7つのムダ削減 動作のムダ 利益を食いつぶす「チョコ停」をあぶり出す!AI現状分析!

7つのムダ削減 動作のムダ 利益を食いつぶす「チョコ停」をあぶり出す!AI現状分析!

記事
ビジネス・マーケティング
製造現場において、利益を気付かないうちに削り取っている恐ろしいムダがあります。
それが「準備(段取り)時間のバラツキによるムダ」と、ちょこちょこ機械が止まる「チョコ停」です。

これらは基幹システムには「ただの稼働時間」として丸められてしまうため、データ上には現れない『見えないムダ』となります。

■ 見えないムダをあぶり出すスプレッドシート

この見えないムダを可視化するため、私(業務改善仕事人)はスプレッドシートを使って、現場が簡単に打刻できるツールを作成しました(※画像をご参照ください)。
スクリーンショット 2026-10-13 234259.png

使い方は超シンプルです。スプレッドシートのシートに
「さあ、この仕事に取り掛かろうか」というタイミングで、準備スタートの『チェックボックス(□)』にレ点(チェック)を入れるだけです。
たちまちそのレ点が「時刻」に自動で変換され記録されます。

準備が終われば準備完了をチェック、本稼働スタートが始まればレ点チェック、終わればレ点チェック。 その後片づけ完了でチェック  チェックシート・基幹システムへの入力等全ての終了でチェックします。
チョコ停が起きればボタンをポチッと押すだけ。そして再開です。
もっときめ細かい現状把握の場合は ボタンを2つほど増やします。

画面上はチェックとボタンを押すだけですが、裏側ではAIがGAS(自動プログラム)で、チェックされた時刻 ・・・準備にかかった時間、本稼働の時間、チョコ停の回数と停止時間をすべて自動で演算・集計しています。高額な基幹システムでは絶対に手の届かない、現場密着型のツールです。

■ 【超重要】 すべてに商品に導入してはいけません。狙うは「動作分析」です

ここで、現場改善のプロとして一番重要なコツをお伝えします。
この打刻作業を「全ての商品・全ての工程」でやらせてはいけません。そんなことをすればオペレーターに負担がかかり、現場は猛反発して必ず失敗します。

QC(品質管理)の定石からは少し外れますが、まずは現場の「経験と勘」を頼りに、「どうもアイツの段取りが遅い気がする」「この商品はいつも機械が止まる」という『怪しい問題商品』を数点だけピックアップします。

そして、その商品にだけこのツールを適用し、いわば病院の「精密検査(スポット検査)」を行うのです。

■ データが出たら、徹底的に「なぜ?」を掘り下げる

精密検査によって正確な「時刻(データ)」が出たら、ここからが本当の改善です。
準備時間とチョコ停の長さが曲者です。

段取りにムダな時間がかかっているなら、なぜか?(今回だけか、毎回か?)
準備時間中も 探し物 電話 などで手が止まれば チョコ停を押させます

本稼働時に チョコ停で止まった理由は何か?

整備不良によるチョコ停なら、朝15分の重点管理で徹底的に掃除させる。
重篤な内容であれば機械のメンテを行う。

センサー不良なら、(費用対効果を見て)パーツを即交換する。

資材の供給待ちなら、手待ちをなくす供給の仕組みを作る。

理屈は簡単なようですが、現場には「昔からこのやり方だから」という慣習がはびこりついており、これがなかなか厄介なのです。客観的な『時刻データ』を突きつけることで、初めて現場は納得し、古いやり方を打破できます。

「ウチの現場のチョコ停や段取りの悪さをなんとかしたい」
「現場に負担をかけない、生きたITツールを導入したい」

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