京都御所西に店舗を構える、小川金正堂様。
表彰楯、トロフィー、記念品、名札などを取り扱い、楽天市場でも長く商品を販売されています。
今回のご相談は、楽天市場で販売している商品を活かしながら、契約済みのShopifyで自社ECを立ち上げたいという内容から始まりました。
この記事では、ご本人様から掲載許可をいただいたうえで、2026年2月のご相談からShopifyの構築、商品登録、公開前の確認、公開後の運用まで、実際に担当した内容をご紹介します。
▶ 実際の担当内容をポートフォリオで確認する
楽天市場を閉じることが目的ではありません
「楽天市場からShopifyへ移行する」と聞くと、楽天市場を閉店して、すべてをShopifyへ移すイメージがあるかもしれません。
しかし、今回の目的は楽天市場をすぐにやめることではありませんでした。
楽天市場での販売を続けながら、商品情報やこれまでの運用経験を活かし、自社でも育てられる新しいECサイトを作ること。
そのため、単純に商品データを移すのではなく、楽天市場とShopifyの役割、商品分類、注文方法、送料、決済、公開後の運用まで確認してから構築を進めました。
最初に商品と販売条件を整理しました
Shopifyを作り始める前に、次の内容を確認しました。
・現在販売している商品
・商品ごとの違い
・名入れ注文に必要な入力項目
・商品カテゴリと分類方法
・決済方法
・送料と配送方法
・法人注文への対応
・公開後にお客様自身で行いたい作業
Shopifyの見た目だけを先に作っても、商品や販売条件が整理されていなければ、公開後の運用が難しくなります。
そのため、サイト制作と商品登録を別々に考えず、実際の販売と運用から逆算して構成を決めました。
初期計画15商品から、最終55商品を登録
当初は、名札、クリスタル、名入れタンブラーなど、3シリーズ・合計15商品を基本構造として登録する計画でした。
その後、確認できた商品とご要望に合わせて、登録範囲を更新しました。
2026年4月20日までに、第1回として次の商品を登録しています。
・クリスタル:20商品
・名札:24商品
・合計:44商品
さらに第2回として11商品を追加し、私が担当したShopifyへの商品登録は、最終的に55商品となりました。
登録したのは商品名や価格だけではありません。
・商品画像
・商品説明
・商品分類
・コレクション
・タグ
・検索表示用のタイトルと説明
・商品ごとの販売条件
なども整理しています。
商品数が増えても、公開後に同じ考え方で商品を追加できる構造にすることを重視しました。
名入れ商品を注文できるように設定
小川金正堂様の商品には、名入れや書体など、購入時にお客様が指定する項目があります。
そこで、商品ごとに必要な内容を確認し、次のような注文項目を設定しました。
・文字の自由入力
・選択肢からの指定
・必須項目
・商品ごとの表示条件
設定にはInfinite Optionsを使用し、商品ごとに必要な項目だけが表示されるようにしています。
購入者が入力できるだけではなく、入力した内容が注文情報へ正しく反映され、運営側で確認できるところまで動作を確認しました。
決済・送料・注文通知まで設定
商品を掲載しただけでは、ECサイトとして販売を始められません。
今回の構築では、次の販売設定も行いました。
・Shopify Payments
・送料と配送方法
・注文通知メール
・法人注文の案内
・特定商取引法などの基本ページ
・FAQと購入案内
・既存サイトやSNSからの購入導線
会社ごとの販売方法をShopifyの設定へ置き換え、購入者と運営側のどちらにも分かる形へ整えました。
公開前に実際の注文の流れを確認
公開前には、実際に商品を選び、注文する流れを確認しました。
・商品を選択できるか
・名入れ項目を入力できるか
・カートへ追加できるか
・送料と合計金額が正しく表示されるか
・テスト注文が完了するか
・通知メールが届くか
・管理画面へ注文内容が反映されるか
・スマートフォンでも操作できるか
設定しただけで公開するのではなく、購入者側と運営側の両方を確認し、問題がない状態で公開へ進みました。
公開後はお客様自身で運用されています
今回の仕事では、Shopifyを公開することだけを完了とは考えていません。
公開後、小川金正堂様ご自身で、次の運用が始まっています。
・新しい商品の追加
・既存商品の情報変更
・ストアデザインの変更
・クーポンの設定
・Instagramからの商品案内
商品を販売する場所を作るだけでなく、公開後にお客様自身で販売・更新・改善を続けられる状態へ移ったこと。
これが、今回確認できた重要な結果です。
楽天市場での経験を、自社ECの土台にする
楽天市場で販売を続けてきた企業には、すでに商品、説明文、画像、販売条件、お客様への対応方法など、多くの運用経験があります。
Shopifyの自社ECを作るときは、それらを捨てて一から作り直す必要はありません。
現在の商品と運用方法を確認し、Shopifyで使いやすい形へ整理することで、楽天市場を続けながら自社ECを育てることもできます。
今回のような構築をご希望の場合は、次のサービスからご相談いただけます。
▶ 楽天市場を活かしたShopify自社ECを作ります
商品数、名入れの有無、楽天市場を継続するかなど、現時点で分かる範囲からご相談いただけます。