『なんで自分はこうなんだろう』と思ったら、自分を知ってみる

『なんで自分はこうなんだろう』と思ったら、自分を知ってみる

記事
コラム
「なんで自分は、こんなに気にしてしまうんだろう」
「どうして、断ることができないんだろう」
「なんで人からの評価が、こんなに気になるんだろう」


そんなふうに、自分のことを不思議に思ったことはありませんか?

私は以前、よくそんなことを考えていました。

仕事で怒られると、必要以上に落ち込む。
仕事を頼まれると、断れない。
誰かに何かを言われると、その言葉を何度も思い返してしまう。

そして最後には、
「自分が仕事ができないからだ」
「役職付きなんだからもっとしっかりしないと」
「もう40代なんだからもっとしっかりしないと」
「もっと気にしないようにしないと」
と、自分を責めていました。

でも、あるときから少しずつ、
「自分のことを、もっと知ってみよう」
と思うようになりました。

自分はどんなことが苦手なのか。
どんなときにストレスを感じやすいのか。
なぜ人の目が気になるのか。
どういう状況になると、頑張りすぎてしまうのか。

そうやって自分を振り返っていくと、
「自分はこういうところがあるんだな」
と、少しずつ分かってきました。

例えば私は、人から仕事を頼まれると、なかなか断れないところがあります。

「他の期限がある業務があって、忙しいから無理」と思っていても、

「断ったら嫌な顔をされるかもしれない」
「社内での自分の評価が下がるかもしれない」
「上司に直接依頼されたのに断れるわけがない」
「同僚の依頼も断ったら、上司に報告されて、怒られる」
と考えて、結局引き受けてしまう。

以前は、
「なんで自分ばっかりに仕事が回ってくるのか」
「なんで自分がやらないといけないといけないのか」
「この断れない環境は不平等すぎる」
と思っていました。

でも、自分のことを考えていくうちに、
「自分は、人から頼られると絶対に応えないといけないと思っている」
ことに気づきました。

そう分かると、少し考え方が変わりました。

仕事を引き受けようとしている自分に対し、
「今、また無理をしようとしているな」
と気づけるようになったんです。

すると、
「今すぐ返事をしなくてもいい」
「本当に自分がやる必要があるのかな?」
と、一度考えることができるようになりました。

自分を知ったからといって、
性格が変わったわけではありません。

今でも、人の言葉を気にすることはありますし、
嫌なことがあれば、落ち込むこともあります。

でも、
「また気にしてしまった。自分はダメだ」
ではなく、
「自分はこういうことを気にしやすいんだったな」
と思えるようになりました。

すると、
「じゃあ、どうすれば少し楽になれるだろう?」
と考えられるようになったんです。

すぐに返事をしない。
一人で抱え込まず、人に頼る。
必要以上に相手の評価を気にしない。
できないことまで無理に引き受けない。

そんなふうに、自分に合わせて
行動を変えていくことができるようになりました。

私は、自分を知ることは、
自分を変えることとは少し違うと思っています。

「もっと頑張らないと」
「もっと強くならないと」
「もっと気にしない人にならないと」
と、今の自分を否定するのではなく、

「自分はこういうところがあるんだ」
と知る。

それだけでも、自分との付き合い方が少し変わることがあります。

自分のことを知ると、
「自分がダメだから、こんなに苦しいんだ」
ではなく、
「自分はこういうことで苦しくなりやすいんだ」

と考えられるようになる。

私は、この違いがとても大切だと思っています。

もし今、

「なんで自分はこんなに気にしてしまうんだろう」
「どうしていつも頑張りすぎてしまうんだろう」
と思っているなら、

自分を責める前に、
「自分は、どんなときに苦しくなるんだろう?」
と考えてみてください。

紙やスマホに、

・どんなときに嫌な気持ちになる?
・何を言われると傷つく?
・どんなことを無理してしまう?
・本当はどうしたい?

と、思いつくまま書いてみるのもいいと思います。

答えがすぐに見つからなくても大丈夫です。

私も、自分のことをすぐに理解できたわけではありません。

少しずつ自分を知っていく中で、
「自分は、こういう人間なんだ」
と分かってきました。

そして、それまで「自分の弱さ」だと思っていたことも、
少し違った見方ができるようになりました。

自分を変えようとする前に、
まず自分を知ってみる。


それだけでも、
今までとは違った自分との付き合い方が見つかるかもしれません。


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