福井でホームページを作っています。先日、ココナラに出していた5本のうち2本が、運営に取り下げられました。
下書きに戻され、メッセージで通知が来ます。トークルームではないので、返信はできません。
原因は、5本すべてに入れていた同じ1行でした。
■ 何を書いていたか
値段の理由を説明する段落に、こう書いていました。
「ココナラでの実績がまだありません。その代わりに値段を抑えています。評価をいただけたら、少しずつ見直していきます。先にご依頼いただいた方には、それだけ安くお受けすることになります。」
正直に書いたつもりでした。嘘は1つも書いていません。実績が無いのは本当で、だから安くしているのも本当です。
取り下げの理由は、こうでした。
「期間を明示せず将来の値上げに言及しているサービス(景品表示法違反)」
■ なぜいけないのか
「いまは安い。あとで上げる」と言うと、読んだ人は「いま買わないと損だ」と思います。
ところが、いつ上げるのかは書いてありません。本当に上げるかどうかも分かりません。期限のない「お早めに」です。これは、実際より有利だと思わせる書き方にあたります。
言われてみればその通りでした。私は「正直に事情を説明している」つもりでしたが、読む側から見れば「急がせている」のと同じ形になっていました。
■ 怖かったのは、5本すべてに入れていたこと
この段落は、5本の出品に同じ文面でコピーしていました。取り下げられたのは2本です。
つまり、残りの3本も同じものを抱えたまま、公開され続けていました。
運営は順に見ているようです。1本ずつ落としてきます。1本指摘された時点で、残りを全部先に直すのが正解でした。待っていると、順に止まります。
出品が止まっているあいだは、検索にも出ません。見られた回数も積み上がりません。新しく出したばかりの出品にとっては、それが一番痛いところです。
■ もうひとつ、自分で見つけた地雷
指摘される前に、自分で気づいたものもあります。
キャッチコピーに「最短で当日」と書いていました。これも使えません。
「最短」「最速」は、根拠や実績のない最上級表現にあたります。「当日お渡し」と書けば済むところでした。1文字も足さずに直せました。
■ ココナラが挙げている、使えない表現
ココナラのヘルプに「禁止されている表現」のページがあります。読み返したら、思い当たるものが並んでいました。
以下に並べるのは、そのページに「使ってはいけない例」として載っているものです。私が踏んだ話として読んでください。
・効果の断定、誇大
絶対〇〇/必ず〇〇/稼げます/高収入
・確認できない実績
〇〇万円稼げました/〇〇%の方が成功しました
・期間や数を明示しない値下げ、キャンペーン
一定数販売後に値上げします/期間限定価格です/数量限定販売です
・期間を過ぎても限定と書き続ける
「1月31日まで」が2月以降も残っている
・効果の数値、倍率
〇〇kg痩せる/〇〇倍/〇〇%アップ
・成功事例の抜粋
「効果があった」とのお声/成功率100%
・確認できない価格比較
定価〇〇円ですが/本来〇〇円で販売したいのですが
・根拠や実績のない最上級表現
これ以上ない/世界最高の/最速で/最短で/ココナラで一番の
・効果が永続するという表現
一生モノ/半永久的に続きます
・他と比較して優位を示す
〇〇より高品質/他のサービスはクオリティが低い
そして、語尾に「?」を付けても、「と思います」を付けても、伏字にしても同じだと書いてあります。画像や動画の中に書いた文字も同じです。
私は「少しずつ見直していきます」というやわらかい言い方にしていました。やわらかくしても、意味が同じなら同じでした。
■ 書き直した文
値段が安い理由を書くこと自体は、禁止されていません。実績が無いと正直に書くのも構いません。
いけないのは、値段と将来に触れることでした。そこを外して、こう書き直しました。
「【この値段の理由】ココナラでの実績がまだありません。文章だけではご判断が難しいと思いますので、お渡しするものを全部書き出しました。中身を見て決めていただければと思います。」
将来の話をやめて、いま渡せるものの話にしました。言いたかったことは、こちらでも伝わります。
■ 期間を切るなら、具体的に
割引そのものが禁止なのではありません。期間や人数を具体的に書けば出せます。
「●月●日まで」「●名まで」と明記する。そして、その日を過ぎたら必ず戻す。過ぎても残していると、今度はそれ自体が違反になります。
戻し忘れが怖いなら、最初から期間を切らないほうが安全です。私はそうしました。
■ 出す前に洗う
新しく出品を作ったら、公開の前に、上に並べた言葉で全部の欄を検索するようにしました。
見るのは、題名・キャッチコピー・サービス内容・購入にあたってのお願い・よくある質問・オプション名。全部です。1か所でも残っていれば同じことになります。
画像の中の文字も忘れないでください。サムネイルに焼き込んだ言葉は、あとから直すとなると画像を作り直すことになります。
■ まとめ
私が踏んだのは、この2つでした。
・期間を書かずに「あとで値上げします」と言っていた
・「最短で」と書いていた
どちらも、お客様をだますつもりは1ミリもありませんでした。むしろ正直に説明したつもりでした。それでも、読む側から見てどう見えるかが基準です。そこは自分の気持ちとは関係がありません。
同じ文面を全部の出品にコピーしていたので、1つ間違えると全部に同じ地雷が埋まります。コピーした文は、1か所直したら全部直す。これが一番の教訓でした。
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