【タロットで整える④】考えすぎてしまうとき、心の中で起きていること

【タロットで整える④】考えすぎてしまうとき、心の中で起きていること

記事
占い
気づけば、同じことを何度も考えてしまう。
そんなことはありませんか。

前回は、
タロットがなぜ気づきにつながるのか、
ということについて書きました。
カードの絵柄や象徴を通して、
ふだんとは少し違う角度から今の自分を見つめることで、
気づきが生まれることがある。
そんなお話でした。

では、その前の段階として、
そもそも「考えすぎてしまう」とき、
心の中ではどんなことが起きているのでしょうか。

今回は、
悩みが頭の中でぐるぐるするときに起きやすいことを、
少し整理してみたいと思います。

何度も同じことを考えてしまう「思考ループ」

悩みがあるとき、
気づけば同じことを何度も考えてしまうことがあります。

「あのとき、ああ言えばよかったのかな」
「本当はどう受け取られていたんだろう」
「やっぱり自分の選び方がよくなかったのかな」

そんなふうに考えているうちに、
少し整理するつもりだったのに、
いつの間にかまた同じところに戻ってきてしまう。
そんな感覚になることがあります。

心理学では、こうした状態を
反芻思考(はんすうしこう)
と呼ぶことがあります。

反芻思考というと少しかたい言葉ですが、
簡単に言えば、
同じテーマを頭の中で繰り返し考え続けてしまう状態のことです。

考えること自体は悪いことではありません。
むしろ、丁寧に考えられる人ほど、
ひとつの出来事を深く受け取ることがあります。

ただ、考えることが
「整理するため」ではなく、
「抜け出せないまま続いている状態」になると、
気持ちは少しずつ疲れていってしまいます。

小さな心配が大きくなる「不安のふくらみ」

考えすぎてしまうときは、
最初は小さな引っかかりだったものが、
だんだん大きな不安に変わっていくことがあります。

たとえば、
相手からの返事が少し遅い。
それだけなら、ただ忙しいだけかもしれません。
でも、考え始めると

「何か気に障ることを言ったのかな」
「嫌な気持ちにさせてしまったのかも」
「このまま距離ができたらどうしよう」

と、まだ起きていない先のことまで
一気に広がってしまうことがあります。

これは、心が弱いからというより、
人は不確かなものに対して答えを出したくなるから、
とも言われています。

はっきり分からない状態は落ち着かないので、
脳は何とか意味を見つけようとします。

その結果、
まだ確かではないことまで
自分の中で意味をつなげてしまうことがあるのです。

すると、
「今ここで起きていること」よりも、
「こうなるかもしれない未来」のほうが、
どんどん大きくなってしまうことがあります。

気持ちと事実が混ざってしまうとき

考えすぎているときに起こりやすいことのひとつが、
気持ちと事実が混ざりやすくなることです。

たとえば、
「不安だ」と感じている。
これは気持ちです。

でも、その不安が強くなると、
いつの間にか

「きっともううまくいかない」
「相手はもう気持ちが離れている」

というふうに、
まだ確かではないことまで、
事実のように感じてしまうことがあります。

もちろん、気持ちは大切です。
不安を感じること自体が悪いわけではありません。

ただ、気持ちが強くなっているときほど、
その感情の色が、
物事の見え方全体に広がってしまうことがあります。

この状態になると、
考えているつもりでも、
実際には不安の中で同じことを確認し続けているだけ、
ということも起こりやすくなります。

自分を責めやすくなる流れ

考え続けていると、
最後に気持ちが向かいやすいのが、
自分を責める方向です。

「あのときの自分が悪かったのかも」
「もっとちゃんとしていればよかった」
「こうなるのは、自分に問題があるからかもしれない」

そんなふうに、
起きていることを全部自分の責任のように感じてしまうことがあります。

でも実際には、
人との関係や出来事には、
いろいろな要素が重なっていますよね。

相手の状況もありますし、
タイミングや行き違いもあります。
自分ひとりだけで決まることばかりではありません。

それでも考え続けていると、
心は「原因」をひとつにまとめたくなって、
悩みを整理したいだけだったはずなのに、
気づけば自分を責める方向へ進んでしまう
そんなことも、少なくありません。

考えすぎてしまうとき、
心の中ではこんなふうに

・同じことを何度も考える
・不安がふくらむ
・気持ちと事実が混ざる
・自分を責めやすくなる

という流れが起きていることがあります。

もし今、
同じことを何度も考えてしまっているかもしれない
と感じているなら、
まずは

自分の中で何が起きているのかを知ること

だけでも、少し助けになることがあります。
すぐに答えを出さなくても大丈夫です。

次回は、
こうしたときに
自分とどう向き合っていけばいいのかを、
「自己対話」「問い」という視点から書いてみたいと思います。

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