占い師の離職理由

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「占いが好きで好きで、どうしてもプロになりたいんです!私はプロになれますか?」と聞いてくる方は、本当に熱心に勉強してます。youtubeやSNSなど、使えるものは何でも使ってますし、専門書を頑張って読み込んでいる方も多い。

ですが、そういう一生懸命勉強した方が、デビューして3か月以内に辞めてしまう現象を、よく見ます。

これにはいくつか理由がありますが、1つには、「思ったより稼げなかった」が挙げられるでしょう。
本来、占いは人様の人生を扱いますので、稼ぎたいから参入する、というのがそもそもの間違いですが(稼ぎたい気持ち以上に、その人の人生を良くすることを考えないとダメ)、やっぱり人間ですから、報酬が少ないとがっかりするものです。

ですが、それ以上に多いのが「トラブル」と「不倫・復縁鑑定の多さ」への疲弊です。

占いで、人様の人生を良くしたいと望み、一生懸命勉強してきた方にとって一番厳しいのが、「自分は何もしないのに、勝手に都合のいい状況になってくれるよう望むお客様」です。占いが好きで勉強してきた人は、プロになるための努力もできますし、向上心が強い。
でも、一部のお客様は向上心どころか、自分にとって都合のいいことだけを口を開けて待っており、気に入らないと平気で暴言を吐いてきたり、キャンセルしたりする。

また、不倫など社会的に認められない相談は、相談を受ける人間の心を疲弊させます。←倫理観の違いなど、常識が通じないことに疲れる方が多いようです。

さらに、復縁占いになってくると、お客様のポエム化(=勝手に自分のむき出しの感情を垂れ流す現象。一種の依存だとお考え下さい)や、依存、いつまでも終わらないネガティブな相談などに、やられてしまうことが多い。
依存は占いをやっている人間が一番気をつけなければいけない現象ですが「この人なら分かってくれる。この人に全部任せれば私はうまくいくんだ!」と思い込んだお客様が、24時間365日、べったりネガティブな相談をしてきて、自分と相手の境がなくなっていきます。←しかも、もう限界だからとそれ以上の対応を断ると、暴言などのダメージを受けることが多い。ひどいと、報復的にあることないことをレビューに書き込んで、星1をつけてきます。

こうして、疲弊して離職してしまう人を見ていると、悲しくなりますね。

対策としては「一瞬ですべて解決」といった、法律に抵触しそうなことを書かない、アタリマエですが自分と他人は別の人間と考え、割り切る、さらにはお客様の課題を、本人に解決させる(こちらが解決しようとしない)といったところでしょうか?
不倫や復縁の相談を受けないのも手だと思います。

また、お客様に「できないこと」を示すなど、人と人の対等な技術であることをきちんと示し、依存的な行動を封じることも、トラブル防止につながると思っています。

よいお客様に恵まれ、末永くプロとして、多くの人の指針を作って行ってほしいものです(^^)
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