第14回=第4章(その4):【ペイシェントハラスメント】「転院の日」

第14回=第4章(その4):【ペイシェントハラスメント】「転院の日」

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法律・税務・士業全般
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皆さん、こんにちは。

普段、このブログは火曜日と金曜日での更新をしておりますが、昨日の火曜日に更新が間に合わず、今回は水曜日のこの時間になってしまいました。

楽しみに(?)されていた読者の皆さまにお詫び申し上げます。

連載を落とした漫画家先生のように言い訳を…

最近、仕事が立て込んでしまい、ブログの原稿を作成する時間がなかったことが理由でして、決して長い連載となったペイシェントハラスメントシリーズがようやく転院が完了したからここで安心したのではないということをお伝えさせていただきます(笑)

このB氏への対応ですが、Aさんの転院ですべて完了!となったわけではなく、転院完了後も当日中に色々とストレスになるアクションを仕掛けてきました。

これから先は、蛇足になるかもしれませんが、警察相談までは書き切るつもりです。

あとしばらくお付き合いください。

【転院後の検証】

Aさん転院後、私は自分の対応記録に、B氏を激昂させた私の行動について、その理由を記述しました。
B氏のこれまでの言動から、警察相談や裁判は十中八九ハッタリだと思っていましたが、万が一、ややこしい状況になったときに、その時の私がとった対応の根拠を明らかにしておき、一連の対応が「合理的であった」と疎明しておく必要があると考えたからです。

B氏が激昂した私の対応は、Aさんを介護タクシーが準備したストレッチャーに移した後、B氏から「お前はここでいい。(もう役目が終わったからこの場から立ち去れという意味だったと思います)」という言葉に対して、病棟の詰め所から見送り(動向監視)をしていたことです。

私がこの対応を取ったのは、
・自身が医療安全を担当する立場であり、患者が病院を出発するまでスタッフの安全を見守る責任があった。
・前回の主治医のIC中止の際、一方的に長男が面談の場を飛び出したにも関わらず、とりなしにあたった病棟師長、MSWに対して「先生に追いかけてきて欲しかった」と発言していた事実があり、処置室に留まっていてはさらなるクレームが生じるおそれがあると判断し、「誠意」として見送りをする判断をした。
以上のことが理由です。

この2つの理由から、私がB氏の要求に反して見送り(動向監視)を行った判断は、社会通念上合理的であると、今もその判断に誤りはなかったと考えています。

一方、B氏の当時の行動は、
・他の入院患者がいる病棟において私を罵倒
・罵倒しながら私に接触するほど詰め寄り威嚇
・転院をやめる等の医療行為の妨害を意図した発言
等があり、不当かつ違法性を十分に検討でき得る行為であったと判断しています。

【転院直後から連続の電話】

転院が完了したから安心というわけにはいきません。
おそらく、翌日には色々と理由をつけて、電話による業務の妨害(B氏自身が診療妨害であることを認識している旨の発言をしていたことから、ここでは業務妨害として記載します。)はあると予想してはいましたが、転院直後からB氏からの妨害行為がありました。

それは「偽計業務妨害罪」を検討するに足りる頻度で電話がありました。
これが毎日のように続いていれば、記録をしっかり取っていれば立件できるレベルであったと思います。

私は、B氏からの電話攻勢は予想していたので、B氏の電話があれば、私につなげと言わない限りはお断りするよう要請していました。

B氏からの電話は以下のとおりです。

11:41 院長につなげ(お断り)
11:51 院長につなげ(お断り)
※院長への電話は私につなげるよう交換台に指示

11:53 院長につなげ→私が応対すると「用事がない」と切断
11:54 院長につなげ→私が応対すると「用事がない」と切断
11:56 院長につなげ→私が応対すると「用事がない」と切断
11:57 院長につなげ→私が応対すると「なんで病院長につながないのか」
→つなげる必要がない。お断り

【終わらない電話】

12:02 (破って捨てたあと、帰り際に拾っていた)退院請求通知書の病院長印が上下さかさま
→公印には上下の判別ができるよう「アタリ」がついているので、上下さかさまは事実ではない
12:03 退院請求通知書に拒否と書かれている。どういうことか。
→文面の通り。B氏は来院しないでほしい
 親族が違う病棟に入院する。自分は身元保証人になっている。
→保証人になったとしても来院しないでください。
※電話の後、すぐさま全入院予定患者の保証人を確認した結果事実なし

12:14 (横に弁護士がいるような素振りで)病院との連絡はどうすればよいのか。誰に連絡を取ればよいのか。カルテの開示はどうすれば良いのか
→カルテの開示は医事課に申請してください。電話はBさんの奥様であれば対応します。
来院できないのでメールで連絡が欲しい。
→ではメールで対応します。
メールが届かなかった場合はどうするのか。
→何らかの形で連絡します
 拒否はすべての家族親族を含めるのか。
→書面にあるように、Aさん、Bさんに対してです
弁護士は、★★法律事務所の「●●ヤマ」先生。弁護士が病院の話を聞きたいとなった場合は誰に連絡すればよいのか。
※弁護士会の「●●ヤマ」という名の弁護士が「★★」がつく法律事務所の在籍なし~B氏の虚偽と推察
→弁護士の窓口も私が担当します
メールで連絡するのは請求金額を総額で、振り込み先を教えてほしい。他の情報は不要。
→承知しました
患者が着けていた装具はどうればよいのか。転院先では不要と言われた。病棟師長から転院先にお願いされたと、転院先の担当から聞いた。
→返却してください。着払いで結構。こちらで対応します
装具は師長から「お願いされた」というのは事実か。
→わかりません。病棟師長に確認を取り、メールで回答します

【電話による揺さぶり】

12:44 病院の番号から何度も着信がある。
→そういう事実はありません。誰もあなたに電話をしていません
12:47 いい加減にしてほしい。何度も病院から電話がある。
→事実はないですが、そんなに事実と言うのであれば、関係者には電話をしないよう周知します
13:03 電話の相手が「とある医師」であることがわかった。装具の電池交換、今後の予約はどうするのか。
→予約があれば全件削除します。電池交換で連絡した医師はわかりますか?
それは言わない。電池交換どうする。
→事実があれば回答するが、基本的には転院先の対応におまかせします。それはこちらの担当から連絡させます。あなたが言っていることの事実確認を含めて
※電池を使う医療器具の使用事実がないことが判明。当然「とある医師」も存 
 在しない

13:15 医療費の支払い期日は翌月末にしてほしい。
→医事課に調整をかけます
13:22 医療費の請求に関して、振り込み確認できれば領収書を送ってほしい。切手代110円をあわせて請求してほしい。
→医事課に調整します。切手代も不要になるよう取り計らいます
13:33 妻からの指摘で気づいた。入院初日の医療費の請求がない。入院初日なので医療費が発生するはずなので理由を知りたい。毎月の請求額が異なる。先々月、先月は日数が違うので金額が異なるのはなんとなくわかるが、今月について説明してほしい。
→すべて医事課に確認し、メールで回答します

なんと、転院から1時間経過したかしないかのうちに一本目の電話があり、そこから2時間足らずで15回も電話がありました。
この時点で私の中では、「転院すれば終わる」という期待は完全に消え、以後は組織防衛を前提とした対応に完全に切り替える必要があると判断しました。

しかも後半は、業務妨害の指摘を受けないよう、正当な理由があることを装っての内容で、「隣に弁護士がいる」というのも、電話で伝わってくる状況は、まるでひとり芝居のコントで、滑稽にも感じました。

ちなみに、B氏が言う弁護士事務所と弁護士は、病院が所在する都道府県、B氏の居住地の都道府県、Aさんの施設の都道府県など、考えられるすべての都道府県の弁護士会と法律事務所のホームページを調べ、弁護士が実在するのかを確認しましたが、法律事務所、弁護士も「該当なし」でした。
私は、その弁護士が実在するのであれば、病院側窓口として直接連絡を取り、事実関係を確認するつもりでした。
(その5へ続く)

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