「なんじゃこれ」が聞こえた日。帝王切開の思い出

「なんじゃこれ」が聞こえた日。帝王切開の思い出

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こんにちは、Konoha☘です。
看護師をしながら、二人の子どもを育てています。

今日は、私の初めての出産の話をさせてください。

私の出産は、帝王切開でした。

初めての妊娠、初めての出産。
何もかもが初めてづくしのなかで、
まさか自分がお腹を切ることになるなんて、夢にも思っていませんでした。

頭に浮かんだのは「赤ずきんちゃん」

帝王切開と聞いて、私が思い浮かべたのは赤ずきんちゃんです。
オオカミがおばあちゃんを食べてしまって、
猟師さんが、寝ているオオカミのお腹をチョキチョキ切る、あの場面。

……いや、私はオオカミじゃないんですけどね(笑)

声は聞こえる。意識も半分ある。

帝王切開を経験した方はご存じだと思いますが、
手術中は麻酔が効いていても、声は聞こえるし、意識も半分くらいあります。

先生方がチョキチョキ切って、
しばらくすると「じゃばじゃば」という音。

あ、たぶん生理食塩水でお腹の中を洗ってるんやろうな。
……看護師なので、こういうのは想像がついてしまうんです。

聞こえてしまった「なんじゃこれ」

そのとき、ドラマ『白い巨塔』でいうところの大御所のおじいちゃん先生と、二番手の先生が
「なんじゃこれ」
と言っているのが聞こえました。

えっ、なに? 何があったん?

あとから聞いた話では、私の子宮の筋肉の層が分厚かったそうです。
手術台の上で「生理の出血、多くなかった?」と聞かれたような気もします。
「そんなことないです」と答えたような……。

正直、記憶はおぼろげです。

お腹にホッチキス、頭には頭痛

手術が終わったら、お腹には大きなホッチキスが横一列。

しかも1人目なので、身体がホルモンの変化にまったく追いついていませんでした。

いちばんつらかったのは、授乳の時間です。

私のいた病院では、みんなで同じ部屋に行って授乳するスタイルでした。

そこで私は、ひどい頭痛と闘っていました。
目が開けられないくらいの頭痛です。

それでも、執念と根性で、子どもにおっぱいをあげる。

息子は2900gの男の子。

でも1人目なので、おっぱいはまだ開通していません。
息子もうまく飲めないみたいで、

こっちは頭痛をこらえて、必死でおっぱいをあげているのに、

息子は、すやすや寝る。

……いや、起きて? 今がんばってるとこやから。

薬を飲んだら授乳に影響するかも……と思って、
頭痛は必死のパッチで我慢していました。

最後のほうは、見かねた助産師さんが痛み止めを勧めてくれました。
もうあかん、と思って飲んだら……落ち着きました。

ちゃんちゃん。

看護師なのに、自分のことになると「我慢せなあかん」と思い込んでしまう。
今思えば、もっと早く「頭が痛いです」と言えばよかったんですよね。

※授乳中のお薬は、助産師さんや医師に相談してくださいね。

話してみると、思い出になる

あのときは必死で、怖いとか不安とか、ちゃんと感じる余裕もありませんでした。

でも、何年もたって、こうして文章にしてみると、
「赤ずきんちゃんみたいやったなぁ」と、ちょっと笑える思い出になっています。

出産の話って、意外と誰にもじっくり話していなかったりしませんか。

予定通りじゃなかったこと。
我慢しすぎてしまったこと。
あのとき言えなかったこと。
なんとなく胸に残っている、あの日の気持ち。

言葉にしてみるだけで、少し整理されることがあります。

おわりに

ココナラでは、子育てや出産のモヤモヤを、文章でお聞きしています(1,000円)。
うまくまとまっていなくても大丈夫です。
思いつくままに書いてもらえたら、それで十分。

もしよかったら、一緒にほどいていきましょう。
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