年上を好きになると、どうしてこんなに身の置き場がないんだろう

年上を好きになると、どうしてこんなに身の置き場がないんだろう

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その人が部屋を出ていったあと、
さっきまで話していた言葉を
何度も頭の中で再生した。

あの言い方は、どういう意味だったんだろう。
あの間は。
あの目は。
そういうことを、ひとりで何度も確かめてしまう。

年上の人を好きになると、独特の難しさがあると思っています。

たとえば、話題が合わないことがある。
相手が当然のように話す出来事や価値観が、自分にはピンとこない。

逆に自分が好きなものを話すと、
少し空気が変わる気がして、途中で話をやめてしまったりする。

「合わせなきゃ」と思っているわけじゃないのに、
自然とそうなっていく。

意見がぶつかることも、ある。
年上の人って、良い意味でも悪い意味でも、
自分のやり方が決まっていることが多い。

それが頼もしく見えるときもあるけれど、
ふとした瞬間に「なんでそんなに頑固なんだろう」と
思ってしまうこともある。

でも言えない。
言えるような関係性かどうか、まだわからないから。

そして何より、対等でいられない感覚―――

好きな気持ちがあるから余計に、
かっこよく見られたいし、
しっかりした人だと思われたい。

でも同時に、ただ側にいたい自分もいる。
そのふたつが同時に存在していて、
どちらの自分が本当なのか、わからなくなることがある。

以前、こんな方がいました。
9歳年上の人と出会い、交際を開始。

仕事に誠実で、人としても尊敬できる人だったそうです。
免許を取得して、バスの運転手になった彼。
それを優しく支える彼女は、結婚の約束もしていたそうです。

でもある日を境に、
既読がつくのに返信が来なくなって、
ついには既読もつかない―――

最初こそ、年上の彼だから
「体調が悪いのかな?」
「仕事の都合がつかない?」
そんな心配する気持ちばかり。

でも、年上の男性にどう接したらいいのか分からなかった―――
それが、彼女の本音。

今まで、支えると言っても、
正確には「甘えながら」という言葉がつくような、
そんな関係だったようです。

「君は、心配しなくていいから」
それが、彼のいつものセリフ。
だから連絡が来なくなって、彼女はとても不安になりました。

やっと連絡がついたのは、数日後。
でも、その連絡が決定的な別れのメッセージ。

何が悪かったのか、当時はまったく分からなかったそうです。
ただ、その経験で一番つらかったのは「誰にも話せなかった」ことだと、
彼女は落ち着いた今、話してくれています。

年上への恋って、友人に話しにくいんです。
「やめておいたら」と言われそうで。
「そういう人だよ」と片付けられそうで。

だから自分の中だけで抱えて、
ひとりで消化しようとしてしまう。

話せなかった分、感情は行き場を探しています。
誰かに言葉にして渡せないまま、
ずっと自分の中でぐるぐるしている。

その後、彼の職場を知る知人から聞いたのは、
彼が元カノと再会し、そのまま結婚の約束までして、
スムーズに話が進んでしまったので、
彼女よりも元カノを優先したとの話でした。

年上の彼は、そんな説明はしてくれません。
その後も連絡はなく、彼女はくすぶった気持ちを抱え、
この数年を生きているようでした。

年齢差のある恋愛の相談は、
さまざまな形でやってきます。

こんな話もしていいのだろうか。
もっと話を聞いて欲しい。
「あの時」のことを知ることができれば―――

そんな思いのある方は、
あの時の感情を、
もう一度だけ言葉にしてみませんか。

うまく整理できていなくても、
結論が出ていなくても、大丈夫です。

あなたの気持ちを、丁寧に視させていただきます。

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