社長の「とりあえずDXして」を具体的な投資判断に変える、社内SEの質問術

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IT・テクノロジー
「うちもそろそろDXだ。いい感じのシステムを考えてくれ」
社長からのそんな漠然とした指示に対し、
単に漠然とツールの検索をしていませんか?

IT導入は「魔法」ではなく「投資」です。
10年の社内SE経験の中で私が学んだのは、社長に「やる・やらない」の決断をしてもらうためには、感情論ではなく「冷徹な算盤(そろばん)勘定」を提示する必要があるということです。

今回は、私が社長の本音を「数字」に変えるために投げかけている質問のコツをお伝えします。


1. 「導入コスト」の裏側にある「見えないコスト」を可視化する

初期費用や月額料金だけでなく、導入に伴う現場の教育時間や、並行運用期間の人件費など、
ベンダーの見積書には載らない「社内コスト」をあえて提示します。
ここを誠実に伝えることで、逆に「この担当者は信頼できる」という合意形成の土台が築けます。



2. 「削減できるコスト」を具体的に積み上げる

「便利になります」ではなく「この業務のこの20分がなくなります」と伝えます。

1日20分の入力作業 × 従業員30人 × 年間250日 = 年間2,500時間の削減

このように、システム導入によって「今ドブに捨てているお金」がいくら浮くのか、社長が一番気になる数字を提示し、投資の妥当性を問います。


3. 「システムを入れた後の未来」の成長性を描く

コスト削減の先にある「攻め」の視点を引き出します。
「浮いた2,500時間で、営業活動を何%増やせるか?」
「それによって売上はいくら上積みできるか?」
を問いかけます。
単なる経費削減ではなく、利益を生むための投資としての未来を社長の口から語ってもらいます。


「導入にかかるコスト」と「削減・創出するコスト」を同じ天秤に乗せて議論すること。
このシビアな対話こそが、形骸化しないシステム導入の第一歩です。
社内のIT投資を「成功する投資」に変えられるのは、現場と経営の両方を見ているあなただけなのです。



「投資対効果をどう説明すればいいか分からない」「ベンダーの見積もりが高い気がするが、削減効果が見合っているか不安」と悩む担当者様へ。
社内SE10年の実務経験を持つHaruが、あなたの代わりに算盤を弾き、納得感のあるロジック構築をサポートします。


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