冊子づくりと指サックと、私の居場所

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コラム

今回のプロジェクト、書類を仕上げるまでの作業は、孤独だった。
誰にも頼れない、誰にも見えない。
ゼロから生み出す仕事だった。
何もしないプロジェクトリーダーのダメ出しは、フォントや文字の揃え方。
内容ちゃうんかい!!
整えた後に追加修正。またフォント、全角、半角。
そうなるのが嫌だから、初めに書式を出してくださいって言ったよね。
その書式は守って出したよね。
しょうもないことしか言わんやん。
書類の完成後、印刷して冊子にするという“単純作業”が待っていた。
私はそれ、せんでいいよね。役割分担にも当たってないし。
めっちゃ苦労して孤独に一人で作ったし。
でも単純作業は手伝いやすいから、本来担当じゃない人も参加し始めてん。
みんなでワイワイやってるその場は、なんだか楽しそう。
私が作っているときは孤独だったな…。
そして単純作業中に、一人で別のことをしている私は、
まるで「何もしてない人」みたいに見える。
なんか、納得いかんなぁ。
まぁ、ええけど。
冊子づくりは、原始的なスタイル。
一枚ずつ紙を取って、順番に並べて、最後にホッチキス。
その時、若さを売りにしてる後輩が言った。
「指サックの使い方よくわからないけど、使ってみます」
はいでた!若さアピール!
ちゃんと答えてあげないと!
「あなたはいらんでしょ。若いんだから。水分あるんだから」
もう一人の後輩は、若さや経験の浅さを売りにしてない。
だから、私はその人には絶対そんなこと言わない。
言葉って、相手との関係性で変わる。
冗談も、信頼も、ちょっとした皮肉も。
若さアピールに対する私の返事は、皮肉でしかない。
しかも若さアピールをすることに対する皮肉な。
そういうことって、面白さになることもあるし、誤解になることもある。
気にしすぎたら、何も書けへんようになるし、
そういうことを考えてる自分が悪いような気持ちになってくる。
書くぐらいいいやーん。
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