#9 技術の知識がなくてもプロ感が出るクライアント対応フレーズ集

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IT・テクノロジー
クライアントから技術寄りの質問が飛んでくると、ついドキッとしてしまいますよね。

でも実は、専門用語をすべて理解していなくても“プロらしさ”は十分に出せます。

大事なのは、落ち着いた聞き方と、誤解のない伝え方。そのコツさえ押さえておけば、即答できない場面でも自信を持って対応できます。

この記事では、技術が苦手でもすぐ使える“プロ感の出るフレーズ”を厳選して紹介します。

1. 技術が苦手でもクライアント対応でプロ感を出せる理由

クライアント対応で「この人、プロだな」と感じてもらうために必要なのは、難しい技術知識ではありません。

むしろ、相手が安心できる聞き方・伝え方を押さえておくだけで、プロとしての存在感は十分に出せます。

ここでは、技術が得意でなくても実践できる“プロ感のつくり方”を整理していきます。

(1)プロ感は“言い回し”でつくれる

クライアントが受け取るプロの印象は、実は技術スキルよりも “言い回し” によるところが大きいものです。

ポイントは、正しく情報を拾うこと誤解のない伝え方をすること。

技術的な可否判断はコーダーに任せればOKなので、デザイナーさんが背負う必要はありません。

大切なのは、相談を受けたときに落ち着いて状況をヒアリングし、正しく持ち帰る姿勢です。

この姿勢ひとつで、クライアントは「技術に強い人に相談している」という安心感を抱き、あなたへの信頼が自然と高まります。

(2)技術に弱いデザイナーさんが不安を覚えやすい場面

多くのデザイナーさんが不安を抱きやすいのは、次のように“実装まで踏み込んだ相談”が来たときです。

「WordPressでこの機能つけられますか?」
「参考サイトぐらいだと、予算はどれくらい見ておけばいいですか?」

こうした質問に即答できないと、「プロとして頼りないのでは…」と感じてしまいがち。

でも、曖昧な返事を避けることこそプロの対応です。

「いま分かる範囲」と「後で確認する範囲」を切り分けるだけで、クライアントは“誠実に対応してくれている”と受け取ります。

むしろ、不用意に答えない姿勢は、信頼につながる重要なポイントです。

(3)専門用語よりも“相談できる体制”がデザイナーさんの強み

技術をすべて自分でカバーしようとする必要はありません。

むしろ、頼れるコーダーと連携できる体制を整えておくほうが、仕事はスムーズに進みます。

コーダーと共有しながら進めることで:

✅クライアントへの説明がブレなくなる
✅「実現が難しい部分」も根拠を添えて説明できる
✅デザイナーさんの不安が軽くなる

といったメリットが得られます。

「困ったら確認できるパートナーがいる」という安心感は、案件を進める上で大きな支えとなり、結果的にあなたの“プロ感”を強く後押しします。

2. 制作環境のヒアリングに使えるフレーズ集(サーバー・CMS編)

制作の初期段階でつまずきやすいのが、「サーバー」「CMS」「ログイン情報」などの環境まわりのヒアリング。

これらは名前が似ているうえに、IDとパスワードが並ぶ画面が続くため、クライアントもデザイナーさんも混同しやすい領域です。

ここでは、混乱を避けながらスムーズに情報を集めるための考え方と、実際に使えるフレーズを紹介します。

(1)制作環境の情報は“種類が多くて紛れやすい”ことを理解する

サーバー関連の情報は種類が多く、名前も似ているため、最初から混乱して当然の領域です。

サーバーパネル、コントロールパネル、アカウントページ、FTP情報、WordPressログイン情報…。

これらは並び方こそ似ていますが、用途はまったく別物。

とくにFTP情報は複数項目で構成されており、意味を理解しないまま伝えると、クライアントが推測でWordPressのログイン情報を送ってしまうことも少なくありません。

そこでまず押さえたいのは次のポイントです。

✅情報の種類が多く、混同されやすいことを前提にする
✅ クライアントの“勘違いを前提にした伝え方”を意識する
✅ 特にFTP情報は複数項目が必要で、誤伝達が起きやすい

この前提を理解しているだけで、やり取りの精度が大きく変わります。

(2)誤解されやすい用語は“何に使う情報か”を添えて伝える

クライアントが迷いやすいのは、名称と役割の関係が見えない部分です。

「サーバーパネルとは?」「WordPressとサーバーは別物?」

こうした疑問は珍しくありません。

そこで大切なのは、用語だけを伝えるのではなく、“それを何のために使うのか” を一緒に伝えることです。

例えばログイン情報を依頼するときは、そのログインURLをセットで送って「このURLからログインできる情報を教えてください」と伝えるだけで誤解を減らせます。

また、情報を受け取ったら、デザイナーさんが一度ログインを試すことで、コーダーへの伝達ミスを防ぐことができます。

(3)クライアントに送れる丁寧で誤解のないフレーズ集

以下は、用途が伝わりやすく、クライアントにも丁寧な印象を与えるフレーズです。

<サーバーパネルの情報を確認したいとき>
「サーバー設定を確認するため、サーバーパネルにログインする際の情報をお願いできますか? 下記URLがログイン画面になります。(URL)こちらにログインできるIDとパスワードをご共有いただければ問題ございません。」

<FTP情報を依頼するとき>
「サイトデータをコーダーへ共有するため、FTP接続に必要な情報をご提供いただけますでしょうか。以下の4点が必要になります。①ホスト名(FTPサーバー名)②ユーザー名(FTPアカウント名)③パスワード(FTPパスワード)④ポート番号もし難しい場合は、サーバーパネル内の“FTP設定”ページに記載されていることが多いです。」

<WordPressログイン情報と混同させない伝え方>
「今回はサーバー側の設定を確認したいため、WordPressではなく“サーバーパネル”のログイン情報をお願いしております。ログインはこちらのURLになります。(URL)こちらからログインできる情報をご共有ください。」

用途を添えるだけで、用語のハードルはぐっと下がります。

<“何をするための情報か”を添える言い回し>
「◯◯の確認を行うために、△△のログイン情報が必要になります。」

この構文を適用するだけで、一気にプロらしい説明になります。

<まとめ>
この章で最も大切なのは、用語そのものより“用途を添えて説明すること”。

用途が加わるだけで、クライアントの理解度は大きく上がり、コミュニケーションの質も向上します。

3. 実装可否を確認したいときのフレーズ集(システム制約編)

クライアントから「この機能って付けられますか?」と聞かれる瞬間は、デザイナーさんが最も緊張しやすい場面です。

しかし、実装可否は“前提条件を揃えてはじめて判断できる”という性質があるため、即答できないのは当然。

むしろ、慎重に確認する姿勢こそがプロらしさにつながります。

この章では、迷いやすい場面で役立つ考え方と、安心して使える言い回しをまとめました。

(1)実装可否は“状況の前提”を整理しないと判断できない

クライアントから「WordPressにショッピングカートってつけられますか?」という質問を受けることは非常に多いですが、これに即答できないのは自然なことです。

その理由は、この質問の背後に複数の前提が隠れているからです。

例えば、次のような情報が必要になります。

✅新規構築なのか
✅既存サイトに追加するのか
✅ 使用しているテーマの種類
✅カート機能をプラグインで実装するのか
✅テーマ側にカート対応機能があるのか

制作現場では、「WooCommerceを使うつもりで進めたら、既存テーマが非対応だった」というトラブルが頻発します。

この段階で前提が崩れ、デザインのみで終わらざるを得ないケースも少なくありません。

だからこそ、実装可否の判断は “前提をそろえるところから始める” ことが不可欠です。

(2)絶対に避けたいのは“そのまま丸投げする”対応

最も危険なのは、

✅前提を整理せず
✅クライアントの言葉をそのままコーダーへ投げる

という対応です。

「WordPressにショッピングカートはつきますか?」という質問だけでは、コーダーは判断しようがありません。

実装の選択肢は複数あり、組み合わせ次第で結果が変わるため、追加情報がなければ「できる/できない」を確定できないのです。

丸投げはクライアントにもコーダーにも負担となり、結果的にデザイナーさんの信頼低下につながります。

(3)プロ感が出る“実装可否の確認フロー”を持つ

実装可否の確認は、次のような流れを意識するとぐっとプロ感が増します。

①クライアントの要望をまず“解釈”する
②最低限の前提(新規 or 既存、テーマ、管理画面種類)を確認する
③自分で一度、テーマや設定を調べてみる
④そのうえで「相談」としてコーダーに問い合わせる

ただ右から左へ伝えるのではなく、「自分の理解を挟んでから相談する」という姿勢が、安心感と信頼につながります。

これこそが、技術が苦手でもプロらしさを演出できる重要なポイントです。

(4)クライアントに丁寧に伝えられるフレーズ集

実装できるかどうかはクライアントの不安を呼びやすいテーマです。だからこそ、柔らかく、安心を与える表現が効果的です。

前提条件を丁寧に確認したいとき
「正確にお答えするために、いくつか確認させてください。現在のサイトは既存テーマを使用されていますか?また、管理画面にログインできる情報をご共有いただけると、実装可否をより正確にご案内できます。」

● 即答せず、丁寧に調査する姿勢を見せたいとき
「いくつか方法が考えられるため、最適な実装方法を確認しながらご案内させていただきます。テーマや設定の状況を拝見したうえで、実現可能な形をご提案いたしますね。」

● システム制約をやわらかく説明するとき
「ご希望の機能は、テーマやプラグインの組み合わせによって実装できるかどうかが変わる可能性があります。一度状況を確認したうえで、最適な方法をご提案いたしますのでご安心ください。」

● 相談ベースでコーダーと連携したいとき
「いただいたご要望について、現在のテーマや設定に合う形で実装可能かどうか、コーダーと一緒に確認してまいります。

<まとめ>
システム制約の説明は、言い方ひとつでクライアントの安心度が大きく変わります。

前提を整理しつつ、柔らかい伝え方を心がけることで、技術が苦手でも十分に“プロらしい対応”が実現できます。

4. デザイン提案時に使えるフレーズ集(仕様すり合わせ編)

デザイン提案の段階では、クライアントとデザイナーさんの「見えている前提」がズレていることが非常に多く、特に“動き”や“仕様”に関する部分は誤解が起きやすいポイントです。

この章では、仕様すり合わせの場面で使える、やわらかく丁寧で、かつプロらしさが伝わるフレーズをまとめました。

(1)動きのあるデザインの仕様を固めるためのフレーズ

アニメーションや動きのある要素は、静止画のカンプだけではイメージが共有しきれません。

クライアント側がなんとなく思い描いている動きと、実際に必要な仕様がズレることも多く、後工程の大きな手戻りにつながる部分です。

丁寧なクッション言葉を添えつつ認識合わせができるフレーズを用意しておくと、やり取りが格段にスムーズになります。

<動的な要素は具体的な見本で合意を形成する>
「動きの部分は言葉だけだと解釈が分かれやすいので、一度サンプルを一緒に確認させていただけますか?」

<選択肢を提示して具体的に質問>
「この部分は“自動で切り替わるスライド”をご希望でしょうか?それとも“ユーザー操作で切り替わるタイプ”のイメージでしょうか?」

<動的な要素について具体的な見本を用いて確認>
「静止画のデザインだけでは動きが伝わりにくいため、見本となる動きを一緒に見ながらすり合わせできればと思います。」

(2)参考サイトの動きを正しく読み解くためのフレーズ

「参考サイトのようにしたい」というリクエストはよくありますが、どの部分のどの動きを指しているのか曖昧なまま進むことが多いです。

そのため、ひとつずつ丁寧に質問を投げかけて認識違いを防ぎましょう。

<要望の抽象度を下げ、具体的な実装方法を確認>
「参考サイトのこちらの動きについてですが、同じ“動き方”をご希望ということで合っていますか?」

<技術的な選択肢を対話の中で検討>
「こちらは横スライドですが、縦方向の動きやフェード切り替えなど別パターンもあります。どの種類に近いイメージでしょうか?」

<見つからないサンプルはプロ側で代替案を用意する姿勢>
「参考サイトにはスライドが見当たらなかったため、こちらで適したサンプルを探してご提案してもよいでしょうか?」

(3)技術仕様が絡むため、コーダーとの相談が必要な場面のフレーズ

見た目が似ていても、実装方法によって負荷・工数・費用が大きく変わることがあります。

そのため、安請け合いは避けつつ、クライアントに不安を与えない伝え方が重要です。

<環境要因による不確定要素を伝える>
「こちらの動きについては、テーマやプラグインとの相性もあるため、コーダーと確認して最適なご提案をさせていただければと思います。」

<技術的な裏付けを取るプロセスを説明>
「同じ見た目でも実装方法によって費用や難易度が変わりますので、少しだけお時間をいただき、技術面を確認いたしますね。」

<安易な回答を避け、専門家に相談する誠実さを示す>
「実装可能な形でご提案したいので、一度コーダーに相談して正確な仕様をご案内いたします。」

5. トラブル予防のための伝え方フレーズ集(技術制約のやさしい説明編)


技術的な話題は、クライアントにとって理解しづらいだけでなく、不安を生みやすいポイントでもあります。

「できません」と端的に言ってしまうと誤解されたり、デザイナー側の技術不足だと思われてしまうことも。

だからこそ大切なのは、事実に基づいた“やさしい説明”と、相手が前向きに判断できる“代替案”の伝え方です。

この章では、トラブルを未然に防ぎ、クライアントの安心感につながる説明フレーズをまとめています。

(1)WordPressにEC機能を追加できない場合の柔らかい説明フレーズ

既存のWordPressサイトにショッピング機能を後付けしたい——そんな相談はとても多いものの、テーマの非対応や前提不足により追加できないことも少なくありません。

そんなときは「できません」と断言するのではなく、“土台として必要な条件が満たされていない”ことを落ち着いたトーンで伝えることがポイントです。

<安全性確保のため、テーマ入れ替えの必要性を伝える>
「現在ご使用のテーマは、EC機能に対応していないようです。安全に運用するためには、テーマ自体の入れ替えが必要になるケースが多いようです。」

<不具合リスクを伝え、適切なテーマの必要性を指摘>
「ショッピング機能は“対応テーマがあること”が前提になりますので、今のテーマのまま追加すると不具合が出る可能性がございます。」

<不完全な状態での機能追加を避け、手順の順序を指導>
「EC機能が動くための土台が整っていない状態ですので、まずは土台を整える作業が必要になります。」

“できない”のではなく、“適切な環境が必要”という方向にニュアンスを寄せています。

(2)予算が想定より大きくなる理由のフレーズ

クライアントは「少し機能を足すだけ」と思っていても、裏側ではテーマ入れ替え・設定の再構築・SSL対応など複数工程が必要になることがあります。

このギャップを優しく埋める言い方を用意しておくことで、不信感なく話を進められます。

<工数の大きさに理解を求める>
「この機能は“見た目以上に土台の作り直しが必要”な部分が多く、その分どうしても作業量が大きくなってしまうようです。」

<工数が増える点を説明>
「追加に必要な作業を分解すると、テーマの入れ替えや再構築が入るため、想定よりも工程が増えてしまうことが分かりました。」

<無理な作業がもたらすリスクを明確化し、安全な進め方を提案>
「ご予算内で無理に対応すると、サイト全体の動作に影響が出る可能性がありますので、安全に進めるために必要な作業量としてご説明させてください。」

「なぜ予算が上がるのか」を責めず、落ち着いた言葉で説明するのがコツです。

(3)SSL が必要な理由を専門知識ゼロの相手にも伝えるフレーズ

決済機能が絡むと、SSL(https化)は必須です。

ただ「セキュリティのためです」だけでは伝わり切らないため、目的と必要性を順序立てて説明すると理解されやすくなります。

<専門用語を避けて仕組みをやさしく説明>
「決済機能は、お客様の個人情報を守るため“必ず通信を暗号化する仕組み”が必要になります。これがいわゆるSSLという設定です。」

<危険性を明示し、適切な手順を提示>
「SSLがない状態で決済機能だけ追加すると、安全面でのリスクが高くなってしまいますので、まずは“鍵をかける処理”を行う必要があります。」

<実装前の必須要件を伝える>
「EC機能は“SSLが整っていること”が動作の前提になりますので、こちらを先に整えると安心して使っていただけます。」

専門用語に頼らず、目的→理由→必要性の順で伝えることで、不安を与えずに理解してもらえます。

(4)できないときに“代替案を出す”ための印象の良いフレーズ

“できません”と言うだけでは、デザイナーさんのせいだと思われがち。

そこで、代替案を提示することで「前向きに考えてくれている」と感じてもらいやすくなり、信頼につながります。

<必要な機能だけを組み込むための柔軟な提案>
「現状のテーマではEC機能が難しいのですが、“商品一覧ページだけ外部サービスを使う”など、他の方法でしたら実現が可能です。」

<費用を抑えた現実的な解決策>
「WordPress内での追加は難しいのですが、“BASEやShopifyなどのカートを外部に作り、リンクでつなぐ方法”でしたら費用を抑えて近い形ができます。」

<要求を鵜呑みにせず、目的を達成するための最適な代替案>
「完全なECではなく“問い合わせフォームにカート風のステップを付ける方法”もございますので、目的に合わせて最適な形をご提案できます。」

代替案があると、「断られた」ではなく「導いてもらえた」という受け取り方に変わります。

6. コーダーと連携するときのフレーズ集(受注前〜納品編)

コーダーとのコミュニケーションは、案件の完成度だけでなく「あなたの仕事の進め方そのもの」にプロ感を宿します。

技術が苦手でも大丈夫。要点を押さえたフレーズを使うだけで、スムーズな進行と信頼できるパートナーシップを築けます。

こでは、受注前から納品までの各タイミングで使える“そのまま使える言い回し”をまとめました。

(1)受注前のヒアリングで使えるフレーズ

技術的に判断できない場面でも、コーダーの視点を踏まえて確認するだけで、一気にプロらしい印象につながります。

<技術用語に踏み込みすぎず、必要な情報だけをスマートに質問>
「この部分の費用感について、ざっくり教えていただけますか?」

<無理のない進め方を前提にしつつ、協力姿勢を示せる>
「もし難しい点があれば、どこまで対応可能かも含めて相談したいです」

<スケジュール全体を把握するための、丁寧でバランスの良い聞き方>
「大体の納期感や工数の目安を教えてもらえますか?」

(2)制作中の進行確認で使えるフレーズ

進行確認は、強く聞きすぎると圧が出るし、弱すぎると伝わらない。ニュアンスが整った言い回しが大切です。

<コーダーの判断を尊重しつつ方向性を確認>
「こちらのイメージで進めて問題なさそうでしょうか?」

<納期トラブルを未然に防ぎつつ、関係も良好に保つ>
「もし想定より時間がかかる場合は、早めに共有いただけると助かります」

<優先順位の調整を明確かつ丁寧に伝える>
「この部分の実装は優先度高めにしていただけますか?」

(3)納品確認・修正依頼で使えるフレーズ

納品前後はトラブルの温床になりやすい場面。ここでの言葉選びが“プロとしての安定感”に直結します。

<あくまで事実ベースで、角が立たずに指摘>
「動作確認したところ、こちらの画面ではこの挙動が少し異なるようです」

<相手の作業状況に配慮しながら依頼>
「お手すきのときに、こちらの修正だけお願いできますか?」

<品質基準を共有することで、双方の安心感を担保>
「最終確認として、こちらのチェック項目をすり合わせてから納品いただけますか?」

7. まとめ

ここまで紹介してきたフレーズや考え方は、技術が得意でなくても“プロとして安心感を与える”ための土台になります。

結局のところ、クライアントが求めているのは完璧な技術ではなく、「きちんと話を整理してくれる人」「迷ったときに相談できる人」。

その姿勢を形にするのが、今回のフレーズ集でした。

(1)プロ感は「伝え方」で作れる

クライアントが安心できるかどうかは、専門知識の量よりも“どんなコミュニケーションを取るか”で大きく変わります。

情報の整理 → 伝え方の工夫 → 不要な曖昧さを避けるこれだけで印象は見違えるほど変わります。

たとえば、サーバー情報の確認や実装可否の判断など、技術的に難しい場面でも、前提を整理してから確認する姿勢があるだけで、相手は「この人は仕事が丁寧だ」と感じてくれます。

(2)コーダーとの連携が信頼の土台になる

コーダーとのやり取りを滑らかにできることは、技術力の不足を補って余りある強みになります。

適切なタイミングで確認し、必要な情報を共有する姿勢は、そのままクライアントからの信頼にも直結します。

たとえば、

✅受注前に費用感や工数を確認する
✅制作中に方向性ズレを早めにすり合わせる
✅納品前後に丁寧に現象を伝える

こうしたひとつひとつが、「理解して頼ってくれるデザイナー」という印象につながります。

(3)柔らかい表現と代替案でトラブルを予防

できないことをそのまま伝えるのではなく、理由+代替案のセットで伝えると、相手は納得しやすく、不満も生まれにくくなります。

たとえば、SSLやEC機能など専門性の高い場面でも、

✅わかりやすく背景を説明する
✅他の選択肢を示す

というだけで、クライアントは「難しいことも噛み砕いて教えてくれる」と信頼を寄せます。

(4)まとめとして押さえたい3つのポイント

最後に、この記事全体で最も重要なポイントだけを整理します。

1.状況を整理してから情報を伝える
2.丁寧で柔らかい言い回しを使う
3.代替案をセットで提案する

たったこれだけで、技術に自信がなくても、クライアントから“プロのデザイナー”として信頼される動き方ができます。








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