本業という「右の刀」が折れた時に備える
戦国時代で例えるなら、経営者は城を守る武将であり、従業員という家臣を率いて、時には現場である戦地で先頭に立ち、仕事という戦で、自身や家臣を鼓舞することもあるでしょう。
戦は時刻を選びません。明るいときは相手を鮮明に確認できますが、夜襲や霧の中ではどこから奇襲されるかわかりません。
経営者は日々、心配事が頭から離れず、24 時間戦っているといっても過言ではありません。
多くの方にとって利き手である「右手」に持った刀は、これまでの様々な経験であり、共に戦ってきた自分の信念です。
頼りになる、代わりの効かない存在です。
常日頃から、メンテナンスを欠かさず、これまでの戦で何度も折れかけてきたものの、その都度、奮い立たせ、足りないものがあれば補い、修復してきた、「自身の心そのもの」といえるものだと思います。
これは、唯一無二の刀です。
将来の心配事をなくすためには、本業が「右の刀」だとすると、右の刀が折れた場合に備えて、左手に「別の刀」を持つことです。
左手に別の刀を持っていれば、本業に見切りをつけやすくなります。
今まで「右の刀」だけで一生懸命頑張ってきたとしたら、今後は左手にも刀を持ち、二刀流で構えるのです。
「左の刀」は、本業が計画とは離れ過ぎた場合の保険になります。不安がなくなった状態で本業に邁進すれば、良い結果が出るかもしれません。本業に邁進したけれども成果が芳しくなければ、頃合いを見定めて、「左の刀」に持ち変えればいいのです。
この話を聞いて「あなたにはできるかもしれないが、自分には無理そうだ」と感じた方にはこの言葉を贈ります。
「できない理由を考えるよりも、どうやったらできるかを考える」
その癖をつけてください。
なぜ「できない理由」を考えてはいけないかというと、それは「言い訳」だからです。従業員は、「できない理由」を先に考えることが多いです。つまり、「言い訳」が多いのです。皆さんは経営者なので、「どうやったらできるか」を先に考えてください。そして、自分の本気度を確認して下さい。
「したい」ではなく「する」と決めるのです。
「なにがなんでも、会社を成功させる」
「なにがなんでも、子供と家庭を守る」
「なにがなんでも、自分の人生を、自分らしく生きる」
私の書籍、
「拝啓、経営者様、お店を続けたいならこれ読んでみて」より