【不動産投資】築古物件は本当に空室率が高いのか?
〜修繕された築古物件は新築並みに入居が決まる理由〜
不動産投資の一般論として、「築年数が古くなるほど空室率が上がる」という話をよく聞きます。
でも私は、自分自身の経験と実務の現場を見てきた中で、この一般論は“統計の錯覚”ではないか? と考えています。
今日は、「築古 × 空室率 × 修繕」の本質について整理します。
■ 築古物件だから空室率が高いのではない
“修繕されていない築古物件”が空室率を押し上げているだけです。
つまり、
修繕されている築古物件 → 新築並みの入居率
修繕されていない築古物件 → 空室率が上昇
この2つが同じ「築古」という枠に入れられているため、統計上は「築古=空室率が高い」という誤解が生まれていると考えています。
■ 統計が誤解を生む理由
✔ 統計は“修繕状況”を区別していない
国交省のデータも民間の空室率データも、
綺麗に維持された築古物件
放置された築古物件
これらを区別していません。
当然、平均値は悪化します。
✔ 未修繕の築古物件が市場に大量に存在する
特に地方では、
オーナーの高齢化
キャッシュ不足
修繕の重要性を理解していない
こうした理由から未修繕物件が多く、これらが空室率を押し上げている現実があります。
✔ 修繕された築古物件は「統計の中で少数派」
外壁
屋根
給排水
内装
共用部
外構
まできちんと維持しているオーナーは、統計上は少数派です。
だから、修繕された築古物件の入居率の高さが統計に反映されないのです。
■ 事実、私の築31年アパートは新築並みの入居率を維持している
これは完全に説明できます。
✔ “築古の弱点”を修繕で消している
築古の弱点は、
古くさい設備
うす汚れた外観
暗い共用部
劣化した水回り
ですが、修繕でこれらを消しています。
つまり、築古の弱点が存在しない築古になっています。
✔ 家賃が新築より安い
「古いけど綺麗なら、家賃が安いからそっちを選ぶ」
これは市場の本音です。
新築は高い。 築古は安い。
でも綺麗なら、築古の方がコスパ最強です。
■ 実務データでも裏付けられている
民間リーシング会社のデータでは、
修繕済み築古 → 入居率95〜98%
未修繕築古 → 入居率70〜80%
という明確な差があります。
つまり、“築古物件の空室率は「修繕格差」で説明できる” ということです。
■ まとめ
「築古=空室率が高い」は統計の錯覚
修繕されていない築古物件がデータを汚している
修繕された築古物件は新築並みの入居率を維持する
入居者は築年数より“設備の新しさ”を重視
築古物件でも修繕すれば空室率は上がらない
つまり、築古でも “修繕すれば十分競争に勝てる” ということです。
■ 長期シミュレーションで「修繕 × 空室 × IRR」を見える化できます
私は、
修繕費
空室率
IRR(内部収益率)
DSCR(借入金償還余裕率)
出口価格
をすべて統合した 長期収支シミュレーション を作成しています。
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