① 記事の概要
8月22日、23日に開催された「麻布十番納涼まつり」で、「割烹こめを」が販売した冷やし蟹ラーメンを原因とするサルモネラ属菌による食中毒が発生しました。
港区の発表では、患者は従業員を含む78人。このうち3人が入院し、店には9月3日から9日まで7日間の営業停止処分が出されています。
そして今回、改めて注目されているのが、
「初日に余った700食はどうなったのか?」
という問題です。
こめお氏は祭り初日の8月22日、雨の影響で祭りが早く終了した際、SNSで「700食余ってしまった」と投稿していました。
そのため、翌日に使い回したのではないかとの疑惑がSNS上で浮上。
これに対して本人は、
22日に余った商品を23日の販売に使用した事実はない
と否定しています。
さらに、みなと保健所が店側へ確認したところ、店側は余ったものについて**「廃棄しました」**と説明したとのこと。
しかし、保健所による立ち入りは8月26日だったため、実際にどのように処分されたのかまでは確認できていないと報じられています。
つまり現時点では、
「使い回したことが確認された」わけでもなければ、「700食すべてが実際に廃棄されたことが確認された」わけでもない。
ここは分けて考える必要があります。
② 北野 UnderShield代表 の見解
私は今回の記事を読んで、
使い回しを疑われても仕方がない状況だと思います。
ただし、ここは重要なので最初にはっきり言います。
「使い回した」と断定できる事実は、現時点では確認されていません。
店側は明確に否定しています。
ですから、私は事実として「使い回した」と言っているのではありません。
そのうえで、疑問があります。
700食です。
10食や20食ではありません。
初日に700食余ったと自ら発信している。
翌日も同じイベントで営業する。
そして、その後に大規模な食中毒が発生した。
だったら当然、
「その700食は具体的にどう処分したんですか?」
という疑問が出てくるでしょう。
店側は保健所に「廃棄した」と説明しています。
しかし、報道によれば保健所は実際の廃棄までは確認できていない。
だから疑念が消えないんです。
私は、この状況では使い回しを疑う声が強くなるのは当然だと思います。
そして、この問題でもっと深刻なのは、
割烹料理店としての信用です。
料理屋というのは、料理が美味ければそれでいいわけではありません。
客は厨房の中を見ることができない。
食材がいつ仕入れられたのか。
どんな温度で保管されているのか。
誰が触ったのか。
どのように調理されたのか。
客には分かりません。
だから信用して食べるんです。
特に「割烹」を名乗る店なら、なおさらでしょう。
今回、78人の食中毒患者が確認され、店は営業停止処分を受けています。
これは飲食店にとって非常に重い。
一度失った「この店の料理なら安心して食べられる」という信用を取り戻すのは、簡単ではありません。
私は警察の世界に長くいましたが、飲食店も警察も同じだと思っています。
信用を作るには何年もかかる。
壊れるのは一瞬です。
今回について、使い回しだったのかどうかは、確認されていない以上、断定すべきではありません。
しかし、700食の処分を巡ってここまで疑問が残り、さらに実際に大規模な食中毒まで起きている。
ですから、
「廃棄しました」の一言だけで、客の信用が元に戻るとは思えません。
私は割烹料理店としての信用は、かなり厳しいところまで落ちてしまったと思います。
そして今後、店を存続させるのであれば、
「再発防止します」だけでは足りない。
700食を具体的にどう処理したのか。
食中毒がなぜ発生したのか。
どこに衛生管理上の問題があったのか。
何をどう改善するのか。
客が納得できるところまで説明する必要があるでしょう。
料理人は料理を売っているだけではない。
「この人が作ったものなら安心して口に入れられる」という信用を売っているんです。
ですから、その信用を失った飲食店の再建は相当厳しい。
存続するのであれば、料理の腕ではなく、まず信用を取り戻すところからだと思います。
③ ココナラ相談窓口
元刑事 北野が、あなたの悩みを一緒に考えます。
匿名で大丈夫です。内容が整理されていなくても大丈夫です。
店舗とのトラブル、事業者とのトラブル、SNS炎上、クレーム対応、「相手の説明に納得できない」「警察や行政に相談すべきなのか分からない」といった相談でも構いません。
問題が起きたとき、感情だけで相手を追及すると、かえって話がこじれることがあります。
事実として確認できていることと、自分が疑っていることを分ける。
これは非常に重要です。
ですから、状況を一緒に整理し、必要に応じて警察や行政機関への相談方法も含め、元刑事として出来る限り問題解決に並走します。
「何かおかしい」と思った段階でも構いません。気軽にご相談ください。
▶ 相談窓口はこちら(北野 UnderShield代表)