あなたのうつ病、本当に鬱病ですか?

あなたのうつ病、本当に鬱病ですか?

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# あなたの「うつ病」、本当に「うつ病」ですか?

この題名は、うつ病という診断を否定するためのものではありません。

また、精神科や心療内科の治療を否定するものでもありません。

ただ、知っておいていただきたいことがあります。

気分の落ち込み。

強い疲労感。

何もする気になれない。

朝、起きられない。

頭が働かない。

集中できない。

こうした「うつ」のような症状は、心の病気だけで起こるとは限りません。

甲状腺疾患をはじめとする身体の病気や、服用している薬などによっても、似た症状が現れることがあります。

厚生労働省も、うつ病の診断では、甲状腺疾患、副腎疾患、膵疾患、膠原病、悪性腫瘍、脳血管障害など、身体疾患との鑑別を考慮する必要があると示しています。

けれども、そのことを患者さん自身が知らなければ、

「気分が落ち込むから、心の病気なのだろう」

「医師からうつ病と言われたのだから、ほかの可能性はないのだろう」

と、その診断だけを受け止めることになります。

私は、この「ほかの可能性もある」ということを、皆様に知っておいていただきたいのです。

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## ◆身体の確認を受けていなかった方々

私は、延べ10万人以上の方が来院した統合医療クリニックを、21年間経営・運営してきました。

私は医師ではありませんが、多くのご本人とご家族のお話を伺ってきました。

クリニックには、

「うつ病と診断されているけれど、なかなか状態が変わらない」

「薬を飲んでいるけれど、身体のつらさが続いている」

「できれば薬を減らしたいが、どうしたらよいか分からない」

という方々も来院されました。

そのなかには、医師が改めて身体の状態を確認し、血液検査を行ったことで、甲状腺機能の異常などが見つかった方も、少なくありませんでした。

それまで甲状腺について検査を受けていなかった方、身体疾患の可能性を聞いたことがなかった方も、実際にいらっしゃいました。

もちろん、すべての医療機関で身体の確認が行われていない、ということではありません。

また、甲状腺の異常が見つかったからといって、うつ病ではないと直ちに判断できるわけでもありません。

うつ病と身体疾患が併存している場合もあります。

しかし、少なくとも私たちのクリニックには、身体の側から改めて確認したことで、それまでとは違う問題が見つかった方が、繰り返し来院されていました。

だからこそ、私はお伝えしたいのです。

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 ◆「身体についても調べましたか?」

もし、うつ病やうつ状態と診断されていて、強い疲労感や眠気、冷え、むくみ、体重の変化、動悸など、身体の症状も続いているのなら、

「身体の病気が関係している可能性はありませんか」

「甲状腺機能などを確認する必要はありませんか」

と、担当の医師へ尋ねてもよいのです。



患者さんがこの可能性を知っていれば、医師へ質問できます。

必要に応じて、内科や内分泌内科などへの相談もできます。




「甲状腺の検査してください、、」と。

これは、医師の診断を疑ったり、治療を拒否したりすることではありません。

自分の心と身体に起きていることを、より広く確認するための質問です。

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 ◆診断名を、自分だけで決め直さないでください

この記事を読んで、

「私はうつ病ではなく、甲状腺の病気なのかもしれない」

と、ご自身だけで判断することもできません。



橋本病と診断されても、すべての方に甲状腺機能低下が起こるわけではなく、検査結果や症状によって対応は異なります。

また、現在服用している抗うつ薬などを、自己判断で減らしたり中止したりすることも危険です。

気になることは、現在の症状や経過を具体的に伝えたうえで、医師へ相談してください。

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 ◆知っていれば、確認することができます

心の不調に見える症状の背景に、身体の問題が隠れていることがある。

これは、決して特別な考え方ではありません。

医学的にも、うつ病を診断するときに身体疾患との鑑別が必要とされています。

それでも、患者さんがそのことを知らず、身体について確認する機会を持たないまま過ごしていることがあります。

だから、知っておいてください。



「心の病気か、身体の病気か」

と二つに分けるのではなく、心と身体の両方を観ること。

つらい状態が続いているときには、

「身体の側からも確認する必要はありませんか?」
「血液検査してください」

と、医師に尋ねてよいということを。

それが、この記事で最もお伝えしたいことです。

※私は医師ではありません。この記事は、病気の診断や治療を行うものではありません。  
※服用中のお薬は、自己判断で減量・中止せず、必ず処方した医師へご相談ください。  
※「死にたい」「消えたい」という思いがある場合や、ご自身の安全を保てない場合は、直ちに医療機関や緊急の相談窓口へつながってください。

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