修正が品質を上げる
デザインの制作現場では、納品までに修正を重ねるのが通常です。
顧客の求めるものを高いクオリティで納品するためには、どうしても必要な過程となります。
1回で顧客の要望を満たすデザインが仕上げられれば良いのですが、実際にはそれほど都合よくはいかないからです。
なぜ修正が必要なのか?
理由1:解釈の違い
クライアントの要望をディレクターが、ラフのデザイン案として構築し、これをもとにデザイナーがデザインを行いますが、ディレクターの意向とデザイナーの解釈に微妙なズレが生じることが珍しくありません。
理由2:客観的な視点
デザイナーは自身のデザインに多かれ少なかれ思い入れが生じます。これにより自身のデザインを客観視できなくなるのはよくあること。ディレクターはこれを客観的な立場から判断する必要があります。
理由3:より良い方向性が見つかる
色彩、形状、構成などデザイナーが1人だけで考えるよりも、客観的な立場のディレクターがこれを監修することにより、顧客の要望と合致するより良い方向性が見つかることがあります。
デザイン会社での修正プロセス
デザインの制作現場では、以下のようなプロセスで概ね2〜3回の修正を行ないます。
第1稿:ラフデザイン案をもとにデザイン
ディレクターが作成したラフデザイン案をもとにデザイナーが第1稿を作成。この時点では60〜70%の完成度です。
第1回修正:大きな方向性を確認
ディレクターが「方向性は合っているか」「顧客の要望を満たしているか」を確認し、大きな方向性のズレがある場合は、修正指示を出します。
第2稿:方向性を修正
デザイナーが修正。完成度が80%くらいに上がります。
第2回修正:細部を詰める
ディレクターは色彩、形状、構成などの細部をチェックして、必要であれば、品質を高めるための細かい修正指示を出します。
第3稿:ほぼ完成
細部の調整で、完成度が95%に。
最終チェック:納品前の確認
最後に全体の構成と細部の仕上がりを一通り見直して問題がないかを確認。ここで初めて「納品OK」となります。
これらのプロセスを経ることで、最初の60%から95%以上のクオリティに引き上げることが可能となります。
AI画像にも同様の修正プロセスを適用すべき
AI画像生成の場合も同じこと。
美容室用のスタイル写真を例にすると、AIが1回目に生成した画像そのままでは、40〜60%の完成度です。
第1回チェック
「髪の質感がかなり不自然」
「ターゲット層より若く見えすぎる」など
→ まずは大きな方向性のズレについて修正指示を出します
第2回チェック
「方向性はOK。もう少し色味を現実のカラーリングに合わせたい」
「角度をもう少し変えた方がスタイルの特徴が伝わりやすい」など
→ さらに修正指示
第3回チェック
「全体の構成と細部の仕上がり共に問題なし」
→ 納品
確認と修正を重ねることで、納得のいくクオリティに仕上げることが可能となります。
スタイル写真はサロンの「顔」
ホットペッパーやInstagramに載せるスタイル写真は、サロンの「顔」です。
お客様がサロンを選ぶ動機に直結する、とても重要なものです。
だからこそ、現役ディレクターの目で確認と修正を重ねたクオリティの高い1枚を使うべきだと思いませんか。
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