英文法問題集は解けるのに、テストで解けない理由

英文法問題集は解けるのに、テストで解けない理由

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学び
「テスト範囲の文法問題集はちゃんとやった」

「不定詞の問題なら解ける」

「現在完了の問題も解ける」

それなのに、定期テストになるとなぜか間違えてしまう。

こういう生徒は意外と多いです。

これは、必ずしも文法を理解していないからではありません。

問題集と定期テストでは、求められている力が少し違うからです。

問題集では「何の文法を使うか」が分かっている
例えば、文法問題集を開くと、

Lesson 3 現在完了

不定詞

動名詞

比較

など、そのページで何の文法を練習するのかが最初から書かれています。

つまり、生徒は問題を見る前から、

「この問題では現在完了を使えばいいんだな」

「ここでは不定詞を使うんだな」

と分かった状態で問題を解いています。

この場合、生徒がやることは比較的シンプルです。

文法のルールを思い出す
正しい形にする
答える

テストには「これは現在完了の問題です」とは書いていない
実際の定期テストでは、

不定詞
動名詞
比較
受動態
現在完了

など、テスト範囲で習ったさまざまな文法が混ざって出題されます。

もちろん問題の横に、

「この問題は不定詞を使ってください」

とは書いてありません。

そのため、生徒自身が問題文を読んで、

「これは何の文法を使う問題なのか」

を判断する必要があります。

つまり、テストでは文法問題集よりも一つ多くの作業が必要になります。

文法問題集と定期テストでは、解く手順が違う
文法問題集の場合

何の文法か分かっている
文法のルールを思い出す
正しい形で答える

定期テストの場合

問題文を読む
何の文法を使うのか判断する
その文法のルールを思い出す
正しい形にする
答える

この「何の文法を使うのか判断する」という力が、テストでは必要になるのです。

具体例で考えてみる
例えば、不定詞と動名詞を考えてみます。

I want (   ) soccer after school.

これが「不定詞」のページに載っていれば、

「不定詞の問題だからto+動詞の原形を使えばいい」

と判断できます。

しかし、テストでは、

I enjoy (   ) soccer.

I want (   ) soccer.

I finished (   ) soccer.

のように、さまざまな問題が混ざって出てきます。

そうなると、

wantの後だからto不定詞を使うのか

enjoyの後だから動名詞を使うのか

というところから自分で判断しなければなりません。

つまり、

「不定詞の問題なら解ける」

という状態と、

「どの文法を使うか分からない状態でも、不定詞だと判断して解ける」

という状態は、同じではありません。

文法問題集を一通り解いただけでは足りないことがある
もちろん、文法を初めて勉強するときには単元ごとの問題演習が必要です。

最初からすべての文法を混ぜてしまうと、理解が追いつかないからです。

ただし、単元別の問題だけで勉強を終えてしまうと、

実際のテストとの間にギャップが生まれることがあります。

おすすめなのは、

STEP1
文法のルールを理解する

STEP2
その文法だけの問題を解く

STEP3
複数の文法が混ざった問題を解く

という順番です。

特に大切なのがSTEP3です。

不定詞だけ、現在完了だけ、といった問題ではなく、複数の文法が混ざった問題を解くことで、

「この問題では何を使えばいいのか」

を判断する練習ができます。

保護者の方に見てほしいポイント
お子さんが、

「問題集はちゃんとやったのにテストで点が取れない」

という状態になっていた場合、

「ちゃんと勉強していなかったのでは?」

と考える前に、一度どんな問題を解いていたのか確認してみてください。

単元別の問題だけを解いていた場合、

文法そのものは理解できていても、

「どの文法を使えばいいのか判断する練習」

が足りていない可能性があります。

「現在完了のページなら解ける」

ことと、

「さまざまな文法が混ざった中から現在完了を選んで解ける」

ことは別の力です。

まとめ
問題集では「どう解くか」を練習します。

しかし、テストではその前に、

「何を使って解くか」

を自分で判断しなければなりません。

文法問題集を一通り終えたら、ぜひ複数の文法が混ざった問題にも挑戦してみてください。

そこで初めて、テスト本番で使える文法力に近づいていきます。
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