「自分の経験やスキルは、知らない誰かの役に立つんだろうか?」
そんな疑問から、2026年3月、私はココナラでの活動を始めました。
普段は会社員としてIT関連のプロジェクトに携わりながら、プライベートでは「SOY'S FACTORY」という名前で、イベント企画や映像制作など、さまざまな活動をしています。
その活動も、2028年には20周年。
今さら新しいことを始めるのか?と思われるかもしれませんが、実はこの20周年という節目が、ココナラを始める大きなきっかけになりました。
20年近く、仲間の力で形にしてきた
2008年に野外音楽イベント「ap park fes」を始めて以来、ライブイベント、バンド活動、ミュージックビデオ、映画制作、YouTube企画など、本当にいろいろなことに挑戦してきました。
ただ、これらの活動には共通点があります。
それは、自分一人では到底実現できなかったということです。
私は昔から「あんなことをやりたい」「こんなものを作ってみたい」と言い出すのが好きでした。
でも、実際に形にするには、映像を作れる人、デザインができる人、音響や照明に詳しい人、現場を仕切れる人など、たくさんの仲間の力が必要でした。
ありがたいことに、自分の周りには本当に優秀な仲間がたくさんいます。
だからこそ、20年近く活動を続けてこられたのだと思います。
20周年を前に、ふと思ったこと
そんな活動も、2028年には20周年を迎えます。
もちろん、これからも仲間と一緒に面白いものを作っていきたい。
ただ、その節目を意識するようになって、ふと思ったことがありました。
「自分自身は、この20年でどれだけのことができるようになったんだろう?」
企画を考えることはできる。
人を集めたり、全体の方向性を考えたりすることも、それなりに経験してきた。
でも、いざ実際に何かを作ろうとすると、専門的な部分は仲間に頼ることが多かったんです。
もちろん、得意な人に任せることは悪いことではありません。
むしろ、それぞれの得意分野を持ち寄ることこそ、チームで活動する面白さだと思っています。
それでも、せっかく20周年を迎えるなら、もう少し自分自身ができることを増やしたい。
「誰かがいないとできない」から、「自分でもできる。でも、みんながいたらもっとすごい」へ。
そんな自分になりたいと思うようになりました。
自分の経験は、外の世界でも通用するのか?
そこで始めた挑戦の一つが、ココナラでした。
これまでSOY'S FACTORYで培ってきた企画力、制作経験、現場運営の知識、動画制作のスキル。
仲間内では何となく役に立っていたこれらの経験が、全く知らない人に対しても価値を提供できるのか。
それを試してみたかったんです。
最初は、自分に何が提供できるのかを整理するところからのスタートでした。
イベント企画、撮影、動画編集、音響・照明、現場運営。
一見するとバラバラのスキルですが、振り返ってみれば、どれも長年「やりたいことを形にする」ために関わってきた仕事でした。
そこで、これまでの経験を一つずつサービスとして出品してみることにしました。
初めての朗読劇で、仕事の幅が広がった
ココナラを始めてから、特に印象に残っているのが、ある朗読劇の案件です。
当初ご相談いただいた内容から、話を進めていくうちに、担当する業務がかなり広がっていきました。
単に依頼された作業をこなすだけではなく、イベント全体を見ながら、何が必要なのか、どうすればスムーズに進行できるのかを考える場面が増えていったんです。
これまで自分たちのイベントを企画・運営してきた経験が、思いがけないところで役に立ちました。
そして、何よりうれしかったのは、クライアントとの関係性を築けたことです。
仕事が終わった後、「次回作もぜひお願いしたい」と言っていただけました。
これは本当にうれしかったですね。
自分の企画ではなく、誰かの大切な企画に関わり、その成功に向けて一緒に取り組む。
そして、その結果として「また一緒に仕事をしたい」と思っていただける。
自分が積み重ねてきた経験が、知らない誰かの役に立ったことを実感できた瞬間でした。
責任を持って撮影することで、技術も変わった
ココナラを始めて、分かりやすく成長を感じているのが撮影スキルです。
これまでも長年、ライブやイベントの撮影はしてきました。
ただ、振り返ってみると、基本的には自分が撮りたいものを、自分のイメージで撮影していたんですよね。
誰かから明確な指示を受けるわけでもなく、撮影結果に対して仕事としての責任を負うわけでもない。
それはそれで自由で楽しいのですが、仕事となると話は変わります。
依頼者が何を求めているのか。
どんな映像が必要なのか。
どの瞬間を逃してはいけないのか。
撮影後にどう使われるのか。
そうしたことを考えながら準備し、撮影するようになりました。
今まで以上に構図やカメラワーク、機材の設定などにも気を配るようになり、撮影に対する意識そのものが変わったと思います。
もちろん、まだまだ勉強中です。
でも、誰かの期待に応えようとする責任感が、自分の技術を引き上げてくれたことは間違いありません。
自分のために撮ることと、誰かのために撮ること。
同じ撮影でも、こんなに違うものなのかと実感しています。
本業のスキルは、思っていた以上に通用した
一方で、ココナラを始めたことで、新たに身についたというよりも、改めて自信を持てたこともあります。
それが、企画力とプロジェクトを推進する力です。
私は普段、IT関連のプロジェクトにコンサルタントとして携わっています。
ITの仕事とイベント制作。
一見すると、全く関係のない世界に見えるかもしれません。
でも、実際に仕事をしてみると、意外なほど共通点が多かったんです。
目的を整理する。
必要な作業を洗い出す。
関係者と認識を合わせる。
スケジュールを組み立てる。
問題が起きたら、解決策を考えて前に進める。
これらはITプロジェクトでも、イベント制作でも、基本的には同じことです。
もちろん、専門的な知識や現場ならではの経験は必要です。
それでも、企画を具体化し、関係者と調整しながら物事を前に進めるという部分では、本業で培ってきたスキルを十分に生かすことができました。
これは、自分にとって大きな発見でした。
本業で身につけた力は、業界が変わっても通用する。
今まで何となくそう思っていましたが、ココナラで実際に仕事を受けたことで、その確信が持てるようになりました。
長年の趣味の活動で培ってきた経験と、本業で磨いてきたスキル。
それぞれ別のものだと思っていた二つが、ココナラを通じて一つにつながった感覚があります。
一番大きな収穫は、お金ではなかった
ココナラを始めて、もう一つ大きく変わったことがあります。
それは、これまで仲間がやってくれていた仕事の大変さを、身をもって理解できたことです。
例えば、動画を一本作るにしても、素材を確認して、構成を考えて、編集して、修正して、完成まで持っていく。
イベントを一つ運営するにしても、事前の確認事項を整理し、関係者と調整し、当日のトラブルも想定しながら準備を進める。
実際に自分でやってみると、想像以上に大変なんですよね(笑)
これまで仲間に「こういうの作れる?」と相談すると、当たり前のように素晴らしいものが返ってきました。
でも、その裏には膨大な時間と労力、そして経験があったんだと改めて気づかされました。
しかも、ココナラではそうした仕事にきちんと対価が発生します。
誰かがお金を払ってでもお願いしたいと思うほど、価値のある仕事なんです。
これまで仲間が当たり前のように協力してくれていたことが、どれほどありがたいことだったのか。
ココナラで仕事をするようになって、仲間への感謝と尊敬が以前よりもずっと大きくなりました。
これは、売上以上に大きな収穫だったと思っています。
ココナラで得たものを、仲間のもとへ持ち帰りたい
もちろん、仕事として報酬をいただけることもありがたいです。
そこで得た収入で、今まで手が届かなかった機材を購入できるようになる。
新しい機材があれば、これまでできなかった撮影や演出にも挑戦できます。
そして、身につけた技術や経験を、自分たちのイベントでも生かすことができます。
私にとって、ココナラは単に副収入を得る場所ではありません。
仕事を通じて自分を鍛え、その成果を仲間との活動に持ち帰る場所でもあります。
SOY'S FACTORYを会社にしたいわけでも、ココナラで大きな事業を作りたいわけでもありません。
会社員としての仕事を続けながら、自分が面白いと思うことに挑戦し、その経験を誰かの役に立てる。
そして、そこで得たものを使って、また仲間と面白いことをする。
そんな循環が、自分にとって心地よい働き方なのだと思います。
20周年に向けて、まだまだ武者修行中
2026年3月にココナラを始めてから、まだ半年ほど。
決して長い期間ではありません。
それでも、以前は仲間に任せていたことに自分で挑戦したり、知らなかった分野の知識を身につけたり、少しずつ自分の引き出しが増えている実感があります。
そして、自分の力が通用する部分と、まだまだ足りない部分の両方が見えてきました。
何より、全く知らなかった方から相談をいただき、信頼して仕事を任せてもらえること。
そして、その方の「やりたいこと」を実現するお手伝いができること。
それが、今の自分にとって大きなやりがいになっています。
20周年を迎える頃には、どこまで成長できているでしょうか。
これまでのように「誰かこれやって!」とお願いするだけではなく、
「ここまでは自分でできる。ここから先は一緒にもっと面白くしよう!」
そう言える自分になっていたいと思っています。
20年近く、すごい仲間たちに助けてもらってきたからこそ、今度は自分も誰かを支えられる側になりたい。
そして、いつかはその仲間たちを超えてみたい(笑)
そんなことを考えながら、今日もココナラで武者修行を続けています。
まだまだ道半ばですが、何歳になっても、新しいことに挑戦して、自分の可能性を広げていける。
ココナラは、そんなことを実感させてくれる場所になりました。