英語が聞き取れない…「音読」から見直してみませんか?

英語が聞き取れない…「音読」から見直してみませんか?

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学び
「毎日英語を聞いているのに、リスニングの点数が伸びない」
「原稿を読めば分かるのに、音声になると分からない」

共通テストや英検などのリスニングで、こんな悩みはありませんか。お子さんが頑張っている姿を見て、何を勧めればよいか迷っている保護者の方もいらっしゃると思います。

そんなとき、聞く量を増やす前に確かめてほしいことがあります。

その英文を、自分で声に出しながら、頭から意味を理解できるでしょうか。

私が継続的な指導で重視しているのは、この「意味を理解しながら音読する力」です。

なぜ、聞く練習に「音読」が必要なのでしょうか


リスニングでは、聞こえた音を単語として捉え、文の構造をつかみ、意味を理解していきます。しかも、音声はこちらの理解を待ってくれません。

文字が目の前にあっても、発音で止まる。読み返さないと意味が分からない。その状態では、音声だけで同じ内容を理解する負担は大きくなります。

音読は、こうしたつまずきを確かめ、文字・音・意味を結びつけるための練習になります。ただし、滑らかに声が出ればよいわけではありません。読んでいる内容を、その速さで理解していることが大切です。

ご自身が困っているのは、次のどの場面でしょうか。

「知っている単語なのに、聞こえない…」


原稿を見ると簡単なのに、音声では一続きに聞こえる。この場合、覚えている発音と、実際の英文の音が結びついていないのかもしれません。

英語には強弱があり、弱く短くなる音や、隣とつながる音があります。一語ずつ均等に読んでいると、実際の音声との違いが大きくなります。

まずは短い一文で、教材の音声を聞き、強弱やつながりをまねして読みましょう。強い音を目印に、一文のリズムをつかむことがポイントです。

ただし、強い単語だけで意味が決まるわけではありません。弱い音も含めて聞き直し、文字と照らし合わせてください。

「単語は聞こえる。でも、意味が追いつかない」


単語を一つずつ日本語にしているうちに、次の英文が流れてしまう。そんな人は、チャンク=意味のまとまりで理解する練習をしてみましょう。

I was going to take the bus / but my father offered to drive me.

「バスで行くつもりだった」
→「でも、父が車で送ると申し出た」

このように、頭から順に状況をつかみます。最後まで読んでから訳し直すのではなく、読んでいるところの意味を、その場で受け取る練習です。

初めは区切って構いません。理解できたら、少しずつつなげます。口だけが先に進んだら、速度を落としましょう。 語句や文の構造が分からない場合は、先に確認します。

「分かったはずなのに、後に残っていない」


選択肢を見る頃には、誰が何を言ったのか曖昧になる。音や意味を追うことに精いっぱいで、情報を整理する余裕が少なくなっている場合があります。

そんなときは、場面を頭に描いてみてください。

どこで、誰が、何をしようとしているのでしょうか。例えば、図書館が閉まっていて、二人が別の勉強場所を相談している。そうした場面として捉えると、単語や数字が話の流れとしてつながります。

鮮明な映像は必要ありません。聞こえた情報に沿って、状況を思い浮かべる程度で十分です。想像で答えを補わず、話が進んだらイメージも更新しましょう。

音読後にも「結局、どんな話だった?」と、日本語で一言にまとめてみてください。

シャドーイングの前に、理解しながら読めるかを


音声を少し遅れて追うシャドーイングや、短く聞いて止め、英文を保持して再現するリテンションも練習方法の一つです。

しかし、自分で読んでも理解が追いつかない英文では、音を追うだけ、覚えるだけになりがちです。

難しいときは、まず意味と発音を確認し、原稿を使った音読へ戻りましょう。理解しながら読めるようになってから、短い区間で取り組めばよいのです。

音読とリスニングは同じ能力ではありません。だからこそ、音読した英文を、文字なしでも聞いて理解できるかまで確かめます。

毎日の練習は「英文と音声がそろった教材」で


音声付きの教科書でも、共通テストや英検などの対策本でも構いません。文字と音声の両方を確認できる教材から、短い英文を選びましょう。

① 初めて読むときは、まず自分で音読する

発音や意味の理解が、どこで止まるか確かめます。

② 意味と音声を確認する

語句や文の構造を確認し、強弱や音のつながりを聞きます。

③ 同じ英文を繰り返し音読する

場面を思い浮かべ、チャンクごとに理解しながら読みます。

スマホなどで自分の音読を録音し、教材の音声と聞き比べてみると、声に出しているときには気づきにくい、音のつながりや強弱、リズムの違いを確かめられます。

④ 英文を見ずに聞き、内容をまとめる

音だけでも理解できるか確認します。分からない箇所は、文字と音声に戻って確かめましょう。

1日10〜15分程度からで大丈夫です。練習中は初見でなくて構いません。ときどき別の初見英文でも試し、覚えた文章以外でも意味を取りながら読めるか確かめましょう。

試験では「何を聞くか」を先に知っておこう


問題文や選択肢を確認できる時間があれば、音声の前に目を通しましょう。

理由、時間、最後の決定など、何を答えるのか。図表なら項目や単位も確認します。全部を一語一句覚えるより、話の流れを追いながら必要な情報を探します。

ただし、最初に聞こえた数字や同じ単語に飛びつかず、その後の変更や否定にも注意してください。先読みは、答えを決めつけず、聞く目的をはっきりさせるために行います。

リスニングが伸びないときは、「もっと頑張る」の前に、練習の中身を見直してみませんか。

音のつながり、チャンクでの理解、場面の整理。今の自分に必要なところから始めましょう。

モモ先生の英語個別レッスンでは、読み方や理解の仕方を一緒に確かめ、学習方法を考えていきます。ご本人も保護者の方も、今のお困りごとをお聞かせください。
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