勉強時間より大事な事~机に向かって書くことだけじゃない~

勉強時間より大事な事~机に向かって書くことだけじゃない~

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学び

「毎日1〜2時間は勉強しているのに、なかなか点数が上がらない」

「宿題は終わらせているのに、テストになると解けない」

このような悩みを持つ中学生は少なくありません。

もちろん、勉強時間を確保することは大切です。
しかし、成績につながるかどうかは、机に向かっていた時間だけでは決まりません。

今回は、そもそも勉強とは何か、そして勉強時間より大切にしたいことについて考えてみます。

勉強とは「できない」を「できる」に変えること

勉強というと、机に向かい、ノートにたくさん書き、問題集を何ページも進めるイメージがあるかもしれません。

しかし、本来の勉強は、ただ書くことや問題数をこなすことではありません。

大切なのは、
できなかった問題を、次に出会ったときに自分で解けるようにすること
です。

たとえば、前回間違えた問題を見て、

「この問題は、最初に何を求めるんだっけ?」
「どの公式を使えばいいんだっけ?」
「図や表にすると分かりやすそうだな」

と、頭の中で解き方を思い出す。

極論を言えば、このときはペンも紙も使っていません。
それでも、自分の頭から考え方を取り出そうとしているので、立派な勉強です。
ChatGPT Image 2026年9月8日 14_21_21.png


答えを見れば「分かる」と感じる問題でも、答えを隠した状態で解き方を思い出せなければ、まだ自分の力にはなりきっていません。

「量より質」は、量を減らすという意味ではない

「量より質」と聞くと、少ない問題だけをじっくり解けばよい、という意味に受け取られることがあります。

ですが、問題数をこなすことも大切です。

ここで気をつけたいのは、勉強の「量」を、単純な勉強時間と同じにしないことです。

勉強の量とは、
どれだけ多くの問題・考え方を、自分で使える状態にできたか
だと考えています。

すでに完璧に解ける問題を10問解くことにも、確認としての意味はあります。
ただし、新しくできるようになることは少ないかもしれません。

一方で、間違えた1問について、

・どこで考え方が止まったのか
・どの知識や公式を使う問題なのか
・問題文のどこに注目すればよいのか
・図や表にすると何が見えるのか
・似た問題が出たら、最初に何をすればよいのか

まで確認できれば、その1問は次の問題にも役立つ学びになります。

 一問から得られるものを増やそう

同じ1時間の勉強でも、取り組み方によって得られるものは変わります。

たとえば、5問解いて答えだけを確認する勉強では、5つの問題の解き方を知ることができます。

一方で、1問を丁寧に振り返ることで、

・使う公式を判断する力
・情報を図や表に整理する力
・式を立てる力
・間違いに気づく力

など、複数の力を身につけることができます。

問題数だけを見ると、たくさん解いた方が勉強したように感じるかもしれません。
ですが、テストで必要なのは、初めて見る問題や少し形を変えた問題にも対応する力です。

その力は、答えを覚えるだけでは身につきません。

「なぜこの考え方になるのか」
「次に同じタイプが出たら、どこから考えればよいのか」

まで考えることで、知識を使える力に変えていくことができます。
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勉強時間を増やす前に見直したいこと

勉強時間が少ないと感じると、まずは「もっと長く机に向かわないと」と思いがちです。

もちろん、テスト前などは勉強時間を増やす必要もあります。

ただ、その前に一度、次のことを確認してみてください。

・解いた後に、答えだけ見て終わっていないか
・間違えた理由を確認しているか
・答えを隠しても、解き方を説明できるか
・同じ考え方を使う別の問題にも挑戦できているか

勉強は、長くやることだけが目的ではありません。

一問ずつ「できること」を増やしていくことが、結果として点数につながり、自信にもつながります。

勉強時間を増やしているのに成果につながらないときは、「もっと頑張らなければ」と一人で抱え込む必要はありません。

問題を解く量、振り返り方、一問から学ぶ方法を少し変えるだけで、勉強の手応えは変わっていきます。

私の授業では、答えを教えて終わりにするのではなく、「どう考えたのか」「どこで止まったのか」「次に同じ問題が出たら何をすればよいのか」を一緒に整理します。

勉強のやり方から見直したい方、勉強しているのに点数につながらず困っている方は、ぜひ一度、授業を通して一緒に取り組んでみませんか。

一問ずつ「自分で解けた」という成功体験を増やしながら、テストで使える力につなげていきましょう。

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