【60代からの“幸齢力”】第10回:「自分の意志で描く人生」― 目的を持って始める

【60代からの“幸齢力”】第10回:「自分の意志で描く人生」― 目的を持って始める

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学び

7つの習慣に学ぶ、幸せなセカンドライフのヒント

還暦を過ぎると、人生の後半戦をどう生きるかが、これまで以上に自分の選択に左右されることに気づきます。
セカンドライフでは、ただ日々をこなすだけではなく、「自分が本当に望む人生」を描き、その実現に向けて行動する力が重要です。

■すべてのものは二度つくられる

私たちは、人生のあらゆる出来事や成果を二段階で生み出しています。

 1.第一の創造(知的創造)
  頭の中で設計図を描き、計画を立てる段階。
  例:家を建てる前に図面を描く、人生の目標を決める

 2.第二の創造(物的創造)
  実際に形にしていく段階。
  例:建築工事を行う、日々の行動で目標に向かう

この順序を意識せず、ただ外部の状況に流されると、影響の輪は縮小してしまいます。
逆に、自分が第一の創造を主体的に担うことで、人生の舵を自ら握ることができます。

■リーダーシップとマネジメントの違い

「二度の創造」は、リーダーシップとマネジメントの役割の違いを教えてくれます。

●リーダーシップ:第一の創造に関わる。正しいこと(目的地)を決める役割。
  例:森の中でどの道を進むかを決める

●マネジメント:第二の創造に関わる。効率よく物事を行う役割。
  例:選んだ道を効率的に進む方法を工夫する

セカンドライフでは、この両方を意識しながら、まずは自分が進むべき方向を描くことが大切です。

■人生の新しい脚本を書く

私たちはこれまで、親や社会、経験から与えられた多くの「脚本」に従って生きてきました。
しかし、その脚本が今の自分に合わないと感じるなら、主体的に書き直すことができます。

この自己脚本を書き直す力は、私たち特有の能力によって支えられます。

 ●自覚:非効果的な脚本を認識する力

 ●想像力:理想の将来を描き、新しい脚本を考える力

 ●良心:普遍的な原則や価値観を踏まえ、脚本の土台を作る力

■主体的に目的を持つことの意味

「目的を持って始める」とは、自分の最も深い価値観に沿って、第一の創造に責任を持つことです。
日々の行動や態度を、他人や外部の条件に流されるのではなく、自分の価値観に沿って選択する。
それが、自己リーダーシップの本質であり、セカンドライフを豊かにする確かな方法です。

■今回のひとこと

人生の脚本は、他人が書くものではない。
自分の価値観に基づき、まず心の中で描くこと——
それが豊かで充実したセカンドライフの第一歩である。

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