皆さん、こんにちは。
「青い海ロープレラウンジ」です。
私は、堂々めぐりとならないためには「相談者理解」が必要だと考えています。
そこで今日は、
「相談者理解」について私の考えをお話ししてみたいと思います。
例えば、相談者から、
「上司とうまくいかなくてしんどいんです。」という話があったとします。
そこで、
「いつからですか。」
「どんな上司ですか。」
「何がありましたか。」
と質問を重ねれば、事実はたくさん集まります。
しかし、これだけでは相談者を理解したことにはなりません。
私は、「相談者理解」の本質は、情報をたくさん集めることではないと考えています。
本当に大切なのは、
「相談者の言葉を集めることではなく、その言葉に込められた意味を理解しようとすること。」
だと思います。
しかし、「上司とうまくいかなくてしんどいことを、あなたはどう受け止めていますか?」と尋ねても、
「うーん、よく分かりません。」となることは少なくありません。
こうなると、また堂々めぐりになってしまうこともあります。
この「受け止め方」の問いは、
相談者自身も最初から言葉にできるとは限らないのです。
だからこそ、私たちは答えを急がず、相談者と一緒に言葉を探していく姿勢が大切になります。
例えば、
「その時、どんなことを考えていましたか。」
「今振り返ると、どんな出来事だったと思いますか。」
このように問いかけることで、相談者は少しずつ自分の気持ちや価値観を内省し、自分の言葉で語れるようになっていきます。
私は、相談者理解とは、
「相談者が、その出来事をどのような意味として受け止めて、その人らしくどう生きたいのかを理解しようとすること。」
だと考えています。
そのためには、私は少なくとも次の5つを理解することが大切だと思っています。
・起きた出来事(事実)
・その時の気持ち(感情)
・その出来事をどのような意味として受け止めているのか
・その人らしさ、大切にしているもの(特性・信念・価値観)
・これからどう生きたいと思っているのか(希望・方向性)
この5つの理解が深まるほど、相談者自身も、
「自分はこういう人だったんだ。」と少しずつ気づき始めます。
事実だけを追いかけていると、面談は堂々めぐりになりやすくなります。
一方で、相談者がその出来事をどのような意味として受け止めているのかに目を向けると、面談は少しずつ前へ進み始めます。
大切なのは、質問の数ではありません。
相談者を理解しようとする「視点」を変えること。
それが、堂々めぐりから抜け出す第一歩なのではないでしょうか。
私自身、この視点を意識してロープレを繰り返すことで、堂々めぐりになる場面は少しずつ減ってきました。
もちろん、これは一度理解しただけで身につくものではありません。
何度も練習し、振り返ることが大切です。
経験はまだ多くありませんが、
私と一緒に相談者理解を深めるロープレ練習をしてみませんか。
(次回、新シリーズへつづく)