公務員問題

公務員問題

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① 記事の概要

岩手県の一般職トップにあたる60歳の企画理事が、県外出張中に勤務時間にもかかわらず飲酒したり、予定になかった行楽地などを訪れたりしたとして、戒告の懲戒処分を受けました。

県の調査では、2024年6月から2026年2月までの県外出張で、すみだ水族館、永平寺、甲子園球場、上野動物園などへの予定外の立ち寄りや、勤務時間中の飲酒が確認されています。特に甲子園では高校野球の観戦が延長戦になり、本来の視察先への到着が遅れたとされています。

これに対して岩手県議会では、「非常に悪質」「処分が甘い」といった批判が相次ぎ、出張の実態を再調査すべきだという声も上がっています。

出典:IAT岩手朝日テレビ「出張中に飲酒や行楽地訪問…県企画理事『戒告』」

② 北野 UnderShield代表 の見解

公務員として長く仕事をしてきた立場から言わせてもらいます。

出張先で羽目を外す職員。私は何度も見聞きしてきました。

もちろん、真面目に出張している公務員まで一緒にするつもりはありません。

しかし、公務員の出張には民間企業とは決定的に違う部分があります。

自分たちで利益を出して、その金で出張しているわけではない。

税金で仕事をしている。

ですから、そこに緊張感がなくなれば、

「せっかくここまで来たんだから」

という甘い考えが出てくる。

今回の件で私が一番引っかかるのは、観光したことそのものではありません。

勤務時間中だったということです。

しかも甲子園では、試合に夢中になり、本来行くべき視察先への到着が遅れたとされています。

これは順番が逆です。

仕事のついでに遊ぶのではなく、遊びの合間に仕事をしているように見られても仕方がない。

ですから、県議から「処分が甘い」という声が出るのも当然でしょう。

そして私は、今年問題になった福岡県議会のハワイ視察を思い出します。

福岡県議4人のハワイ視察では、1人当たり約300万円の費用や、1泊11万円を超えるホテルへの宿泊などが批判されました。議長側は規定内であり、県の将来に役立つ視察だと必要性を説明しています。

今回とは制度も事実関係も違います。

しかし、共通して問われているのは、

「それ、本当に税金を使ってやる必要がありますか?」

という極めて単純な話です。

公務員だから遊ぶなとは言いません。

旅行も酒も野球観戦も、休みの日に自分の金でやればいい。

勤務時間なら仕事をする。

ただそれだけです。

民間企業なら、出張には経費がかかる。その出張が会社の利益につながるのか、成果があるのかを厳しく見られる会社も多いでしょう。

行政は営利企業ではありません。

だからこそ、

「利益を出さなくていい」ことと、「成果を考えなくていい」ことを混同してはいけない。

ですから私は、こういう問題が起きるたびに思います。

税金だからこそ、自分の財布より厳しく使え。

公務員には、そのくらいの感覚が必要だと思います。

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