【終身保険(貯蓄型)編|第5話】 解約返戻金の“曲線”は、なぜ安心を生むのか
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コラム
終身保険の説明資料には、
必ずと言っていいほど、
あるグラフが登場します。
右肩上がりの、曲線。
最初は低く、
ある時点を超えると、
ゆるやかに伸びていく。
その線を見たとき、
多くの人がこう感じます。
「ちゃんと増えている」
ですが。
その曲線は、
何を前提に描かれているでしょうか。
途中の“谷”は小さく見せられる
グラフは、
元本割れ期間
低返戻率の時期
払込中のリスク
これらを、
視覚的に小さく見せます。
なぜなら、
縦軸は“金額”
横軸は“年数”
この組み合わせは、
長期になるほど、
初期の凹みが目立たなくなるからです。
グラフは嘘をついていない
重要なのはここです。
グラフは、嘘ではありません。
ただし、
“見せ方”が心理を誘導する
右肩上がりは、安心を生みます。
人は
上に伸びる線を見ると、
前向きに感じるからです。
本当に見るべきもの
もし確認するなら、
何年目で元本回復か
途中解約時の損失幅
保険機能分の実質コスト
ここを具体的に見ていく必要があります。
終身保険は、
設計としては完成された商品です。
ですが、
曲線の“形”だけで安心するのは、少し早い
それだけの話です。
次回予告(最終話)
第6話では、
「終身保険が本当に向いている人」
について整理します。
否定でもなく、
推奨でもなく。
構造に合う人、
合わない人。
そこを静かに整理します。
保険の契約書・説明文を分かりやすく整理します
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