後藤悟志が学び続ける理由と「現場の言語」をアップデートする重要性

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コラム
こんにちは。後藤悟志です。

PMとして10年以上のキャリアを積み、現在は課長職としてチームを率いる立場になりました。大学時代は情報工学を専攻し、技術の基礎を叩き込まれましたが、40代になった今、改めて強く感じていることがあります。

それは、「PMこそ、一生学び続けなければならない職業である」ということです。

なぜ、ある程度の経験を積んだベテランPMが、今さら「学び直し(リスキリング)」に時間と労力を割く必要があるのか。今回は、私自身の経験と信念に基づいたその理由をお話しします。

「現場の言語」をアップデートし続ける責任

PMの仕事は、一言で言えば「意思決定」の連続です。そして、その決定の根拠となるのは、常に現場から上がってくる生の情報です。

かつて私が学んだ情報工学の基礎理論は、今も変わらず私を支えてくれています。しかし、その上に載っている技術、例えばクラウドネイティブな開発、AIやLLM(大規模言語モデル)の活用、サイバーセキュリティの最新動向などは、数年で劇的に変化します。

エンジニアが「このライブラリの脆弱性が……」と言ったとき、あるいは「このプロンプトエンジニアリングの手法では……」と提案してきたとき。
PMがその本質を理解できていなければ、適切な判断は下せません。
「技術はわからないから任せる」という姿勢は、時にプロジェクトを迷走させる原因になります。

技術トレンドを学び直すことは、エンジニアと同じ景色を見るための「共通言語」をアップデートし続ける作業なのです。

後藤悟志流:インプットを「現場の知恵」に変換する学びのサイクル

私は、単に新しい知識を頭に入れるだけでは不十分だと考えています。
私の座右の銘は「人は人によって磨かれる」です。この言葉は、学び直しのプロセスにおいても非常に重要な意味を持ちます。

私が実践している学びのサイクルは、以下の3ステップです。

■ステップ1:体系的な理論の習得
まずは書籍や講座で、新しい技術やマネジメント手法の「型」を学びます。ここでは「読書ノート」を活用し、自分の既存の知識とどう結びつくかを言語化します。

■ステップ2:現場での「壁打ち」
学んだ知識を、あえて現場の若手エンジニアたちにぶつけてみます。「最近のこの技術、どう思う?」と。彼らから返ってくるリアクションや、現場ならではの苦労を聞くことで、教科書的な知識が「生きた知恵」へと磨かれます。
まさに、人との関わりの中で知識が磨かれる瞬間です。

■ステップ3:プロジェクトへの還元
得られた知恵をもとに、チームのワークフローを改善したり、クライアントへの提案に盛り込んだりします。

このサイクルを回し続けることで、40代という年齢が持つ「経験」と、最新技術が持つ「スピード」が融合し、私にしか出せない価値、すなわち「技術を理解した上での、安定したマネジメント」が生まれるのだと確信しています。

AI時代にこそ求められる「人間臭い」E-E-A-T

昨今、AIの進化によって「PMの仕事の一部も代替されるのではないか」という議論があります。
しかし、私はむしろ逆だと考えています。情報が溢れ、AIが論理的な解を瞬時に出す時代だからこそ、プロジェクトの舵取りをする人間には、より高いE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)が求められます。

特に「経験(Experience)」と「信頼性(Trustworthiness)」は、AIには代替できません。
「あの時、同じようなトラブルをこう乗り越えた」
「後藤さんが学んで出した結論なら、信じてついていける」

そう思ってもらえる背景には、絶えず自分をアップデートし、泥臭く学び続けている姿勢があるはずです。学び直しを止めるということは、プロフェッショナルとしての信頼の更新を止めることと同じなのです。

まとめ

40代は、キャリアの折り返し地点とも言われます。しかし、これまでの経験に新しい学びを掛け合わせることで、PMとしての視座はさらに高くなります。

新しい技術に触れることは、自分の世界を広げ、チームに新しい風を吹き込む素晴らしい体験です。

私自身も、これからも多くのプロジェクトや仲間たちとの出会いを通じて、学び続け、磨かれ続けていきたいと思っています。
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