【ごきげんさんをつくる、お弁当】

【ごきげんさんをつくる、お弁当】

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学び
【ごきげんさんをつくる、お弁当】

この曲げわっぱの中には、長年の試行錯誤が詰まっています。

今日のお弁当は、

・かぼちゃの水煮  
・茄子の含め煮  
・もやしと干し椎茸の含め煮  
・銀ダラの西京漬け  
・にんじんと山芋のスティック  
・ほうれん草の磯辺和え  
・小さなお好み焼き  
・大根、にんじん、春菊のぬか漬け  
・にんじんのピクルス  

そして、りんごのピクルスです。

一見すると、今日の主役は銀ダラの西京焼きに見えるかもしれません。

けれども、私にとっての主役は、りんごのピクルスです。

◆なぜ、りんごのピクルスなのか

魚や肉のようなしっかりした味のおかずに、酸味と甘みのあるものを少し添える。

すると、口の中がさっぱりし、野菜も一緒に食べやすくなります。

私は旅先で、肉料理と果物のピクルスを組み合わせる食文化に出会いました。

「この組み合わせを、いつものお弁当に使えないだろうか」

そう考え、西京焼きに、りんごのピクルスを合わせてみました。

特別な料理をつくったわけではありません。

ほかの国や地域で受け継がれてきた食べ方を、わが家の食卓に取り入れただけです。

それでも、一つの組み合わせを知ることで、毎日のお弁当は少し楽しくなります。

◆身体は、一人ひとり違う

私は、統合医療クリニックを21年間経営・運営し、多くの方々の身体、心、食事、暮らしを見てきました。

同じものを食べても、心地よく感じる人もいれば、身体に合わない人もいます。

「身体によいと言われているから」と、全員に同じものを勧めるのではなく、

その人が何を食べたのか。

その後、身体はどうだったのか。

気分や集中力はどう変わったのか。

私は、日々の様子を観察することを大切にしてきました。

わが家のお弁当に野菜が多いのも、一般的な正解を当てはめたからではありません。

子どもたちの体調や食べ方を見ながら、試し、確かめ、少しずつ今の形になりました。

◆お弁当は、小さな実験室

医学や身体についての知識。

子どもの成長と学び。

世界各地で受け継がれてきた食文化。

それらは、別々のものではありません。

毎日の食卓やお弁当の中で、つなげて使うことができます。

食べたあと、元気に過ごせたか。

午後も集中できたか。

おいしいと感じたか。

また食べたいと思ったか。

答えは、食べた人の中にあります。

だから私は、お弁当を完成品だとは考えていません。

今日つくり、食べた様子を見て、また次のお弁当に活かす。

家族一人ひとりの「自分の場合」を知るための、小さな実験室です。

毎日のごきげんは、特別な一日だけでつくられるものではありません。

今日、何を食べるか。

どのように組み合わせるか。

どんな気持ちで食卓を囲むか。

その小さな積み重ねが、身体と心の土台になっていく。

私は、そう思っています。

あなたは今日、ごきげんですか?☺️

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