アメリカのスーパーと外食で感動した「体に優しい表示」

アメリカのスーパーと外食で感動した「体に優しい表示」

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アメリカで暮らすようになって、日本との違いにハッとさせられたことのひとつが「オーガニック食品やグルテンフリーの身近さ」です。

日本にいた頃、私は、オーガニックといえばこのようなイメージがありました。
「健康にすごくこだわっている人がわざわざ買うもの」
「高級スーパーや専門店でしか手に入らない特別なもの」
そして最大の理由は、やっぱり「お値段が高いから」、と「どこででも手に入るものではないから」。
日常的に毎日の食卓に取り入れるには、少しハードルが高く感じられていました。

ところが、アメリカのスーパーマーケットに一歩足を踏み入れると、その先入観がガラリと覆されます。
ごく一般的なスーパーであっても、普通の野菜や果物売り場のすぐ隣に、当たり前のように「オーガニックコーナー」が設置されています。わざわざ離れた専門店に行かなくても、日々の買い物のついでに自然と選択肢に入るようになっているのです。

しかも、その手軽さが素晴らしい。価格も決して「高すぎて手が届かない」というわけではなく、日常使いできる現実的なプライスラインに設定されています。驚くことに、身近なレタスやイチゴでさえ「普通のもの」と「オーガニックのもの」が並んで売られていて、好きな方をサッと買い物カゴに入れることができます。

そして、そのオーガニック商品は生鮮食品だけではありません。
店内を見渡すと、加工食品の缶詰、子供にあげるスナック菓子、ジュース、ナッツ類に至るまで、あらゆるカテゴリーにオーガニック商品がラインナップされています。
パッケージにも一目でわかる大きなマークや文字で「ORGANIC」と書かれていて、卵ひとつを選ぶときでさえ、どれがオーガニックなのかがひと目で分かるよう工夫されているのです。

さらに、スーパーの中だけでなく外食のシーンでも感心させられる出来事がありました。
すべての店舗ではありませんが、街のレストランに入ってメニューを開くと、料理名の横に小さく「Gluten-Free(グルテンフリー)」や「Vegetarian(ベジタリアン向け)」といった表記やアイコンが添えられている店をよく見かけます。

日本ではあまり見かけない光景だったので、初めて見たときは
「へぇ〜!こんなに親切に分かりやすく表示されているんだ!」
と、その配慮にとても感心しました。
アレルギーがある方はもちろん、体調や思想に合わせて食事を選びたい人にとっても、店員さんに細かく質問することなく安心して注文できる素晴らしいシステムだなとも感じます。

アメリカで過ごしていると、体に優しいものを選んだり、自分に合った食事を選ぶ、ということが、決して特別な贅沢でも、一部の人のためのこだわりでもなく、暮らしのなかの「当たり前の選択肢」として自然に用意されていることに気づかされます。

スーパーの棚やレストランのメニューを眺めながら、
「このオーガニックの手軽さや、誰もがひと目で食を選べる分かりやすい表示は、日本でももっと普及してくれたら嬉しいなぁ」
と感じています。
気負わずに良いものを選択できるこの文化は、毎日の生活を少し豊かにしてくれるアメリカの素敵な魅力のひとつです。
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