作文が苦手な子が「自分で書けた!」に変わる はじめ・なか・おわりの3ステップ

作文が苦手な子が「自分で書けた!」に変わる はじめ・なか・おわりの3ステップ

記事
学び
作文や読書感想文などの課題を前にして、ぴたっと手が止まってしまう。
そんなお子さんは、決して珍しくありません。

真っ白な原稿用紙に向かいながら、
「何を書けばいいの?」
「最初の一文が出てこない」
「書いてもすぐに終わってしまう」
と、途方に暮れてしまうことがあります。

でも、ここで少し考えてみると。
書けないのは、「書く力」が足りないからではないかもしれません。

実は、「書く順番をしらない」ことが書けない原因である場合が多いのです。

今回は、作文が苦手なお子さんでも無理なく取り組める、「はじめ・なか・おわり」の3ステップをご紹介します。

-+-+-+-+-

🌱作文にも「設計図」が必要です

家を建てるとき、材料をいきなり集めて作り始めることはありませんよね。
最初に設計図を描いて、全体の形を決めてから進めます。

作文も同じです。
いきなり文章を書こうとすると、「次に何を書けばいいんだっけ?」と、途中で行き詰まってしまいます。

でも最初に「何をどの順番で書くか」が決まっていれば、あとは順を追って書くだけ。安心して最後まで進めることができます。
その設計図が、「はじめ・なか・おわり」 の3つの枠です。

-+-+-+-+-

🌱ステップ1 「はじめ」―何について書くのかを伝える

作文の入り口です。
ここでは難しいことは書かなくて大丈夫。「これから何の話をするのか」が伝わればそれで十分です。

たとえば遠足の作文なら、
- どこへ行ったのか
- 何を楽しみにしていたか
- 一番印象に残ったこと
こういった内容を1〜2文でまとめてみましょう。

例)
「先週、学校の遠足で動物園へ行った。」
「私はずっとライオンを見たいと思っていた」

これだけで、読む人は「これから動物園の話が始まるんだな」とすっと理解できます。
最初の一文さえ書ければ、あとは自然に続いていきます。

-+-+-+-+-

🌱ステップ2 「なか」―一番伝えたいことを具体的に書く

ここが作文の心臓部です。
「何があったのか」と「そのときどう思ったのか」を、できるだけ具体的に書いてみましょう。

ただ、ここでつまずきやすいのが、
「楽しかった。」
で終わってしまうパターンです。

気持ちは伝わるのですが、それだけではもったいない。そこで、こんな質問を自分に投げかけてみましょう。

- 何を見たの?体験したの?
- 誰といたの?
- どんな様子だったの?
- そのとき、どんな気持ちだった?

これだけで、書けることがぐっと増えます。

例)
「ライオンが突然大きな声でほえた。びっくりして思わず後ろに飛びのいた」
「あんなに近くで本物のライオンを見られたのは初めてだった。胸がどきどきした。」
「隣にいた友達も驚いて、『すごい迫力だね!』と言った。ふたりで笑ってしまった。」

様子・気持ち・会話をひとつ加えるだけで、場面が生き生きと伝わってきます。

-+-+-+-+-

🌱ステップ3 「おわり」―最後に自分の思いをひとこと添える

作文の締めくくりです。
「また行きたい」「次はこうしたい」「こんなことを感じた」といった、
自分の気持ちをひとことで書けば、自然にまとまります。

例)
「今度は家族と一緒に来てみたい。もっとゆっくり動物を見てみたいと思った。」

長くなくていいのです。
最後に自分の言葉がひとつあるだけで、作文全体がきちんと締まります。

-+-+-+-+-

🌱まずは「メモ」から始めると、ぐっと楽になります

作文が苦手なお子さんほど、「最初から上手に書かなきゃ」「消したらダメだ」と思い込んでしまいがちです。

でも、最初からきれいな文章を書く必要はありません。
まずはこんなふうに、ひとことメモを3つ書くだけでOKです。

・はじめ:動物園に行った。ライオンを楽しみにしていた。
・なか :ライオンがほえた。びっくりした。友達と笑った。
・おわり:また行きたい。家族とも来たい。

このメモを文章にするだけで、作文はほぼ完成します。
「書く」のではなく、「メモを広げる」感覚で取り組むと、手が動きやすくなります。

-+-+-+-+-

🌱「書けた!」という成功体験が、次への自信になる

私が作文のサポートをするとき、いきなり「書いてください」とはお伝えしません。
まず「何を書こうか」「一番伝えたいのはどのことかな」というところから、一緒にお話しします。

頭の中が整理されると、文章はするすると出てくることが多いからです。

構成を一緒に考えてから書き始めるだけで、「あれ、書けた!」という顔を見せてくれるお子さんを、これまで何人も見てきました。

作文が苦手なのは、才能がないからではありません。
書く順番さえわかれば、自分の言葉で書けるようになるお子さんはたくさんいます。

「何から書けばいいのか分からない」
「途中でいつも手が止まってしまう」

そんなときは、一人で悩まず、まず設計図づくりから始めてみましょう。

「はじめ・なか・おわり」の3つの枠を埋めるところから、一歩ずつ「自分で書けた!」という自信につなげていきましょう。



#作文
#読書感想文
#夏休みの宿題
#作文の書き方
#子育て

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す