実行するWindows セキュリティのプロセス。しかしながら重すぎる。こいつメモリ4GBしかないのよ?少し手加減してよ。
なのでセキュリティスキャン範囲と実行時間を制限することにする。
まずはスキャン範囲の制限。こいつはAntimalware Service Executable 自体のフォルダーである C:\Program Files\Windows Defender までもスキャンしているために、必要以上の CPU が使われる。
ここを除外。
設定からプライバシーとセキュリティに移動し、さらにWindowsセキュリティへ。
ウィルスと脅威の防止をクリックすると別ウィンドウが開く。
ウィルスと脅威の防止の設定を変更するので設定の管理をクリックする。
スクロールして除外の中のリンクをクリック。
+除外の追加⇒フォルダ と進み、でてきたウィンドウに
C:\Program Files\Windows Defender
と入力してフォルダーの選択をクリック。
これでスキャン範囲を制限することに成功。
お次は実行時間の制限。
Windowsキーを押しながらRを押すと出てくるウィンドウに
taskschd.msc
と入力。
タスクスケジューラーが起動するので左側の矢印を
タスクスケジューラーライブラリ⇒Microsoft⇒Windows
の順で開いていく。
スクロールしていくとWindows Defenderがあるので、右側からWindows Defender Scheduled Scanを右クリックしてプロパティを選択。
これで設定がいじれるようになるので、全般のタブで『最上位の特権で実行する』のチェックを外す。
次に条件のタブに移動し、すべてのチェックを外す。
最後にトリガーのタブに移動し、新規ボタンをクリック。
日常使わないような時間帯を設定してOKを押す。
これで設定はすべて完了。
最近のWindowsアプリケーションはどんどん高機能になっていく代わりにものすごくメモリやCPUの能力を食う。
CPU能力はIntelとAMDの競争でどんどん上がっているが、一時『最低8GB』と言われていたメモリの量はすでに『最低16GB』の時代になってきたようだ。