皆さんこんにちは。トレードアイデアラボの猫飼いです。今日は、月末ということで、基本的にはトレードを控える日でしたが、自民党総裁選の行方次第では事前に立てていたトレードアイデア通りにチャンスが来る可能性がありました。
今回の自民党総裁選は、小泉進次郎さんと石破茂さんの戦いで、石破さんが有利と見ていました。高市さんも奮闘しましたが、政治家倫理の観点から最終的には石破さんが選ばれるだろうという見立てをしていました。
なぜこの政治イベントが僕たちのトレードに影響を与えたのか、少し解説します。まず、一国の代表が決まるということは、当然、マーケットに対して大きな影響を与えます。特に日本のように政治の安定が通貨に直結する国では、円高になる可能性が高いと考えていました。そこで、僕たちのトレードアイデアは「145円からショートを狙う」というものでした。
その理由は簡単です。市場は政治的な安定を好む傾向があるため、新しいリーダーが決まれば、そのリーダーが誰であっても円は強くなる、つまり円高になると予想していたからです。145円というレベルは、先日から先物価格が143円に到達するという動きが見られていたため、そこからのショートを狙うチャンスがあると見ていました。
実際、第一次投票が行われた段階で、ドル円は一時的に高騰しましたが、最終的に石破さんが総裁に選ばれたとき、僕たちは戻りを売る形でポジションを持ちました。その結果、予想通り、ドル円は急速に143円に到達しました。この動きは、僕自身も驚くほどの速さでした。
さらに興味深いのは、すでに先物価格が141.75付近まで下落していたことです。この状況でショートポジションをホールドしても良いと判断できる状態になっていました。実際、最新の先物価格は140.65付近まで下がっており、来週もショートのチャンスが続く可能性があります。
今回のトレードでは、政治的なイベントがどれだけ市場に影響を与えるかを体感したと思います。特にドル円は、政治の動きや先物の動きと密接に連動しており、それをしっかりと分析することが勝つための鍵です。
僕たちのトレードアイデアは、こういった政治的なイベントや先物市場の動向を読み解きながら立てていきます。重要なのは、リスクをしっかりと管理しつつ、事前に立てたシナリオ通りに行動することです。感情に流されず、冷静にマーケットを観察し、タイミングを見極める。それがプロのトレーダーの仕事です。
今回のトレードは、FXトレーダーが必ず身につけておくべき13の戦術の1つ「イベントトリガー戦術」を使っていきます。これは、その名の通り、市場で予定されているイベントをトリガーにして仕掛ける戦術です。
たとえば、経済指標の発表や中央銀行の政策発表、重要な会見など、相場が大きく動くタイミングってありますよね。その内容がある程度予測できる場合、直近のトレンドや自分のトレードアイデアと同じ方向に相場が動く可能性が高いとき、この戦術を使います。
ここで重要なのは、ただイベントを待つだけではなく、その前にしっかりと環境認識を済ませておくこと。事前の分析が成功のカギです。市場全体の流れを把握し、その上でイベントが相場に与えるインパクトを予測します。
イベントトリガー戦術の手順
まず、最初にするべきことは「イベントの特定」です。FXカレンダーや経済指標カレンダーなどで、重要な発表やイベントをチェックしましょう。特に、相場に強い影響を与えやすいイベントをピックアップします。
次に、「事前にトレンドの方向性を確認」します。直近のトレンドが上昇なのか、下降なのか、あるいはレンジ相場なのかを確認し、イベントがそのトレンドを加速させる可能性が高いかどうかを判断します。
そして、イベントの数時間前には「ポジションを調整」します。ここではリスク管理がポイントです。イベント前に仕掛けすぎるのは避け、慎重にリスクを取ります。
イベント後の動きがトレンドと同じ方向に動いた場合、そのタイミングで「エントリー」します。逆に予想と反対に動いた場合は、すぐに撤退。損切りのルールもあらかじめ決めておくことが大事です。
最後に、イベント後の相場が一時的に戻るタイミングがあれば「利確」します。イベント後に相場が大きく動いた後は、短期的な反発も起こりやすいため、そのタイミングを見極めて利確するのが理想です。
まとめ
イベントトリガー戦術は、特に予測がしやすいイベントや発表において大いに活躍します。しかし、注意が必要なのは、必ずしも全てが予想通りに進むわけではないということ。だからこそ、リスク管理を怠らず、相場の流れをしっかり見極めることが重要です。
イベントを上手くトリガーとして使えば、トレードの精度も高まります。ぜひ、この戦術をあなたの武器として活用してみてくださいね。
来週も、僕たちのトレードアイデアに従い、引き続きショートポジションを狙うチャンスがあると考えています。マーケットの動向に注目しながら、一緒にこのチャンスをものにしていきましょう。