完璧を目指すより、「伝わる演奏」を目指してみる。

完璧を目指すより、「伝わる演奏」を目指してみる。

記事
音声・音楽

「なんだか音源と違う気がして……」

レッスンで伸び悩む生徒さんに多いのが、「完璧を目指すタイプ」の方です。「イントロのこの部分、音源となんだか違うような気がして……」そんなふうに、一つひとつの音やニュアンスを気にするあまり、なかなか先へ進めなくなってしまうことがあります。
もちろん、その姿勢は決して悪いことではありません。むしろ、「もっと良くしたい」という気持ちの表れです。
でも、その気持ちが強くなりすぎると、演奏する楽しさよりも、「間違えないこと」が目的になってしまうことがあります。

同じように弾けなくて当たり前

でも、それって違っていて当たり前なんですよ。
だって、弾いている人が違うんですから。手の大きさも違えば、力の入れ方も違う。好きな音楽や、使っている楽器だって違うかもしれません。
まったく同じ演奏にならないのは、ごく自然なことなのです。

最初に目指すのは「雰囲気コピー」

実は、僕たちのようなプロのミュージシャンも、ライブサポートなどでは他のミュージシャンがプレイした楽曲を弾く機会がたくさんあります。そんな時、最初から一音一句、完璧なコピーを目指すことはあまりありません。
まず意識するのは、「何がその曲らしさをつくっているか」です。
印象的なイントロ、特徴的なリズム、口ずさめるフレーズ。そうした「この曲らしい」と感じる部分をしっかり押さえたうえで、それ以外は自分のスタイルで演奏することも少なくありません。
「完コピ」ではないこのやり方を、僕たちは勝手に「雰囲気コピー」と呼んでいます。

「伝わる演奏」は、完璧な演奏とは限らない

もちろん、「どう演奏すればその曲らしく聴こえるのか」を見極めるには経験が必要です。でも、その感覚は少しずつ身につけることができます。
そして、それが分かってくると、「完璧じゃないから弾かない」ではなく、「まずは弾いてみよう」という気持ちになれます。
聴いている人が、「あ、この曲だ!」と感じてくれたなら、あなたの演奏はすでに音楽として十分に伝わっているわけです。

生徒さんが教えてくれたこと

レッスンを通して感じるのは、上達が早い人ほど「完璧になるまで先へ進まない」のではなく、「今できる形で一曲を弾き切る」ことを大切にしているということです。
一曲弾けるようになるたびに、自信が生まれます。そしてレパートリーが増えるたびに、演奏する楽しさも広がります。
だから僕のレッスンでは、完璧なコピーだけを目標にはしていません。その曲らしさを大切にしながら、自分らしい演奏も少しずつ育てていく。
そんなレッスンを通して、「弾ける曲が増えていく喜び」を一緒に味わっていきましょう。

ゼロから成長を実感できるレッスンを提供しています。ぜひお問い合わせください!


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す