鎧を着せずに、外へ出すな!

鎧を着せずに、外へ出すな!

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学び
【鎧を着せずに、外へ出すな】

不登校の子どもを、なんとか学校へ戻そうとする。

引きこもっている子どもを、なんとか外へ出そうとする。

けれども、本当に必要なのは「外に出すこと」だけではありません。



この社会で、自分を守りながら生きていくための「鎧」を、
子どもに渡せているでしょうか。



今の社会は、
大人がつくった仕組みとルールで動いています。

学校の試験。

大学受験。

就職。

契約。

住まい。

お金。

法律。

子どもたちは、いつか、
その仕組みの中で生きていかなければなりません。



けれども、社会のルールを知らないまま、ただ、

「学校へ行きなさい」

「勉強しなさい」

「社会に出なさい」

と言われても、子どもには自分を守る方法が分かりません。




私が考える「鎧」とは、
誰かと戦うためのものではありません。

自分を守るためのものです。




社会が、どのような仕組みで動いているのか。

自分には、どのような権利があるのか。

困ったとき、どこへ相談すればよいのか。

契約とは何か。

なぜ法律があるのか。

それを知り、自分で考え、選ぶための知識です。




◆例えば、、、
宅建を、社会を知る入り口に、、、

私の子どもたちが中学生のとき、
専門学校の宅建講座に通わせました。




資格を取らせることだけが
目的ではありませんでした。

家を借りる。

土地や建物を売買する。

人と契約を結ぶ。

約束が守られなかったとき、自分をどう守るのか。




宅建の学びには、
社会で生きるための仕組みが詰まっています。





学んでいた子どもの言葉が印象的でした。

「法律って、弱い人のためにあるんだね」

私は、この一言だけでも、学ばせた意味があったと思いました。




社会の仕組みを知ると、
自分の立場だけでなく、相手の立場も考えられるようになります。




感情だけで反応するのではなく、

「なぜ、このルールがあるのだろう」

「誰を守るために、つくられたのだろう」

と考えられるようになります。




◆学校へ戻る前に、渡せるものがある

子どもを学校へ戻すことだけが、
親の役割ではありません。

社会の仕組みを伝えること。

自分を守る知識を渡すこと。

物事を読み解き、自分で判断する力を育てること。




それも、親から子どもへ渡せる、大切な愛情です。




知識は、子どもを閉じ込める鎧ではありません。

外の世界へ出たとき、自分の命と人生を守るための鎧です。

無理に外へ出す前に、
まず、子どもが自分を守るためのものを渡す。




鎧を着せずに、外へ出すな。

私は、そう思っています。
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