いきなり問題です。話者の数が世界で一番多い言語はどれだと思いますか。
① 中国語
② スペイン語
③ 英語
正解は、③英語です。2025年現在の内訳は次のとおり。
1位 英語:約15.3億人
2位 中国語:約11.8億人
3位 ヒンディー語:約6.1億人
圧倒的に英語が1位なんですね!なぜか?
ご想像のとおり、第2言語としての学習者がとても多いからですね。英語は186カ国で使われていて、インターネット上のコンテンツの半分以上が英語というデータもあります。一方、中国語やヒンディー語はネイティブ話者が多いですが、第2言語としての広がりは限定的なんだそうです。
さて、ここからが大事です。
日本人が英語を話せるようになりたい場合、到達目標はどのあたりに設定すればいいのでしょう?
「ネイティブのように話せるようになったらいいな💓」と思いますか?
そう願うのは自由です。でも、ちょっと待ってください。上に挙げた英語話者約15.3億人のうち、ネイティブはどれくらいだと思いますか。実はたったの25%なんです。残りの75%は第2ー3言語として英語を話している人たちなんですね。
どんな英語を話していると思いますか。私は香港に合計21年間住んでいました。そのうち18年間は大人としてです。普通に生活と仕事をしました。日本人の友だちはごく少数で、友だちの出身国は20カ国以上でした。
そのうち、米国、カナダ、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどで育った人々は一般に英語ネイティブとみなされます。
それ以外の国出身の方々も英語を話せる人が多かったです。だからこそ、英語で会話して、友だちになれました💓
でも、「ネイティブのように」英語を話す人はほぼ皆無でした。発音やイントネーション、流ちょうさからして、ネイティブでないことが明らかでした。では、彼ら・彼女たちは「英語があまりできない」のか?
とんでもありません!英語をきちんと運用して、見事に意思疎通していました。仕事でバリバリ英語を使っていました。英語でジョークを飛ばしたり、英語で議論を戦わせたり、温かな友情を育んだりしていました。「ノンネイティブ」として全体の75%の中に属することは決して格好の悪いことではありません。
つまり、重要なのは「ネイティブのように」話せることでは決してありません。英語をきちんと運用できること、滑らかに意思疎通できること、なのです。
だから、同じことを繰り返すようですが、英語ネイティブでない日本人が目指すべきなのは、ネイティブのように英語が話せるようになることでは決してありません。いかにもネイティブらしい非教科書的な言い回しやネイティブが話すスラングをせっせと覚えようとするのはナンセンスです。効率の悪い時間の使い方です。
もっと生産的なのは、英語をきちんと運用できること、滑らかに意思疎通できることという実用的な目標に一直線に進むことです。
そのためには、英語での反応スピードを速め、運用力を高めるのが重要ポイントです。別のブログ記事で、「即時生成」の必要性を説いたのはそのためです。
英語で意味ある意思疎通ができる英語運用力を獲得したならば、発音やイントネーション、言い回しが少し日本人的だったとしても、さらさら気にすることはありません。世界の10億人以上はそんなふうに恥じることなく堂々と自分なりの英語を話して活躍しているのです!
さあ、胸を張って、じゃぱにーずイングリッシュでまくし立てましょう。相手は、あなたの発音とかイントネーションではなく、あなたの人となり・考え・気持ちのほうにもっと興味があって、敬意を抱いて対話に応じてくれるでしょう。