たくさんあるペットフード!ペットフードの分類について

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自由研究のヒント
・おうちにあるペットフードやおやつの裏側の表記をみて、
分類してみよう

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私たち人間は味覚がとても重要な生活の質の一つです。毎日3食同じものを好んで食べ続ける人はあまりいませんよね。週末や誕生日など、特別な日にはとりわけ美味しいものを食べたいという欲を持っています。
しかし、家畜である犬や猫はそこまで毎日違うものを食べたいという欲求はありません(少なくとも人よりは生活の質に関わりません)。

なので、毎日同じペットフードを与えても毎回喜んで食べて楽しく過ごしてくれるのです。

また、動物病院で扱うペットフードの中には食事に含まれるミネラルやタンパク質などのバランスを通常のものよりも大幅に変えることがあります。これは治療の補助のためのフードです。犬や猫では同じフードを与え続けることが可能なので、食事も病気の治療の一つとして重要です。

今日はペットフードの分類についてみていきましょう。

ペットフードには「ペットフード公正取引協議会」によって犬や猫に必要な栄養素の基準がもうけられています。その基準を満たしているかどうかによって下記のように分けられます。

・総合栄養食:ペットフード公正取引協議会の定める犬や猫が必要な栄養基準を満たしたフードです。この表記のあるフードと水を与えていれば、過不足なく栄養をとることができるものです。
成長段階によって必要な栄養素の割合や量はかわってくるので、総合栄養食はさらに子犬・子猫用(成長期用)、成犬・成猫用(維持期用)、妊娠・授乳期用、全成長段階用(オールステージ用)に分けられています。高齢期用(シニア用)のものも各メーカーから販売されています。

・療法食:動物の病気の治療のために、フードの中の栄養素お量や割合が調整されているものです。健康な動物では足りなくなる栄養素や、多くなりすぎる場合もあるので、必ず定期的に獣医師の指示を受けて用います。
本当はもう療法食が必要ない状況なのに、受診せずネットで療法食を買って自分の判断で続けているという方も時折いらっしゃいますが、とても危険です。バランスを意図的に変えた療法食が体にとって有益なのは、その病気の時だけです。健康な状態で獣医師の指示を受けず自己判断で療法食を長く続けると他の臓器に負担をかけることが多く見受けられます。
飼い主様が悪いのではなく、ネット通販など獣医師の診察などなく自己判断で療法食を購入できる流通経路に問題があると感じています。


・一般食:栄養基準を満たさないフードです。特定の栄養素を与えるためであったり、味付けとして与えるものです。総合栄養食との併用が必要です。

・間食:おやつやトレーニング時のトリーツとして使います。ジャーキーやガムなどの形状をしていることが多いです。こちらも栄養基準を満たさないフードなので、総合栄養食との併用が必要です。


参考資料・WEBページ
ペットフード公正取引協議会

ペットフード協会
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