【コーチング】「今のままでいいや」と「このままでいいのか」の間で揺れる夜に

【コーチング】「今のままでいいや」と「このままでいいのか」の間で揺れる夜に

記事
コラム
忙しかった今日という一日の締めくくりに、自分のための数分間の時間を作る。
ブログでコーチング、VISION GARDENです。

今日も一日、本当にお疲れ様でした。

不満がないわけではないけれど、生活は安定しているし、仕事の進め方も分かっている。
それなのに、ふとした瞬間に「私の人生、本当にこのままで終わっていいのだろうか」と、理由のない焦燥感に襲われることはありませんか。

ベッドに入ったときでも、移動の途中でも、あるいは退屈な会議の途中でも、どこでもいいんですが、ちょっと立ち止まった時にこんな「静かなモヤモヤ」が胸をかすめる。

「3年後の未来」が1ミリのズレもなく見えてしまう閉塞感

だいたい、同じ場所に3年くらいいると仕事の流れも覚えて、全体像も見えてくる。「ああ、次はこれがくるな」「このパターンはこう対処すればいいな」と、ある程度自分の中で型ができて、脳死とまではいかないまでも、そこまで負荷がかからない状態で仕事ができるようになってくる。
でも、だからこそ「来年も、3年後も、今とまったく同じデスクで、同じルーティンを回している自分の姿」がちらつく。いつもじゃないけれど、仕事帰りに誰かと飲んでいる時や、他社で働く同年代の人と喋っている時、あるいは、上司がその上の役員に詰められている姿を冷めた目で眺めている時。ふとした瞬間に、その未来が妙にリアルに、そして退屈に思えてしまう。

SNSで見る「自分の名前で生きている人」と、檻の中にいる自分

かつての同僚の独立や起業の報告、転職先でなんとなく上手くいっていそうな報告を聞いた時。SNSで目にする同世代の「華やかな挑戦」。

彼らが酷くまぶしく見える。本当は自分だって、もう一度熱狂して、新しい世界に飛び出してみたい。

けれど、今の安定した給与や立場、家族の生活を天秤にかけると、どうしても足がすくむ。

結局、安全な檻の中に留まり続ける選択肢しか選べない自分に、小さな失望を繰り返している。

「役割」を器用にこなすほど、自分が空っぽになっていく感覚

職場では「頼れる上司・中堅」、家庭では「よき親、よきパートナー」。求められる役割をそつなく、そして忙しくこなしている。

けれど、出張 of 移動中や、夜中にふと1人になった瞬間、「自分って、本当は何がしたかったんだっけ?」と問いかけても、自分の輪郭が霧のように薄れていて、何も言葉が出てこない。

ーーこういう時、自己啓発本やビジネス書を読むと、決まってこう書いてあります。

「今の環境にある恵まれている点に目を向けよう」
「足元にあるものに、別の視点を持って感謝しよう」

頭では、ものすごくよく分かってる。「んー、まぁ確かに。仕事があるだけでありがたいし、家族も健康だしな」って、自分を納得させようともする。

でも、心のどこかで、どうしても「なんか違和感があるな…」と思ったり・・・

実は、その「頭では分かっているけれど、心がなんか納得いかない」という小さな違和感こそが、あなたの感情(本音)が発している、とても大切なシグナルなんです。

「変わりたいのに動けない」の正体

なぜ、私たちは「変わりたい」と思いながら、現状維持を選んでしまうのか。

結論から言うと、人間の脳にとって「変化」とは、本能的に「死のリスク(恐怖)」そのものだからです。

大昔、狩猟をしていた時代。生き延びるために一番大切なのは「昨日までと同じ、安全な洞窟から出ないこと」でした。新しい道を開拓しようと一歩外に出ることは、猛獣に襲われるかもしれない死のリスクだったのです。

私たちの脳には、今でもその原始的な防衛システムががっしりと組み込まれています。
だから、あなたが新しい挑戦をしようとすると、脳はあなたを死の危険から守るために、強烈なブレーキをかけてきます。

それどころか、脳は「本に書いてあった通り、今の環境に感謝して、ここで満足しておきなよ」と、もっともらしい理屈(ロジック)まで引っ張ってきて、あなたの「外に出たい」という本音を説得してきたりします。なんか、おせっかいな同様とか友達とかそんな感じ、実際心配もしてるんだろうけど、一方で一人だけ抜け駆けはゆるさんみたいな感じ。

ここで一番知っておいてほしいのは、この脳の防衛システムは、私たちの「意識(意志の力)」ではどうすることもできないということです。

「よし、明日から生まれ変わるぞ!」と意識でどんなに気合を入れても、無意識(生命維持の本能)に勝てることなんて、万に一つもありません。
だから、行動できない自分を「意志が弱い」「覚悟が足りない」と責めるのは、まったくの的外れなんです。

まずは「ただ気づく」だけでいい

じゃあ、私たちはどうすればいいのでしょうか。
無意識に勝てないなら、ずっと安全な檻の中でじっとしているしかないのでしょうか。

そんなことはありません。
ただ、ここでやってはいけないのが「力づくで自分を変えようとすること」です。

脳の強力なブレーキに対して、無理に自分を変えようと戦っても疲弊するだけ。むしろ、そのブレーキをかけている状態すら、いじらなくていいんです。

大切なのは、戦うことではなく、客観的に「あ、いま私、ブレーキがかかってるな」と『気づく』こと。

「なんで自分は今、イライラしているんだろう?」
「なんでこんなに、居心地が悪いんだろう?」

瞑想と同じです。湧き上がってきた感情を無理にコントロールしようとせず、「あ、今自分はこう思ったな」と一歩引いたところから客観的に自分の感情を眺め、味わい、ただ気づく。そして、スッと「自分に帰る」のです。

この「客観的に気づくこと(メタ認知)」ができるようになると、脳の自動ブレーキの力が少しずつ弱まり、自分の心のコンパス(本当の願い)がハッキリと見えてくるようになります。

ただ、この「今、自分がどう思ったか」に気づくプロセスは、少しだけ「訓練」が必要です。
日々、タスクや役割に追われて思考が止まらないビジネスパーソンにとって、立ち止まって自分の心を客観的に眺めるのは、思った以上に難しいことだからです。

今日のこのブログも、そんなあなたの「気づきの訓練」のきっかけになればいいな、と思って書いています。

【なりたい自分へ繋ぐ、今日の「問い」】


「今、あなたが心のどこかで『居心地の悪さ』を感じていることは何ですか? それをジャッジ(否定)せず、ただ『あぁ、そう思っているんだな』と言葉にしてみるとしたら、どんな言葉になりますか?」

頭のロジックではなく、心が感じている温度を、そっとすくい上げてみてください。

それでは、今日もしっかり休んで、あなたらしい明日を。
VISION GARDENでお待ちしています。

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