業務の自動化でやりがちな「5つの失敗」。最初に知っておくと、ぐっと進めやすくなります!

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業務の自動化や仕組み化は、うまくハマればとても大きな効果があります。

ただ、進め方を間違えると、せっかくの仕組みが「使われないまま放置される」「かえって手間が増える」ということも、実は珍しくありません。

私自身、これまで色々な業務改善のご相談をお受けする中で、「あ、これはよくあるパターンだな」と感じる失敗例がいくつかあります。

今回は、そのうち代表的な5つを共有させてください。
これから自動化に取り組もうとしている方が、最初に知っておくと、ぐっと進めやすくなる内容です。
ご自身で進める場合も、誰かに頼む場合も、共通して役に立つ話だと思います。

失敗1:「全部を一気に変えよう」としてしまう

いちばん多いのが、これです。

「どうせやるなら、いっそ全部の業務をまとめて自動化しよう」と意気込んでスタートして、途中で力尽きるパターンです。
業務の流れは、思っている以上に細かい例外や条件分岐があります。
全部を一度に整理しようとすると、考えることが多すぎて優先順位がつけられなくなります。
結果、「どれも中途半端」「結局どこから手をつけたかわからない」という状態に陥ります。

ここから学べることは、”自動化は「いちばん面倒な1か所」から始めるのが鉄則”ということです。

小さく作って → 動かして → 馴染ませて → 次に進む。
このリズムが続けやすさを生みます。
中小企業庁の白書でも、デジタル化に取り組む際は「身の丈に合った進め方」が有効だと示されています。最初から大きく構えず、ボトルネックから手をつける考え方は、規模に関係なく共通です。

こうやって話す自分自身も、最初はこの失敗のパターンに何度も何度も、ハマりました。。。
何度もやり直して、かなりいらない作業が増えてしまい、自動化して時間を生み出したいのに、全然時間が生まれない!!!みたいなことがあって、自動化を何度もあきらめそうになっていました。。。

失敗2:「便利そうだから」でツールを増やしてしまう

最近は、便利な業務効率化サービスやアプリがたくさんあります。
「これも使えそう」「あれも便利そう」と、次々に導入してしまうケース、よく見かけます。
ただ、ツールが増えるほど、

”どこに何の情報があるかわからなくなる”
”アカウントとパスワードの管理が大変になる”
”月額費用が積み上がっていく”
”ツール同士が連携していなくて、結局手動でつなぐことになる”

という問題が起きやすくなります。

特に痛いのは、最後の「連携していない」問題です。

便利なツールを5つ入れたのに、それぞれの間で情報をコピペする作業が新しく生まれてしまっては、本末転倒です。

よく言われるのは、ツールは「足し算」ではなく「設計」で考える。ということ。
(ポケモンジム攻略の時も、たくさんいるポケモンの中から、相手のポケモンに対して、”こうかばつぐん”の攻撃をもつポケモン連れて行くような感じです。笑)

今ある業務の流れに対して、どこに何が必要かを先に決めてから、必要最小限を選ぶ。
「便利そう」で増やすのではなく、「ここに必要だから」で選ぶのがコツです。

失敗3:「自分しか触れない仕組み」になってしまう

これは、ご自身で頑張って自動化を進めた方によくあるパターンです。

最初は動いていた仕組みが、半年後、1年後にちょっと修正したくなったときに、「自分でも何を作ったか思い出せない」「どこを直せばいいかわからない」という状態になってしまう。

あるいは、作った本人が忙しくて触れず、誰も他に対応できない、という状況に陥る。

これは技術的な問題というより、「仕組みの作り方の問題」です。

記録が残っていない、ルールが決まっていない、誰でも見られる場所に手順がない。こうなると、せっかく作った仕組みが資産ではなく負債になっていきます。

ですので、自動化を進めるときは、「半年後の自分(または他の誰か)が触れるか」という点を意識します

シンプルな構造で作る、何をしているかメモを残す、設定の場所を一か所にまとめる。
これだけで、長く使える仕組みになります。

失敗4:「動けばOK」で終わってしまい、改善しない

仕組みが完成して、最初は喜んで使い始める。

でも、しばらく経つと「実はここがちょっと使いにくい」「思っていたのと違う動きをする」という小さな違和感が出てくることがあります。

このときに、「まあ動いてるからいいか」と放置してしまうのが、4つ目の失敗です。

放置している間に、その違和感が積み重なります。

やがて「使いづらいから、結局手作業に戻ってしまった」という状態になり、せっかく作った仕組みが使われなくなる。

これは本当にもったいない結末です。

これを防ぐために自動化は「作って終わり」ではなく、「動かしながら微調整する」ものです。

最初の1か月、2か月で気づいた違和感は、すぐに直す。むしろ、最初に違和感が出るのは自然なことなので、調整できる前提で作っておくのがおすすめです。

失敗5:「自動化できないところ」まで自動化しようとする

5つ目は、少し意外かもしれません。

業務の中には、「自動化に向いている作業」と「自動化に向いていない作業」があります。

たとえば、

毎回パターンが決まっている入力 → 自動化しやすい 〇
例外が多くて、判断が必要な対応 → 自動化しにくい △
人と人の信頼関係に関わるやり取り → 自動化すると逆効果 ×

このあたりは、最初の段階で見極めが必要です。

「全部を自動化したい」という気持ちで進めると、
本来は人がやった方がいい作業まで仕組みに組み込んでしまい、かえってお客さまや関係者からの満足度が下がることがあります

特に、最初のお客さま対応や、感謝の連絡、トラブル時の謝罪など、感情が関わる場面は、人の手で行った方が結果的に良いことが多いです。

そのため自動化を考えるときは、「やった方がいいこと」だけでなく「やらない方がいいこと」も同時に決めます

全部を機械に任せるのではなく、人がやるべき仕事の時間を確保するために、それ以外を仕組み化する。この視点を持つと、バランスのいい設計になります。

5つの失敗に共通する1つのこと

ここまで5つの失敗を見てきましたが、実はこれらに共通する原因が1つあります。
それは、「最初の整理が足りていない」ということです。

何が一番のボトルネックなのか
どこから手をつけると効果が大きいか
自動化すべき作業と、人が残すべき作業の境界はどこか
半年後、1年後に誰が触る前提にするか
違和感が出たときに、どうやって直していくか

これらの設計を、最初に少しだけ時間をかけて整理するだけで、ほとんどの失敗は防げます!

逆に、ここを飛ばしていきなり作業に入ると、上のような落とし穴に1つ以上ハマる確率がぐっと上がります。

ご自身で進める場合のヒント

ここまで読んで、「自分で進める場合に気をつければいいんだな」と感じた方もいると思います。
その通りです。これらの失敗は、知っているだけでもかなり防げます。

ご自身で進める場合は、

①ノートに「いま困っている作業」を全部書き出す
②そのうち「いちばん面倒なもの」に1つだけ印をつける
③まずはそれだけを変えてみる
④1か月使ってみて、違和感があれば調整する

この4ステップだけでも、失敗の確率はかなり下がります。
最近はAI(ChatGPTやClaudeなど)に「この作業を自動化するには、どうすればいいですか?」と相談すると、進め方の案を出してくれます!
情報も無料で集まる時代なので、ご自身で進める環境はずいぶん整ってきました。

一方で、最初の整理だけ相談するのもアリです。
ただ、自分の業務を客観的に見るのは、思っている以上に難しいことです。
毎日その中にいると、「全部大変」「どれも面倒」と感じてしまい、優先順位がつけられないことがあります。
そんなときは、第三者に話してみるのも一つの方法です。

作る部分は自分でやるとしても、「どこから手をつけるべきか」「どの作業は自動化に向いていないか」だけを相談する、という使い方もできます。

実際、ご相談いただく方の中にも、「最終的には自分で作るつもりだけど、最初の整理だけ手伝ってほしい」というケースは結構あります。

それも全然ありです。
一緒に整理して、ご自身で進めていただくのも、立派な解決方法だと思っています。

業務の自動化は、最初の一歩を間違えなければ、本当に大きな効果があります。
逆に、最初に小さな失敗を重ねてしまうと、「やっぱり自動化は無理」という諦めにつながりやすい。
だからこそ、これから始める方には、「やる前に、知っておく」ことを大事にしてほしいと思っています。

今回の5つの失敗を頭の片隅に置いておくだけで、進め方がかなり変わるはずです!

もし気になるものがあれば、私のプロフィールからお気軽にメッセージください。
「うちの業務、どこから手をつければいいかわからなくて…」という段階でも大歓迎です。
難しい専門用語は使わず、最初の整理から一緒に進めていきます。

業務ツールディレクター はせ
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