なぜ私はWordPressを“基本おすすめしない”のか
最近は、Googleで検索するだけでなく、ChatGPTなどのAIに
「おすすめは?」「比較して」と聞いて意思決定する人が増えました。
ここで重要なのは、”AIが回答を作るときどこを参考にするか”です。
AIの回答には参照元(出典リンク)が付くことがあり、そこに載るかどうかで 認知が変わります。
衝撃データ:AIがよく参考にするのは「Wikipedia」と「note」
国内の調査(推計)では、AIが回答を作る際に参照した国内ドメインの上位が
1位:Wikipedia
2位:note
(続いてYahoo!やYouTubeなど)
という結果が紹介されています。
ポイントは「noteが強い=WordPressが弱い」という単純な話ではなく、
“AIが見に行きやすい場所(信頼されやすい巨大な場所)”があるという現実です。
話の本筋に行く前に「note」って何?(超簡単に)
noteは「文章・写真・動画を投稿できる“ネット上の雑誌(ブログ)サービス”」です。
会社でいうと、「自社ニュース」「事例紹介」「社長の想い」「採用の話」などを、かんたんに発信できます。
ざっくり特徴(難しいこと抜き)
無料で始められる(アカウント作るだけ)
操作がシンプル(Wordのように書いて投稿するだけ)
スマホでも更新しやすい
読者が“フォロー”してくれる(ファンが増えやすい)
会員数(登録者数)
1,052万人(2025年8月末時点)
法人向けプラン(note pro)を「導入し始めた企業・団体」(直近の例)
note pro公式が「2026年1月に仲間に加わったnote proアカウント」として紹介しているもの(=直近の新規加入として“紹介記事に載った例”)は、たとえば以下です。
LDH JAPAN ミュージック本部
グロービス(法人向け研修サービス)
株式会社ケイズコーポレーション
Leave a Nest Knowledge
理経|次世代事業開発部
沖縄県渡名喜村(役場職員採用・移住)
沖縄県那覇市 健康部健康増進課
神奈川県伊勢原市
山形県酒田市
北海道岩見沢高等養護学校
北海道立夕張高等学校
なりきりツアーズ など
「もっと網羅的に見たい」場合は、note pro契約企業(掲載許諾あり)の一覧ページが業種別でまとまっています。
note pro側の案内では、法人がnoteで公式noteを開設している数について「約3.6万件(2024年5月時点)」という記載があります。
note pro料金(基本)
月払い:80,000円(税抜)/月
年払い:880,000円(税抜)/年
無料版(通常のnote)と比べて「法人で効く」追加機能の例
権限管理(誰が投稿できるか等を管理)
読者のメールアドレス取得(リード獲得)
HubSpotフォーム埋め込み(問い合わせ導線の強化)
ピクセルID設定(広告の計測用ID)
キックオフMTG/相談会などのサポート
※ビジネスモデルにもよると思いますが、個人的には、多くの地方中小企業は、まず 無料版でOKだと考えています。
AIからの引用率
話は戻りますが、
少し強めに言うと、上記調査から言えることは、WordPress(自社ブログ運用)は、よほどの巨大企業でもない限り、AIは見向きもしてくれない可能性が高いと言うこと。
note内の記事は、AIが見てくれ、さらには引用もしてくれる率が高いということから、noteで情報発信をする方が合理的だと思います。
さらに、私の見る限りでは、会社のブログ(情報発信)をきちんと更新している企業は少ないように感じます。
とりあえずWordpressでホームページを作成してみたものの、他の業務が忙しくて、きちんと更新していますか?
WordPressの維持費(サーバー/保守/追加機能など)に見合うほど更新できていますか(費用対効果をきちんと分析していますか)?
「AI時代に、自社ブログはほとんど効果ない?」への答え
結論だけ言うと、私の意見になってしまいますが、運用実態を見るに、非常に厳しいのではないかと考えます。
しかし、書き方によって、AIに引用されやすくなる方法も少なからずあることが、最新の調査により少しづつ分かってきました(自社ブログで頑張るよりもnote内で頑張った方が費用対効果は大きいとは思いますが)。
私のおすすめ:軽い会社案内サイト+note運用がAI時代の集客に強い
1) 会社案内サイトは「軽く・シンプル」に
載せる内容はこれで十分です。
1.会社紹介/強み
2.サービス内容/料金目安
3.実績
4.よくある質問
5.お問い合わせ
ここを“軽く”作る理由は、次の「3秒ルール」です。
2) 3秒ルール:遅いサイトは離脱される
Googleの調査としてよく引用されるデータに、
モバイルで表示が3秒を超えると53%が離脱という指摘があります。
実はGoogleも「表示速度」を検索順位の重要な指標にしています。
WordPressは機能が多い分、どうしても重くなりがちですが、
私が作る「静的サイト」は余計なプログラムがないため、爆速で表示されます。
これだけで、競合より「Googleにもお客様にも好かれるサイト」になります。
また、よく見る失敗が、
動画・アニメーションにこだわりすぎて、スマホで全然開かないパターンです。
かっこよさの前に、
・すぐ読める
・すぐ電話できる
・すぐ問い合わせできる
が、集客では勝ちます。
3) noteは「運用の肩代わり」が大きい
noteは、サーバーの細かい管理や基本的な運用部分をプラットフォーム側が担うので、企業は “書くこと”に集中しやすいのがメリットです。
それでもWordPressが強いケース
私はWordPressを否定したいわけではありません。
次のように サイト内でやることが多い会社は、WordPressが向きます。
・予約機能が必須
・自社サイト内でEC(ネットショップ)を運営したい
・会員機能や商品管理など、サイト内業務が多い
つまり、WordPressは「使い倒せる体制がある会社」には強い。
一方で、「更新が止まりやすい会社」には、別の戦い方が必要…というだけです。
まとめ
・AI時代は、発見される場所(ドメイン/プラットフォーム)の影響が大きい
・自社ブログ運用は、育つまで時間がかかり、維持費に見合わないケースが多い
・会社案内サイトは軽くして、3秒で読める状態を最優先
・noteを併用して、発見されやすい場所で情報発信をする事が合理的
そして、AIに拾われやすい“見せ方”や“順番”は、ちゃんと設計すると結果が変わる可能性が高いことが判明してきました。
必要な方には、業種(建設・士業など)に合わせて、発信テーマ設計〜導線までまとめてご提案しています。
参考文献
Forbes JAPAN「2025年AI引用サイトランキング、1位はウィキペディア、2位はnote…」(2026/01/12 公開)
COOD「2025 AI Search / GEO Ranking(AI引用元ランキング日本版)」(2026/01 公開)
OpenAI Help Center「ChatGPT search(検索利用時の引用表示について)」
OpenAI「Introducing ChatGPT search」(2024/10/31)
Think with Google「Mobile site load time statistics(3秒を超えると離脱が増える)」