ある日、WordPressから「あなたのサイトで技術的な問題が発生しています」という件名のメールが届く。
サイトを開くと「重大なエラーが発生しました」と出て、画面が表示されない。
驚くと思いますが、このメールは、WordPressが自分で不具合に気づいて知らせてくれたものです。
メールには、原因の手がかりと、直すための入口(リカバリーモード)が書かれています。
この記事では、メールを受け取ったときの進め方をまとめました。
■まず、メールが本物かを確かめる
このメールは、WordPressに登録している管理者のメールアドレスに届きます。
WordPressの名前をかたった偽のメールもあるので、次の点を見てください。
・件名やメールの中に、自分のサイトの名前やアドレスが入っている
・実際に、サイトが表示されなくなっている、または一部がおかしい
サイトが普通に見られるのにメールだけが届いた場合は、リンクを押さずに、管理画面に直接ログインして様子を見ます。
■メールに書かれていること
本物のメールには、だいたい次のことが書かれています。
・問題を起こしたのが、どのプラグインやテーマか
・エラーの内容(英語の文)
・リカバリーモードに入るためのリンク
原因の名前とエラーの文は、あとで調べるときや相談するときに役立つので、そのまま控えておきます。
■リカバリーモードで、できること
リカバリーモードは、問題を起こしたプラグインやテーマだけを止めた状態で、管理画面に入れる仕組みです。
メールのリンクを押してログインすると、原因のプラグインを停止したり、更新したりできます。
リンクには有効期限があるので、届いたら早めに使います。
期限が切れていても、同じ問題が続いていれば、時間をおいて新しいメールが届きます。
■リカバリーモードでの進め方
1. メールのリンクから、管理画面にログインする
2. 原因と書かれたプラグインやテーマを確かめる
3. 更新が出ていれば更新し、なければいったん停止する
4. リカバリーモードを終了し、サイトが表示されるかを確かめる
停止したプラグインが、お問い合わせフォームなど大事な機能なら、代わりを用意するか、直し方を調べてから使い直します。
■やってはいけないこと
・原因が分からないまま、プラグインを次々に削除する(設定やデータまで消えることがあります)
・慌てて、サーバーのファイルを直接書き換える
・メールを消してしまう(原因の手がかりがなくなります)
■直前にしたことを思い出す
このメールが届く前には、たいてい何かが変わっています。
・プラグインやテーマを更新した
・PHPの版を変えた
・新しいプラグインを入れた
直前の作業が分かれば、それを元に戻すのがいちばんの近道です。
■自分で確かめるチェックリスト
・メールに、自分のサイトの名前とアドレスが入っているかを見た
・原因のプラグイン名と、エラーの文を控えた
・直前にした作業を書き出した
・リカバリーモードで、原因のプラグインを更新か停止した
・サイトが表示されるかを、パソコンとスマホで確かめた
・お問い合わせフォームが動くかを確かめた
■よくある質問
Q. リンクを押しても、管理画面に入れません。
A. リンクの期限が切れていることがあります。新しいメールが届くのを待つか、サーバーの管理画面からプラグインを止める方法を検討します。慣れていなければ相談をおすすめします。
Q. メールが何通も届きます。
A. 問題が直っていないため、くり返し知らせています。原因のプラグインを停止するか更新すれば、届かなくなります。
Q. 原因のプラグインを止めたら、サイトの一部が動かなくなりました。
A. そのプラグインの機能が止まっているためです。更新が出るのを待つか、代わりのプラグインを探します。
Q. メールが届かず、画面だけ真っ白です。
A. 管理者のメールアドレスが古いままのこともあります。サーバー会社の管理画面のエラーの記録(エラーログ)に、手がかりが残っていることがあります。
Q. 自分で直したあと、気をつけることは?
A. 更新の前にバックアップを取る習慣をつけると、次に同じことが起きても元に戻せます。
■直らないときは
ご自分で進められる方は、この手順で十分です。
「リカバリーモードに入れない」「止めたら大事な機能が使えなくなった」という方には、原因を調べて直す作業をお受けしています。
メールの内容(エラーの文)をそのまま送っていただければ、話が早く進みます。
WordPressの修正・不具合を解決します