■薬用ニキビケアアイテムの危険性
ニキビが治らない場合やニキビのケアとして、薬用のニキビケアアイテムを使う方も多いですよね。
とはいえ、薬用のニキビケアアイテムを使う場合は注意が必要です。
薬用ニキビケアアイテムは医薬部外品です。
つまり、ニキビを鎮静化する有効成分を配合しています。
ドラッグストアなどに売っていて、「ニキビを予防」と謳う商品は、基本的に薬用ニキビケアアイテムに当たります。
薬用ニキビケアの商品は
・サリチル酸などの殺菌剤
・イソプロピルメチルフェノールなどの抗菌剤
・イオウなどの角質剰離剤
を配合したものが主流です。
これらは医薬品と同じく、殺菌効果や角質の代謝に影響するため、長い期間使用するとお肌のバリアを弱めます。
さらに、使い続けることによって、ニキビの悪化や慢性化の原因になることがあります。
薬用ニキビケアが危険な理由は、上記の成分はとても依存性が高いことです。
なので、薬用ニキビケアから普通の化粧品に変えると、有効成分の効果がなくなることで一気に肌荒れをしてしまう場合もあります。
長期間使うことは基本的にNGだと思ってください。
■おすすめ薬用ニキビケアアイテム
薬用ニキビケアアイテムに配合される有効成分は
・殺菌剤
・抗菌剤
・角質剣離剤
・抗炎症剤
の4パターンがあります。
最も強力なのは、殺菌と角質剰離両方の作用を持つ「サリチル酸」や「イオウ」です。
この2つは、古くからロングセラーのニキビケア化粧品に配合されているケースもあります。
抗菌剤のイソプロピルメチルフェノールは、殺菌剤よりもかなりやさしく依存性も低めです。
とはいえ、それでもできれば使わないほうが良いでしょう。
ニキビケア系の化粧品を購入するときは、どんな有効成分が入っているのかを必ずチェックしましょう。
薬用ニキビケアアイテムには、副作用の少ない「グリチルリチン酸2K」などを配合した抗炎症作用があるものがおすすめです。
■薬用ニキビケアアイテムの成分
それでは、ニキビ用薬用成分をお伝えしていきます。
効果がとても強くて、できれば避けて頂きたい成分から順番にお伝えします。
まずは、殺菌作用と角質剥離作用があるものです。
・サリチル酸
・レゾルシン
・イオウ
効果はとても強いのでこのあたりは避けましょう。
次に抗菌作用があるものです。
・感光素201号
・イソプロピルメチルフェノール
効果は強いです。
できれば避けましょう。
下記の3つは抗菌作用があるものの中でも強さがマシです。
・ユーカリ油
・ハッカ油
・ヒノキチオール
上記の2つよりはマシですが、こちらもできれば避けましょう。
最後に抗炎症作用があるものです。
・グリチルリチン酸2K
・グリチルレチン酸ステアリル
・アラントイン
効果は比較的穏やかです。
薬用ニキビケアアイテムを使うのであれば、この成分を選びましょう。
ぜひ参考にしてみてください。