介護職が職場の人間関係を相談する前に整理したい3つのこと

介護職が職場の人間関係を相談する前に整理したい3つのこと

記事
コラム
職場の人間関係で悩んで、

「一度、上司に相談したほうがいいのかな」

と思っても、実際に話そうとすると難しいことがあります。

「ただの愚痴だと思われないかな」
「うまく説明できる気がしない」
「相手を悪く言っているみたいになりそう」

そんな不安があって、相談すること自体をためらってしまう人もいると思います。

相談するときに、すべてを完璧に整理してから話す必要はありません。

ただ、事前に少しだけ分けておくと、自分が何に困っていて、職場に何を相談したいのかが伝わりやすくなります。

1.実際に起きたこと

まずは、自分の評価や推測をいったん横に置いて、

「何があったのか」

を書き出してみます。

たとえば、

「○○さんは私のことが嫌いだと思う」

ではなく、

「申し送りの際に、他の職員がいる前で強い口調で注意された」

というように、実際に確認できる出来事へ戻します。

日時や場面、言われたこと、仕事への影響なども、覚えている範囲で整理しておくと伝えやすくなります。

大切なのは、相手を悪い人だと証明することではありません。

自分が困っている状況を、相手にも分かる形にすることです。

2.何に困っているのか

同じ出来事でも、つらい部分は人によって違います。

強い言い方そのものがつらい場合もあれば、

指示が人によって変わる
自分だけ注意される
質問しづらくなった
仕事に必要な情報共有がしにくい
出勤すること自体がしんどくなっている

など、実際の困りごとが別にあることもあります。

ここが曖昧なままだと、

「○○さんが嫌です」

という相談になりやすく、職場側も何を確認すればいいのか分かりにくくなります。

逆に、

「質問しづらくなり、確認できないまま仕事を進めることが増えている」

と整理できれば、個人同士の好き嫌いではなく、仕事上の問題として話しやすくなります。

3.どうなれば少し働きやすくなるのか

相談するときに意外と難しいのが、

「それで、どうしてほしいのか」

という部分です。

もちろん、自分で解決策を全部決める必要はありません。

ただ、

まず事実を確認してほしい
指導するときの伝え方を考えてほしい
指示を統一してほしい
一度、別々に話を聞いてほしい
同じ状況が続かないようにしてほしい

など、希望することを一つでも考えておくと、相談が進みやすくなります。

「どうしてほしいのか自分でも分からない」という場合は、それもそのまま伝えて構いません。

「今の状態が続くのがつらいので、一緒に対応を考えてほしい」

という相談でも十分です。

相談することは、相手を悪者にすることではない

職場の人間関係を相談すると、

「告げ口しているみたい」

と感じることもあります。

でも、本来の相談は、誰かを一方的に責めるためだけにするものではありません。

何が起きていて、仕事や自分にどんな影響が出ていて、今後どうしたいのかを共有することでもあります。

一方で、相談すれば必ず状況が変わるとも限りません。

話を聞いてもらえたか。
事実を確認してくれたか。
必要な対応を考えてくれたか。

相談した後に職場がどう動いたかも、その職場を考える材料になります。

まずは、

「起きたこと」「困っていること」「どうなれば少し楽になるか」

この3つを分けてみてください。

それだけでも、頭の中で混ざっていたものが少し整理しやすくなると思います。

一人で整理しようとしても、

「どこまで自分の問題なのか分からない」
「こんなことを相談していいのか迷う」
「何から話せばいいのかまとまらない」

ということもあります。

介護職の人間関係や職場の悩みについて、個別にお話を伺いながら状況を整理する相談も受けています。

まとまっていない状態からでも、そのままお話しください。


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