今日はみんな大好きファイナルファンタジーの話をしようと思う。
おじさんなので、ファイナルファンタジー7の内容になるが、そこはご愛敬。あ、リメイクではないです。プレイステーション1の方です。
召喚魔法を使う時、パーティーのみんなが一時的に消える。
なぜか?
プレイステーション1の性能では、召喚魔法の演出を行うと処理が重くなるから。
順番に見ていく。
3D、という言葉は聞いたことがあるかもしれない。
3ディメンション、3次元、と呼ばれるものだ。
横方向と縦方向、あまり使いたくもないが、X(エックス:横方向)、Y(ワイ:縦方向)で表した「点の集合」が2次元、と呼ばれるもの。僕の嫁さんは2次元なので、画面から出てこれない、悲しいことだ。
一方、3次元と呼ばれるものは、上で挙げた、横、縦、に、奥行が加わる。Z(ゼット)と呼ばれるものだ。横、縦、奥行がそろってはじめて、3次元空間に、点を表現できるようになる。
そして、ゲームなので、点を置いても何の意味も持たない。
その点を使って表されるものが、ポリゴン、と呼ばれる、いわば、面、だ。
面は、最低3点の横、縦、奥行(X、Y、Z)から構成される。つまり、三角形だ。△ ← こういうやつ
その点が多ければ多いほど、三角形の数は増えていき、ゲーム画面上に「三角形の面の集合体」として表示できるようになり、ゲーム画面上に、味方やら敵やら背景やらがはじめて表現できるようになる。
昔のゲームの爆発エフェクトが球体ではなく、八角形なのは、バトル中に球体を表現すると、扱う点の数が増えてしまい、バトルのスピードが落ちる(いわゆる処理落ち)が発生してしまうからだ。あ、クロノトリガーとかのシャイニングの演出は別の方法なので、割愛してもろて。
話を戻す。
つまり、プレイステーション1では、画面で表示できる最大の点の数が決まっている。処理が追い付かないから。たくさん点を表示するということは、コンピュータに、「これだけの点の位置を計算して!いますぐに!」という命令を出すことになるからだ。人間ならそんなの無理無理かたつむりだ。
で、ファイナルファンタジー7などでは召喚獣の演出がとても派手だったりする。でも、バトル中にそんな派手な召喚エフェクトを出すということは、演出に使う三角形(ポリゴン)が多くなってしまい、処理ができない。
ならどうするか?
そう、味方キャラクターを消せばいいのだ。消すということは、画面上に表示される三角形の数、ポリゴンが減る。ということは、同じ画面上に、新しく三角形が表示できるようになる。そうすることで、味方キャラクターに使っていた三角形(ポリゴン)を全て召喚演出に回すことができる。表示上の問題と、表現の問題をうまく使った演出という訳だ。
今のコンピュータだと、あまりそういうことを考えないかもしれないが、僕個人としては、ゲームを作る上では、ある程度の制約が合った方が面白いと思っている。本当に表現したいものだけを、あーでもない、こーでもない、と頭を捻りながら、減算方式で考えた方がいいのではないかと思っていたりする。