完全なよもやま話です。
鏡リュウジ先生の「占星術の教科書Ⅵ」P252
「アートとしてのホロスコープチャート」
16世紀の天文学者、ティコ・ブラーエが発見した新星のホロスコープについて紹介されています。
wikimedia commonsより引用
四分円方式で8分割されていますが、
中央から花が咲くようにして更に8分割されています。
この内側の細長い三角形が、私達にとっては見慣れない分割方式で、その根拠や象意は謎だということのようです。
8分割や16分割というと、私は方位角を思い浮かべます。以前、プトレマイオスの地図の写本を図書館で借りたことがあり(半紙サイズくらいの大きなカラー複写でした)、その時に方位角の移り変わりと方位に関連する神話について少し調べたことがありました。そこで8分割、16分割がよく出てきていました。ただ、このチャートは子午線と地平線で区切られている点では通常のホロスコープと同じなので、実際の方位と直接的には対応しなさそうです。例えば、このチャートで新星は南中点の傍に描かれていますが、実際はカシオペア座の近くで発見されているもので、北側の天の北極の近くで見えていたはずで、平らなホロスコープチャートではこれを上手く描くことができません。
それで、これは私の推測ですが、これは赤経と黄道の関係ではないかと思いました。赤経を天の北極(天の南極)に伸ばしていったときに黄道と交わった点を黄道度数で示しているのではないかしらと想像しています。
というのは赤経1時角と黄道が交差する点がおおよそ牡羊座17度付近にあたります。同様に、赤経2時は双子座4度付近、と進めていくと、だいたい一致するような感じがするのです。
もちろん、一致しないところもあるのですが、そもそも私が観測場所などの正確な情報が分かっていないというのと、もともと水星の度数も現状推測されていうる実際の位置からズレていると説明が書かれているくらいなので、ある程度の誤差はあるはず。
ですから正確さ云々というよりも、内側の分割のそもそものコンセプトはなんだったのかということに思いを馳せて楽しんでいるというところです。
ただ、日本語で読める参考文献があるということなのでこちらは早速注文してみました。届いたらまた追記します。
SIHNO