相談を受けている時、ときどき思うことがあります。
「この人は、どこに向かいたいのだろう」と。
もちろん、そういう時はそのまま聞きます。
どうなりたいの?
どうしたいの?
どこに向かいたいの?
これはとても大事なことです。
例えば、同じ「どこかへ行きたい」でも、東京に行きたいのか、月に行きたいのかでは、考え方も、準備も、方法も、全部変わります。東京なら電車や新幹線で行けます。でも月に行きたいと言われたら、ロケットが必要になります。訓練も必要になりますし、時間もお金もまったく違います。
人生の目標もそれと同じです。
どこに行きたいのかが分からなければ、方法も決まりません。何を頑張ればいいのかも分かりませんし、どれくらい時間がかかるのかも分かりません。だから私はまず「あなたはどこに行きたいの?」と尋ねます。
それについて、行けそうか、どれくらい時間がかかりそうか、最初に何をするのがいいのかを一緒に考えることは、私のカードはとても得意です。
〇〇に向かいたい、と本人は言っていても、カードが「それはまだ本気ではない」「気持ちが決まっていない」「一度自分の気持ちを確認しなさい」と言ってくることもあります。そういう時は、少し痛いところを突くようなことを言わないといけない時もあります。
逆に、とても良いカードが出て、お話を聞いていても、クリアな目標があり、しっかりとした計画と準備ができている人もいます。そういう場合は、あまり言うことはありません。「あとは進みなさい」「大丈夫、ちゃんと進んでいます」と背中を押すだけだったりします。
占いは魔法ではありません。
占い師があなたの行き先を決めるものでもありません。
どこに行くのかを決めるのは、あなたです。
占い師の役目は、その行き先に向かうために、今どんな状況なのか、何が足りないのか、何に気をつけた方がいいのか、遠回りになりそうか、近道がありそうか、そういうことを一緒に見ることだと思っています。
だから、占いに来る時は、私はどうなりたいのだろう。私はどこへ行きたいのだろうということを先に考えておくといいでしょう。
あなたは、どこに行きたいですか。