「バタバタと準備を急かし、言うことを聞かない子供に、ついに堪忍袋の緒が切れる。
『早くしなさいって言ってるでしょ!』。
驚いて泣きじゃくる子供の腕を引くようにして玄関を出る。
保育園に預けるときも、子供の目はまだ潤んでいるけれど、時間がなくて『ごめんね』も言えずに会社へ向かう。
一人になった車内や電車の中で、さっきの自分の怒鳴り声を思い出して、吐き気がするほどの自己嫌悪に陥っていませんか?
『私、なんて最低な母親なんだろう』……。
そんな風に自分を責めながら、一日のスタートを切っているあなたへ」
あなたは誰よりも「責任感」が強いだけ
「まず、今すぐその自分を責める手を止めてください。
あなたが怒鳴ってしまうのは、あなたが短気だからでも、愛情が足りないからでもありません。
家族全員のスケジュールを、たった一人で背負って戦っている『責任感』の塊だからです。
遅刻させちゃいけない。忘れ物をさせちゃいけない。今日を完璧にスタートさせなきゃいけない。
その必死な想いが、あなたを『お母さん』ではなく、余裕のない『現場監督』に変えてしまっているだけ。
そんなに自分を追い込むほど、あなたは家族のことを大切に思っている。
その優しさを、まずは自分自身が認めてあげてほしいのです」
「完璧な朝」という名の重すぎる鎧
「なぜこれほど苦しいのか。
それは、あなたが『完璧な朝を演出すること=母親の仕事』という、重すぎる鉄の鎧(よろい)を脱げなくなっているからです。
子供が本当に欲しがっているのは、時間通りに出発することでも、完璧な身支度でもありません。
多少遅れてもいい、靴下が左右違ってもいい。隣で『おはよう』と笑ってくれる、お母さんの心の体温なんです。
ビジネスも同じですが、効率を求めすぎると『心(情緒的価値)』が死んでしまいます。
あなたは今、その鎧の重みで、一番大切なはずの『笑顔』という栄養素を、自分で自分から奪ってしまっているのです」
明日の朝、自分に「閉店宣言」を出す
「明日からは、朝の 5 分間だけでいい。スケジュールを管理する『現場監督』の看板を下ろして、ただの『お母さん』に戻る時間を作りませんか?
何かができなくても、『まあいっか、死ぬわけじゃないし!』と自分に許可を出してあげる。
あなたが鎧を一枚脱ぐだけで、お子さんに届ける空気は劇的に柔らかくなります。
朝、笑顔で『行ってらっしゃい』と言い合える毎日は、今この瞬間から、あなたの選択一つで取り戻せるのです」
15分、その気持ちを私に預けてくれませんか?
「もし、どうしても明日が来るのが怖くて、自分を許せそうにないなら。 その重すぎる鎧を、私と一緒に脱いでいきましょう。
15 分だけ、あなたの声を聴かせてください。
私と一緒に、あなたが着込んでしまった『完璧の正体』を見つけ、それを優しく降ろすための作戦会議をしましょう。
あなたがまた笑顔で『おはよう』と言える自分に戻れるよう、私が全力で支えます。