WordPressで見慣れないエラーが出たとき、ChatGPTなどのAIに聞いてみる方が増えています。
英語のエラー文を日本語で説明してくれたり、原因の見当をつけてくれたりと、とても便利です。
一方で、聞き方を間違えると、大事な情報を外に出してしまったり、
答えをそのまま試して、かえってサイトを壊してしまったりすることもあります。
この記事では、AIに上手に聞くコツと、気をつけたいことをまとめました。
■AIが得意なこと、苦手なこと
得意なこと
・英語のエラー文を、日本語で分かりやすく説明する
・考えられる原因を、いくつか挙げる
・確かめる順番を、手順にして示す
苦手なこと
・あなたのサイトの中身を実際に見ること
・どのプラグインが原因かを、言い当てること
・最新の不具合や、出たばかりの更新の情報
AIは、あなたのサイトを見ずに、よくある例から答えています。
答えは「見当」として使い、確かめるのは自分の目で行います。
■上手に聞くコツ
1. エラー文を、そのまま貼る
自分で要約せず、画面に出た文をそのまま貼ります。
ファイルの場所(どのプラグインのどのファイルか)が書かれていると、原因の見当がつきやすくなります。
2. 直前にしたことを書く
「プラグインを更新した直後から」「PHPの版を変えたら」など、直前の作業は大きな手がかりです。
3. 何ができて、何ができないかを書く
「サイトは見られるが、管理画面に入れない」など、今の状態を添えます。
4. 「初心者にも分かるように、確かめる順番で」と頼む
いきなり難しい作業を勧められないよう、順番と、元に戻す方法も聞きます。
■貼ってはいけない情報
次の情報は、AIに貼らないでください。
・管理画面のパスワード、サーバーやFTPのログイン情報
・「wp-config.php」の中身(データベースのパスワードが書かれています)
・お客様の名前、メールアドレス、電話番号が入った画面
エラー文の中にこうした情報が含まれているときは、その部分を「***」などに置き換えてから貼ります。
■答えを、そのまま試さない理由
AIの答えには、「このファイルのこの行を書き換えてください」というものがあります。
慣れないうちに本番のサイトのファイルを直接書き換えると、
1文字の間違いで画面が真っ白になることがあります。
試す前に、次の3つを守ると安心です。
・試す前に、バックアップを取る
・1つずつ試し、そのたびに表示を確かめる
・何を変えたかをメモしておき、だめなら元に戻す
■AIに聞く前に、自分で見ておきたいこと
・エラーが出たのは、いつからか
・直前に、何を更新・変更したか
・管理画面に入れるか
・サーバー会社のお知らせに、障害や作業の案内が出ていないか
この4つを控えておくと、AIに聞くときも、人に相談するときも話が早く進みます。
■自分で確かめるチェックリスト
・エラー文を、要約せずにそのまま控えた
・直前にした作業を書き出した
・パスワードや個人情報を貼っていないかを見直した
・試す前に、バックアップを取った
・1つずつ試し、変えたことをメモした
・だめだったときに、元に戻す方法を確かめた
■よくある質問
Q. AIの答えが間違っていることはありますか?
A. あります。よくある例から答えているため、あなたのサイトに当てはまらないことや、古い情報が混ざることがあります。答えは見当として使いましょう。
Q. エラー文が英語で長いのですが、全部貼っていいですか?
A. 大丈夫です。ただし、パスワードやメールアドレスなどが含まれていないかを確かめ、含まれていれば伏せてから貼ってください。
Q. 画面の写真を見せてもいいですか?
A. 写真を読み取れるAIもあります。お客様の情報やログイン情報が写っていないかを確かめてから使いましょう。
Q. AIの言うとおりにファイルを書き換えたら、真っ白になりました。
A. 書き換えたファイルを元に戻すか、バックアップから戻します。どのファイルの何を変えたかのメモがあると、戻すのが早くなります。
Q. AIに聞いても解決しないときは?
A. エラー文、直前の作業、今の状態の3つをまとめておけば、人に相談するときにもそのまま使えます。
■AIで解決しないときは
AIに聞いて自分で直せる方は、この方法で十分です。
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